雄渾寮の四季

その1

 

 ちわッス、みなさんお久しぶりッスね。「太っちょコージ」こと、坂口浩治です。俺が入団しちまった、大学の男声合唱団のハナシ、覚えてますか?

 

 入団式とか夏合宿の様子は俺や同じ一回生の雄三から聞いてるはずですから、みなさんもご存じッスよね。俺達、文字通り男だけで合唱やってるんスけど、その団の寮では何と50人近い二十歳前後の雄達が、合唱のための声と心を合わせるために、素っ裸で生活してるってワケッス。
 あ、俺、なにげに「素っ裸」って言いましたけど、俺達の寮、実は一年通してフルチンで過ごさなきゃいけないって決まりがあるんです。
 俺達一回生も入団初日から先輩達に着ていた服を寄ってたかってはぎ取られちまって、いきなりすっぽんぽん状態。最初は俺もビビったんスが、実際にはすぐに慣れちまいました。
 名目としては腰をベルトで締め付けてると呼吸がどうのこうのとか言われてるんですが、色々ウチの団の中で経験してきた俺としては、やっぱりみんなスケベのためかとこの頃は思っちまうところッス。
 だいたい体力精力に溢れかえった雄が50人近くごろごろしてりゃあ、まあ色々あるってのはみなさんにも分かってもらえるッスよね?
 四六時中若い雄どもが素っ裸でいるわけッスから、男の生理現象で下半身がおっ勃っちまうってのもみんなに丸分かりッス。しかも性欲だけは旺盛なヤり盛りの連中が何十人も共同生活してるワケッスから、それこそ一日中、寮のあちこちでびんびんにおっ勃ったチンポの展覧会になるわけッスね。もちろん、そんなの隠すような不調法な奴は1人もいないってのが俺達の誇りでもあるんですが。
 で、今日はそんな俺達が素っ裸で毎日を送ってるサークル寮、一応「雄魂寮」(ゆうこんりょう)って呼ばれてるトコの話ッス。

 

 大学のサークル寮ってどこも同じかと思うんスが、結構同性同士の肉体的接触って多いみたいなんスよね。俺達の合唱団でもしかりで、入団した初日から裸の男同士が接触しまくりだったワケなんです。
 もちろん普段の練習は厳しいッスよ。そこらへん勘違いしないんでほしいんですが、その分、返ってフリーの時間はみんなスケベになっちまうってのはあるみたいなんです。
 もっとも俺達の団って、体育会によくあるような「一回生は奴隷扱い」なんてのは全然無くって、結構先輩方とも和気あいあいやってるッス。練習中に気を抜いたら、すんげえヤキ入れられるんスけど、そこらへんは何か目標持ってやってる集団なら当たり前のことッスよね。

 

 あ、俺の自己紹介まだでしたね。毎日の筋トレで最近はちょっとバルクアップしたかと思うんスけど、172センチの84キロ、高校時代は陸上部で砲丸投げとかやってた雄一匹ッス。パートはベースって言って、男声四部合唱のときの一番低音になるとこです。まあ、47人の団員の声を支える、縁の下の力持ちってとこッス。
 同じ一回生のダチ、雄三の奴はバリトンって言って下から2番目に低いパート。後は高い方からトップテナー、セカンドテナーってあって全部で4つのパートに別れてるンスね。
 団全体としては、各学年10人ちょっとずつで、今年は総勢47人。俺達一回生は12人で先輩方に日々鍛えられてるって寸法です。
 練習は月、水、金の週三回、夕方5時から8時まで。筋トレ、発声は寮で朝晩毎日って感じです。
 寮の部屋はだいたい一回生から三回生までがほぼ1人ずつ、計3人で一緒になってるとこがほとんどッス。四回生の大先輩方は、一人部屋だったり二人部屋だったりするんすが、俺達一回生にはまだまだ上の先輩方の訓育が必要ってことッス。
 もともと四人部屋として作られてるらしくって、二段ベッド2つと机が4つ、部屋の中央には炬燵が充分におけるくらいのスペースもあって、結構ゆったりしてるッス。そんな部屋で各々一回生は、先輩方直々に自分の肉体をすべて指導していただくってワケッス。

