寸止め乱パ体験記

その2

 

 結構早めに行ったつもりだったんだけど、俺達2人が最後の到着らしかった。

 かなり広めの部屋で、クイーンサイズのベッドが二つ。すでに集まってた参加者で引っ付けて、一つのデカいベッドになっている。ここで6人全員が・・・と思うと、すんげえエロいよな。

 テーブルと椅子を窓辺から動かして、ベッド以外にもかなり広い空間を作ってある。

 たぶん、それって最初の「しゃぶり挨拶」とかするためだろうし、期待感もMAXになるよな。

 すでに準備は万端らしくって、サイドボードにはプッシュボトルに入ったローション3つに、ラッシュらしき小瓶が6瓶、ティッシュ5箱に水の入った霧吹きも用意してある。

 壁には今日のプログラム書いた広用紙が張ってあって、もう親切きわまりないよな。

 

 他の参加者はもうシャワーも浴びたらしく、腰にバスタオルを巻いた姿だった。

 4人のいいガタイの雄が上半身裸でいるだけで、もうエロさ爆発って感じで、俺も茂も、鼻息荒くなるのを抑えるのに必死になっちまってたんだ。

 一応、軽く挨拶はしたけど開始前にあんまり話すのもなんだからってことなのか、和彦クンが俺達にもシャワーを浴びてくるように勧めてくる。茂、俺の順番に浴びて、2人ともケツ割れ一丁にバスタオルって格好になったんだ。

 

 主催者の和彦クンが進行役。思い思いに腰掛けていた参加者が、部屋の中央の空間に集まった。最初は下着着用ってことで、それぞれ、すんげえエロい格好。

 俺と茂、和彦クンがケツ割れ、秋信さんと敏志クンが六尺褌。裕太さんは肉厚の腰に張り付いたニットトランクスにすげえ膨らみが目立ってた。

 みんなこの時点で盛り上がった布地の上から、亀頭のエラの張り具合が分かるぐらいに勃起しちまってる。そりゃあ、今から始まるコト考えれば、おっ勃っちまうのも無理ないよなあ。

 

「全員の準備が出来たようなので始めさせてもらいます。プログラムは事前に伝えた内容でやりたいと思ってるのでよろしくお願いします。

 最初に注意事項です。メッセージにも書いておいたんですけど、とにかくみんな声出して行きましょう。

 あえぎ声ももちろんなんすけど、イヤなこともはっきりお願いします。

 特に途中でイきそうになったときのギブアップはよろしくです。回りも必ず責めを止めて、一息入れさせてください。

 俺なんかもこのメンバーだと、あっという間にイッちまうかもしれないんで、そこんとこホントによろしくです。

 あ、プログラムの間、ラッシュも用意してあるので適当に使ってください。一瓶は蓋を開けっぱにしておくので、倒さないようにしてください。みんな大丈夫ですよね?」

 

 こんなタイプの奴等ばっかり揃ってて、しかもラッシュ効かせてってなると、途中でイッちまわないか、ホント不安だよな、俺。

 茂の奴も、ケツ割れの前袋、先走りがもう染み出てきてるほどだった。

 

「それでは、第一回、がちむち亀頭責め寸止め乱パ、始めたいと思います。

 自己紹介から始めます。みんなの前で身長、体重、年齢、それに自分が感じる性感帯を発表してください。その後、参加者全員で身体中の性感帯を刺激します。

 ここでは直接のチンポ扱きは禁止です。それ以外でしたら何でもいいですので、自己紹介した人の先走りがだらだら流れるぐらいにやってください。

 時間は一人、3分とします。

 じゃあ、一番年上からってことで、秋信さん、お願いします」

 

 和彦クンの誘いで、秋信さんが中央に進み出る。

 

 36になる熟れた秋信さんの肉体は筋肉の上に少し緩んだ脂肪が乗り、むっちりした陰影を作ってる。

 胸から腹にかけての剛毛が真っ白な六尺に吸い込まれてて、太股や二の腕にもびっしりと茂った体毛が雄臭さを撒き散らしてるし。口の回りを覆った髭も短髪に似合ってて、雑誌のモデルとかやっても全然イケる感じなんだ。