 

 夕方、講義が終わってからある普通のレッスンのときは、普通に楽譜見てピアノで音取って・・・って感じなんスが、これがいざ部屋に戻ってからの練習になると、いかにも雄同士の・・・って感じになっちまうんです。
 練習終わって、学食で飯喰って・・・、だいたい寮にみんな9時には帰ってくるんスね。別に平日は何か拘束されるってワケでもないので、風呂入ったり酒飲んだり、まあ後の時間は各部屋で自由に過ごすことになるッス。先輩達は結構筋トレとか自主的にやってるので俺達も色々教わりながらやってみることもあるッス。

 

 俺の部屋は三回生の深浦先輩、二回生の大岳先輩と一緒の3人部屋ッス。
 深浦先輩はトップテナーで団全体のマネージメントを担当してて、176×82のガッチリ型。俺ら団員の筋トレメニューとかも管理してるッス。その分練習では厳しいンスが、普段は俺達一回生みたいな下の者にもすんごく色々気を遣ってくれて、俺、尊敬してるッス。副団長の倉田先輩ほどじゃ無いんスが、深浦先輩も毛深い方で、胸毛から腹、股間から太股に鬱蒼と茂った体毛がすんごくスケベに見えるッス。
 大岳先輩は俺の所属するベースのパートリーダーでもあるんス。声もすごくよくって、ソロパートも歌ったりしてるッス。次期団長候補って言われてるぐらい統率力もあって、これまた俺の憧れの先輩ッス。団内で一番デカくて182×103の堂々たる体格。寮の屋上での筋トレと日焼けが日課で、肉と脂肪の付き具合がすんげえいやらしくって、先輩が隣にいるだけで、俺、もやもやしてあっというまに竿がおっ勃っちまうほどッス。
 もちろん、寮内では何一つ身に付けることが無いワケッスから、部屋でもこの3人の雄が素っ裸でごろごろしてるってワケッス。

 

 これからの俺のハナシ聞いて「学生の本分は勉強やろう」とか言いっこ無しでお願いするッス。大学の音楽系の部活って、合唱に限らずほとんどが「体育会系文化サークル」とか呼ばれる歌バカ、合唱バカばっかりの集まりなんスから・・・。
 初日の今日は、俺達の団特有の色んな「訓練」の話しから始めさせてもうらうッスね。

 

ケツ穴締め・基礎訓練①

 

 のっけからすんごいスけど、「ケツ穴締め」の訓練ッス。でも、これって実は普通の合唱団とかでも使われてる言葉だったりするみたいです。もっともママさんコーラスとか市民合唱団だと「お尻をきゅっと締めましょう」とか「肛門を締めるような感じで」とかなんスけど、ここまでストレートな表現ってのは男声合唱特有のものかもしれませんね。
 最近はそうでも無いらしいんですが、日本の合唱ってもともとドイツ風の歌い方が主だったらしいッス。それだと頭声発声とかいって顎を引いて肛門を締めて・・・ってのが歌うときの姿勢を表すらしくって、そこらへんから来てるらしいんですよね。
 ウチの団でもドイツ語のリーダシャッツとか歌ってるので、まさに「ケツの穴を締める」ことそのものが訓練になってるワケッス。

 

 俺達一回生が入団した初日に指導されたのも、この「歌うときには自分のケツ穴を締めるように意識する」ってことなんですね。
 こういうのって高校のときとかに合唱やってた奴とかは分かってるんでしょうが、俺や雄三みたいに合唱なんてのは初めてって奴が多くって、そのためにも実際に身体で覚える方法を先輩方から教わったんです。
 これって男にとって一番分かりやすいのが、「自分のチンポをびくっとおっ勃てるようにすると、ケツの穴も締まる」って感覚を身につけることなんスね。
 みなさんも男だったら小便終わってしずく切るときとか、センズリの後に雄汁出し切るときとか、自分のチンポに力入れますよね。あれ、実際にはケツ穴周りの括約筋とチンポをおっ勃てる筋肉とがどっか繋がってるらしくって、前を意識すると後ろも締まるって具合らしいッス。

 

 入団式でこの「ケツ穴締め」を初めて教わったときの話しは雄三から聞いてると思うッスけど、いきなりマッパにされてびくついてる俺達を抱きかかえるように先輩が寄り添ってくるんです。
 右手はおっ勃ったチンポをぐっと下げるように金玉を揉まれ、左手では自分でも直に触れることなんかほとんど無いケツの穴に指を添えられるんです。
 その状態で自分のチンポに気合いを入れると、否が応でもケツ穴に添えられた先輩のぶっとい指を、俺達の尻肉がぐぐっと締め上げることになるンスね。
 その度に先輩が指先を穴奥に沈めそうになるし、右手ではやわやわと金玉は揉み上げられるし、俺もう、この訓練だけでイきそうになっちまうくらいのすんげえものだったんです。

 

 この自分のチンポをびくびくおっ勃てる訓練を、寮では朝晩最低50回、練習の日には発声の前に全員で100回はやります。
 普通に合唱やってる人とかそんなことないのかも知れないンスが、ウチの団みたいに年中素っ裸でいる連中がコレやると、もう、何十人という雄達がチンポびくびくさせるのを目の前にすることになるワケッス。そうなると、色気盛りの雄連中のチンポは50回をやり終わるころには、カマ首振り立ててのピン勃ちになるって寸法です。
 練習の初めっからこの状態なんスが、しかも練習中はこのおっ勃ったチンポを萎えさせちゃいけないっていう団内の暗黙の決まりもあるんスよね。
 緊張感を維持するため、とか教えられるンスけど、これって、結構シビアッス。もっとも萎えちまったからといって、怒鳴られる、とかヤキ入れられるってワケでも無くて、近場にいる先輩がシゴいて俺達の気合いを入れ直してくださるって感じッス。

 

 でもこの訓練って、歌うときの身体構えを覚えるためであるのはもちろんなんスけど、実は自分のケツ穴の締まり具合を自由自在にコントロールする訓練にもなってるンスね。
 入団して一ヶ月もすると、ケツ穴の締め具合もだいぶうまくなってきます。俺が最初に締め具合を検査してもらったときは、パート練習が終わってベースパートの連中と一緒に風呂に入ってたときなんです。
 そう、先輩方が毎日の訓練の成果を、風呂場で直接俺達の汚ねえケツに直接指を突っ込んで確かめてくださったってワケなんです。

 

 寮の風呂はさすがに全員いっぺんに、っつーのは無理っすけど、20人弱ぐらいなら一度に入れるぐらいにデッカく作ってあるんスね。
 で、あのときは10人ぐらいが一緒に風呂に入ってたと思います。

 