 

「おしっ、一番年上ってことで、俺から始めさせてもらうな。

 172センチ84キロ、36才の秋信といいます。感じるのは乳首とチンポ。あ、足とか金玉とか、体毛に触れるか触れないかって感じでさわさわヤられるのも、すんげえ感じるので、そこらへんヨロシク頼む。以上!」

 

 なんだか、明るくってすんげえ好感持てた。

 和彦クンの知り合いってことで、事前に打ち合わせはしてあったと思うけど、自己紹介のお手本って感じで、他の参加者もああいう風にやればいいんだって分かるようにヤってくれたみたいだった。

 プログラムによると、自己紹介の後、他の全員から身体中を撫で回されるワケで、秋信さん、男らしく自分の頭の後ろに手を組んで、全身みんなに預けますって体勢になってくれた。

 

「それじゃあ、みんなで秋信さんの肉体中を撫で回します。

 乱交前に、勃起させるのが目的なんですが、もう、それはいらないようですけど」

 

 和彦クンの説明にみんなげらげら笑った。メッセージには勃起準備って書いてあったけど、秋信さんだけでなくって、俺達全員、もうびんびんにおっ勃っちまってるワケだし、確かに趣旨から考えると必要無い行為になるよな。

 だからといって省略するなんてもったいないこと出来るはずもない。

 秋信さんの中年に入りかかった肉感的なガタイ前にして、全員、にじりよっていったんだ。

 

「初めてなんだ。お手柔らかに頼むぞ」

 秋信さん、強がってるみたいだけど、さすがに5人の雄に囲まれちまうと、ちょっとびくついてるみたいだった。

 

 責める側はほとんど初対面なんだけど、そこらへんは男好き同士、目と目の会話で任務分担。

 俺と茂が両脇について、乳首と脇腹。一番デカい裕太さんが後ろから首筋と腹周り。

 柔道デブって感じの敏志クンはしゃがみ込んで六尺の前袋に顔を埋めてる。

 和彦クンは敏志クンをまたぐように秋信さんの正面に仁王立ちになって、舌を絡めてキス。

 

 もちろんルール通り、ここではチンポ扱いたりは無しなんだけど、ヤられてる秋信さんにしてみれば全身の性感帯を撫で回されてるわけで、敏志クンがごりごり顔を押しつけてる六尺の前袋が張り裂けそうになるくらいに盛り上がってた。

 

 ここらあたりで部屋中に蓋開けたまんまのラッシュが効いてきた感じで、秋信さんの声もデカくなってきた。

 当然周りの俺達のノリもギアが一段階上がった感じ。

 

「うわ、すげえ、感じる。ああ、すげえ、すげえっ!」

 俺と茂、秋信さんのむっちりした胸肉の感触を楽しみながら、ちろちろと乳首を舐め上げる。茂のテクニックもかなりのもんだし、向こうが舌で柔らかく刺激すれば、こっちは軽く立てた爪でこりこりいじる。

 緩急つけた刺激に、胸だけでも相当感じるはずだった。

 自分でも乳首が感じるというだけあって、ちょっとしたこちらの変化にも敏感に身体をよじらせて反応する秋信さんが、すんげえエロい。

 

 裕太さんはさすが年が近いだけあって、首筋にねっとり舌這わせたり、耳たぶをかるく咬んだりしながら責め上げてる。俺達が責めてる乳首が乗ってる張りのある胸もデカい手のひらで揉み上げてて、自分もヤられたらって思うと興奮するよな。

 和彦クンは遊撃手って感じで、他の4人の手が届かないところをあちこち探りながら撫で回す。

 

 股間担当、一番いいポジションの敏志クンは、前袋の上からくっきり浮き出たチンポにそって爪を這わせながら、金玉をごりごり揉みくちゃにしてた。

 あんなのヤられたら直接シゴかれなくてもイッちまいそうになるようなテクニックだ。

 しかも手を離したかと思うとデカい鼻をチンポに押しつけながら、両手で秋信さんの毛深い太股をさわさわ撫で回すとか、そこらへんもすげえテクニシャン。

 秋信さんの膝、今にも崩れ落ちそうなぐらい、全身で感じる快感に震えてたんだ。

 

「秋信さんにも充分に感じてもらったみたいだし、次の人に移りましょうか。今度は裕太さん、お願いします」

 さすがに5人の責めを一身に受けた秋信さんは、ちょっと休憩って感じでベッドに座りこんでた。

 

 で、裕太さんの自己紹介。ニットトランクスの柔らかい生地が、デカいチンポに押し上げられて、肉厚の腰回りに負けない膨らみが目立っちまってる。

「176センチの最近は94キロ。34才になる裕太です。胸も感じるんスが、やっぱり一番はチンポ。しゃぶるのもしゃぶられるのも好きなので、よろしくお願いします」

 各々下着の上からだから正確には分からないんだけど、布地の膨らみから考えると参加者6人の中で一番デカそうなのが、この裕太さんだった。

 確かにアレなら、しゃぶる側も感じちまうよな、ってほどの巨根が、灰色の生地にもう染みまで作っちまってる。

 

 もちろん裕太さんも、俺達の責めに「あっ、あっ!」って、コトバにならないよがり声上げて、応えてくれた。

 途中で回復した秋信さんも加わって5人のフルメンバーで裕太さんの全身を嬲り上げる。

 がっちりむっちりの肉体は適度な弾力があって、撫で回してるこっちも昂奮しちまうほど。

 トランクスの染みから先走りが滲み出そうになり、3分を迎えた。時間にするとあっという間なんだろうけど、みんなこの状況に自己紹介する前から先汁垂らしてるので、充分な刺激なんだ。

 

 そんなこんなで3番手、俺に順番が回ってきた。秋信さんや裕太さんのよがりっぷりに負けないよう、気合い入れて挨拶する。

 

「哲雄と言います。32才、168の80キロです。今日はセフレの茂と参加しました。

 ケツ苦手なんで今日の亀頭責め中心ってのがすんごくはまりました。

 性感帯は胸とチンポ、特に亀頭ぐりぐり責められるとよがり狂います。

 こういうの初めてなんで、もうすんげえ昂奮してます。よろしく!」

 

 大声でがなるように言うと、両手を頭の後ろで組んで仁王立ちになる。他の5人が近づいてくる。

 自分はあくまで無抵抗で、他の男達に「襲われる」ような感覚、それだけですんごく感じちまう。

 

「あ、ああっ、すげえっ! すげえ気持ちいいっ!」

 茂の奴がバックに回り、脇腹を撫で上げながら首筋をねぶりあげてきた。

 下半身には裕太さんがケツ割れの前布を、ごりごり押しつぶすように揉み上げてくる。それだけでもイッちまいそうな刺激が、秋信さんと敏志クンの左右の胸への愛撫で更に増幅された。

 足下にしゃがみ込んだ和彦クンは、裕太さんと交互に俺のチンポを弄り、太股を柔らかく撫でさする。

 5人の雄達に思うがままに全身を嬲られてると思うと、3分のタイムリミットが永遠に思えるほどのものだったんだ。

 

 息も絶え絶えになるほどの刺激を受けた後、やっと解放。

 そんな感じで茂、和彦クン、敏志クンと進み、全員の自己紹介が終了したんだ。

 

「次はしゃぶり挨拶に移ります。自己紹介でおっ勃ったチンポを、今度はしっかりしゃぶり上げて味わって下さい。

 一人1分ずつしゃぶってもらい、その間他の人はお互いのチンポを捏ね回して下さい。もちろん射精はまだ禁止ですから、イきそうになるほどの刺激でなく、あくまでじっくりと責めるのが基本です。

 それでは、今度は一番年下の敏志クンからお願いします」

 

 和彦クンの進行に、敏志クンが「押~忍ッ!」とおどけた調子で応える。

 結構、みんな和気藹々ってふうで、いい感じに盛り上がってきてた。

 

 100キロ近い敏志クンがしゃがみ込む。

 他の5人が取り囲むように立つと、秋信さんが目配せして、みんな右手で隣の奴のチンポをいじり、左手は逆の奴の尻に回して撫で回す形になった。

 

 これだとチンポをシゴかれながら尻肉を柔らかく撫で上げられるワケで、待ってる間も萎えさせないために考えられた刺激法。

 

 しかもここに来て、ほいほいって感じでラッシュ回って来て、軽めにスニッフィング。

 室内に漂う開けっ放しの奴のもすげえけど、直に吸うとなると効き目も段違い。

 軽めの一吸いなので深く吸い込んだときほどじゃないけど、結構頭のてっぺんからカッとなる刺激が脊髄を下る。

 足下では、さっきの自己紹介でも泣き叫ぶほどの声を上げてた敏志クンが、突き出たチンポを尺八してる。目からの刺激もすんごいものだった。

 

「すっげえ、みんなのチンポ、美味いッスよ」

 敏志クンの上げる声が、みんなのテンションを上げちまう。

 実際、しゃぶってる方も自分の回り中がチンポだらけなワケで、すんげえ昂奮するらしかった。

 

 一分ずつってことで、5分ぐらいで選手交代。和彦クン、茂、俺、裕太さん、秋信さんって回ってここは終了。

 交代のときやらナニやらで、結局40分ぐらいしゃぶりしゃぶられって感じだった。

 この間、どのチンポも誰かの手か口で弄られてるワケで、まさに萎えるヒマも無いって感じなんだ。

 先走りかそれともしゃぶってた奴の唾液か分からないぐらい下半身はぐちょぐちょで、そっから立ち上る雄臭え匂いがラッシュと相まって皆の昂奮を更に高めてるようだったんだ。

 

「結構盛り上がって来たッスよね。ちょっと休憩しましょうか。

 息上がってる人もいるので・・・」

 

 ここまで勃起準備の自己紹介としゃぶり挨拶とやらで、一時間近く経ってたんだ。

 

 確かに一番デカい敏志クンとか、もう肩で息してる感じ。

 開けっ放しにしてある小瓶のせいで、部屋中にあの特有の刺激臭が充満してる。それだけでもむらむらくるのに、ガタイのいい奴等がこんな状況でサカリあってるとなると・・・。

 ベッドや椅子に思い思いに腰掛けながら、やっぱりお互いのチンポに手が伸びちまうのは仕方ないよなあ。

 

「それじゃ、いよいよ第一次乱交始めたいと思います。ここでは籤で一人選びます。選ばれた人は他の5人から何をされても拒めません。

 他の人は当たりの人を責め上げて悶絶させるぐらいの気持ちでやってください。

 一人5分間ずつ行います。

 当たりの人は5分経過後、次の人を指名してください」

 

 和彦クン、こういうの慣れてるようで、てきぱき指示を出す。

 やっぱり乱パって途中でだれちゃうとおもしろくないので、プログラムって大事だよな。仕切役がちゃんとしてるとみんなのノリも違うし・・・。

 そんなこんなで、最初のクジの当たりは、俺のダチ、茂の奴だった。

 

 二つのベッドをくっつけた広い空間に茂が大の字に寝かされる。

 両手両足を押さえるように4人が取り巻くと、大きく広げられた両足の間には一番年嵩の秋信さんがでんと座ったんだ。どうも、秋信さん、茂の奴がモロイケらしくって最初から狙ってたらしかった。

 

「茂クン、いいチンポしてるよな。イッちまわないよう、がんばれよ」

「押忍ッ! 俺のチンポ、根性入れて下さいッ!」

 秋信さん、スケベそうに笑いながら茂に声かけてる。

 茂の奴は茂の奴で、完全に体育会のノリになっちまってやがる。先輩後輩プレイとか、あいつ好きだし、モロそれに嵌っちゃってる感じなんだ。

 

 俺と敏志クンが両手と上半身担当。

 茂の奴、最初の自己紹介でも「耳が感じます」って言ってたんだけど、俺とのプレイのときでもホントにちょっと息吹きかけただけで、すんげえヨガるんだ。

 敏志クンに目配せして、2人ともいきなり両耳を責めることにした。

 

「ああっ、ダメッス! ダメッスよ!」

 なんとかはねのけようとする茂の動きも、4人にのし掛かられてると逃げようが無い。

 チンポ扱かれるような射精に直線的に登りつめていく刺激と違って、身をよじっても逃れようのないような、そんな全身への刺激。

 それが同じ雄同士の感じる部分を知り抜いた連中からヤられるんだから、感じないはずがないんだ。

 

 俺と敏志クンで頭をがっちり押さえ込んで、両耳をちろちろ舐め上げながら息を吹きかける。ときには耳たぶ全部を唾液でぐちょぐちょの口の中に咥え込んで、ジュルジュルと啜り上げる。

 もちろん、胸もぽっちりとした突起を唾液をつけた指先で、ぬるぬるとさするのも忘れちゃいないし。

 下半身の方では右足についた和彦クンは太股をさわさわ撫で回しながら、へそ下のもっさりとした茂みをついばむように舌と爪先で嬲り上げてるんだ。

 裕太さんは左足を抱え上げると、なんと足の裏をべろべろ舐め上げてる。あれ、すんごく効きそうで、自分がヤられたらと思うと怖くなるほどなんだ。

 秋信さんは、もちろんチンポ担当。ちらちら眺めてると、片手で茂のふぐりを押し上げながら揉みほぐし、チンポの先端はぐりぐりといじってるらしい。

 ときどき両手をぱっと離して、太股の内側を爪先でくすぐるように撫で上げたりしてる。

 

「あああっ! 感じるっ! 感じるよっ!」

 たった5分といっても、全身を責められる側にとってはすんげえ長いらしくって、茂の奴、上げ続けたヨガり声で喉が枯れそうになってる。

 

 タイマーがピピッと鳴って、責めの5分間終了。

 茂の奴、起きあがる気力も無いほどだったらしく、ぐったり横たわって息を荒げてるだけなんだ。

 それでも、もっさり茂った下半身では張り切った亀頭をてらてら光らせながら、鎌首振り立てたチンポが湯気を上げそうな勢いで勃起してた。

「萎えてるヒマもない」ってのがまったくコトバ通りに、次から次へとスケベなことが起こってる。

 

 茂の指定は案の定、俺になった。

 覚悟を決めて横たわったんだけど、5人の雄達がゆっくりと近づいてくるだけで、すんごく昂奮する。俺もやっぱり茂と同じで、4人が手足と一人がチンポって感じでスタンバってた。

 茂と秋信さんが仲良く上半身。チンポ担当に敏志クンのデッカいガタイがどっしりと座り込む。和彦クンと裕太さんが両足に手をかけた。

 

「へへ、哲雄さん、哭き入れてもらいますからね」

 敏志クンがそのデカい手のひらにたっぷりとローションを取ると、チンポに手をのばす。

 一斉に蠢きはじめた全員の舌と指先に、俺の肉体は跳ねるように反応した。

 

「うああああっ! すげえっ! すげえっ感じるっ! 感じるよ!」

 

 茂のヨガり声と同じことわめいてる俺がいる。

 雄同士だからこそ分かる快感の「ツボ」を5人から一斉に責められると、もう声を出すまいと堪える努力なんか、まったくの無駄になるほどの刺激なんだ。

 チンポ担当の敏志クンも、たっぷりと垂らしたローションを分厚い手のひらで亀頭にゆるゆると塗り広げるだけの刺激を続けてる。

 俺が肉体をよじらせて逃れようとしても、4人に押さえつけられた手足はびくともしない。

 思わず腰を引きたくなるほどの強烈な快感にも、硬いマットレスが邪魔して、かえって腰を突き上げてしまうほどに身をよじってしまう。

 そんな俺の悶える様が、一層みんなの昂奮を高めることになるだけなんだ。

 

 ここでは第一次乱交って名前の通り、「イかせない」って決まりがあるだけで、ありとあらゆる責めを受けることになる。

 亀頭をぬるぬるとヤられ、腹筋に力を入れて堪えようとした次の瞬間には、小刻みに軽いシゴきが加わる。

 乳首の回りをちろちろと焦らすような動きをしていた舌が、突然痛みを伴うほどのするどい歯の刺激に変わる。

 太股をさわさわと撫でさすっていた指先が矛先を急に変えると、脇腹と下腹部の茂みを撫で上げるように蠢く。

 声を上げようとする口が秋信さんの唇にふさがれると、ぼってりとした舌先で歯ぐきにまで快感を送り込まれる。

 

 5人の雄にもてあそばれるということが、ここまで全身を快楽漬けにしてしまうのかと、ホントにびびっちまうほどだったんだ。

 

「ああああ、ギ、ギブアップだっ!」

「はい、そこまで! 哲雄さん、5分ギリギリっしたね」

 もう堪えきれない、そう思ってギブアップを伝えようとした瞬間に和彦クンのタイムアップの声が聞こえた。

 全身を撫で回していた5人分の刺激が一斉に途絶える。まさに「イく寸前」で取り上げられた刺激に、先走りをだらだら流しっぱなしのチンポが、俺の意志とは関係なくびくびくと亀頭を振り立ててたんだ。

 

 一息ついた後、次のターゲットには俺のチンポをいいようにいたぶってくれた敏志クンを指名。

 170センチに98キロってのは参加者の中でも一番重い。

 上背だけなら6人の真ん中ぐらいだけど、100キロ級となると敏志クンぐらいかな。

 といってもだらしない太り方とは違って、いかにも柔道やってました、って感じの体格なんだ。これまでの雰囲気だと敏志クン、ありがたいことにこの俺がタイプらしかった。

 

 もちろん、俺も参加者の中で一番デブい彼には最初から目をつけてて、なんとなくいい感じ。といっても、今回はあくまで「全員と、公平に」ってことだから、2人だけってのは後でまた個人メッセででもってことになるよな。

 

 自己紹介でちょっと恥ずかしそうに「全身感じます」って言ってた敏志クン。この第一次乱交では、その言葉、みんなで試そうって感じになって、チンポより5人総掛かりで全身を爪立てた指先で撫で回すことに。

 案の定、ガタイに見合う大声を張り上げながらヨガり狂ってくれて、周りも大満足。

 もっとも本人は最後にはヨダレと涙で顔ぐちゃぐちゃにするほどの快感らしかったんだけどね。

 後で聞いたら「もう少しヤられてたら、力にまかせて誰か殴ってたかもしれない」とか言ってて、ちょっとこっちもびびっちまったけど、まあ、それほど感じてくれたってことだよなあ。

 

 次は和彦クン。和彦クンは和彦クンで、茂の奴と同じように体育会系のノリで「いいッス、感じるッス」って連発。それでも結構余裕で5分をクリアしたのはさすが主催者って感じだよな。

 最後になった裕太さんには、チンポ担当の和彦クンがすげえ責め具合で、2回のギブアップの声があがったほどだったんだ。

 裕太さん、170センチに94キロ。

 見るからに熊系って感じで胸から腹、尻肉も含めて全身すんげえやらしい剛毛で覆われてるんだ。

 しかも参加者一のデカいチンポの持ち主。長さももちろんそうなんだけど、持ち重りがあるっていうか、なんていうか、とにかく「デッカい」ってのがみんなの一番の感想。そのずる剥けのデッカい奴を和彦クン、すんげえ美味そうにしゃぶりあげるんだよな。

 

 どうも和彦クン、裕太さんが一番イケてるみたいで、尺八でねっとりしゃぶりあげたと思うと、たっぷり雄汁溜まってそうな裕太さんの金玉をべろべろねぶりあげる。

 ときには片方ずつの玉を口いっぱいに頬張りながら、ローションまみれにした亀頭をぬちゃぬちゃ刺激したりって具合。

 もちろん俺達他の4人もかなり頑張ったつもりだけど、ここは和彦クンのテクニックで哭きが入ったって感じだった。

 

 こんな感じで、第一次乱交は終了。結局なんやかんやと休憩入れたりしてたので、これだけでもやっぱり1時間以上かかっちまってた。

 だいたい、こんな責めヤられた直後に、さあまた次の人に、ってはいかないもんな。

 俺も含めてみんな、しばらくは天井見上げて、息落ち着かせるのに時間かかっちまうって具合だった。

 

 さすがに最初の時間配分と時間がずれてきちゃってるらしく、和彦くんが秋信さんとちょっと相談してた。

 で、プログラムを少し変更するってことになったんだ。