 俺の同室でもあるパートリーダーの大岳先輩が「今日は浩治のケツが毎日の訓練でどのくらい締まるようになったか試してやろうぜ」って、他の先輩方にも声を掛けたンス。
 一年坊主の俺がその声に反論出来るはずも無くって、俺、先輩の指示にすぐに従いました。前に他の同級の奴がやっぱり同じ検査受けたのを見てますから、洗い場の壁に両手をついて、自分のケツを先輩方に突き出すように前屈みになったッス。
 大岳先輩、そのでっかい肉体で後ろにどっかり座ると、まずは両手で俺のケツをじんわり揉みほぐしてくれたッス。
「さすがに高校まで運動やってた奴の尻は締まってるな。ケツ穴締めの成果見てやるから、しっかり締めてみろ」
 そう言った先輩、石鹸でぬめり付けた指先を、ぐいっと俺のケツ穴に捻り込んだッス。その瞬間、異物感と痛みで一瞬身体を堅くしちまったんですけど、よく考えたら指ぐらいの太さのクソとか、よくやってるンスよね、俺。先輩が最初の痛みが和らぐのを待ってくださってるのが分かると、俺、自分から「先輩、俺のケツ穴、確認お願いします!」って大声で吠えてたッス。
「よし、いい根性だ。リズムに合わせて締めてみろ」
「押忍っ、行きます!」
 俺、自分のケツ穴、「1、2、3・・・」って寮中に聞こえるような大声で数えながら締め上げ始めたッス。その度に俺の尻穴が先輩の指を締め付けるワケッス。
 もちろん俺のチンポも一回ごとに太さを増していくっスから、10回も締め上げをやった頃にはこれ以上デカくなりようが無いってくらいにおっ勃っちまってるんです。
 先輩、左手を前に回すと勃起をぐいぐい握りしめて、こっちの勃ち具合も確認してくださいます。結局コレって、先輩の両手が俺の前立腺とチンポを同時に責めることになっちまうんスね。100回も締め上げを繰り返す頃には俺の先汁がだらだらと先輩の手から流れ落ちるほどになっちまいました。もう、こうなると、発射まで秒読みになっちまってます。
「よく締まる、いいケツしてるぞ、コージ。もう一息だ、ガンバレ!」
「137、138、139・・・、大岳センパイっ! このままだと、お、俺、イッチまいます!」
「150まで耐えろ! コージ、男、見せてみろ!」
「押忍ッ! 146、147、148、149、150、ああッ、センパイ、イくッ、イッていいッスか?」
「よしッ! イけッ! イけッ!」
「あッ。ああッ、俺、イくッ、イきますッ!」

 

 俺が150を数えたとき、先輩の指が金玉の裏側にぐっと押しつけられた感触が分かったッス。その瞬間、俺、前の鏡に何度もしゃくり上げるように雄の樹液をぶちまけてました。射精のたびにがくがくって膝が落ちそうになって、チンポを握りしめた大岳先輩の手のおかげで、俺、どうにか両足を踏ん張ったまま、男、見せることが出来たってワケッス。
 この日は俺を皮切りに、3人の一回生のケツ穴検査が行われたッス。
 もちろん全員がイくまで締め上げを繰り返させられたワケッスから、風呂場の中には雄汁特有の匂いが充満することになったッス。他の先輩方もおっ勃った自分のチンポをシゴキながら検査を見ておられたので、各々の部屋に帰ってからどんなことがあったかは想像するとすんごいことッス。

 

 普段の寮生活の中ではこんなふうな検査ばっかりだったんスが、夏合宿初日のケツ割儀式では、先輩方の肉棒で直に見てもらうことになったんス。
 あのときは、雄三と俺とが、尊敬する団長と副団のお二人に、ケツ、割ってもらったッス。今でも思い出しただけで先汁が浮かぶほどなんスけど、そのとき話は前にやったのでそっちを思い出して欲しいッス。

 

腹筋鍛錬・基礎訓練②

 

 昔から音楽関係の連中ってのは、腹筋の鍛錬が必要だったらしくって、ここらへんは高校とかの合唱部とかでもよくやられてるみたいッスね。
 実際、最初に腹筋やれって言われたときは、俺も高校まで陸上やってたワケッスから、何てことないって思ってたワケッス。ところがどっこい、って具合で、腹筋は腹筋でも、ウチの団だとこれまた一風変わったやり方で訓練することになったッス。
 腹式呼吸で一定の音量で長いフレーズを安定して歌うためには、腹筋にも持続力がいるんスよね。いわゆるへそのぞき、シットアップはもう基本中の基本でそれこそ何百回でもやらされるんです。で、それ以外に腹筋の緊張を持続させるためにやられるのが、足上げ腹筋って奴なんです。
 これ、仰向けに横たわった格好で腹筋に力を入れて背中をぴったり床につけるんです。で、そのまま両足を少し持ち上げた格好を維持するっていう、なんだか文字で書くと簡単に思えることなんですね。
 まあ俺だっていくらか鍛えてるッスから、普通にやる分なら結構根性見せることが出来るンス。ところが、寮の部屋で先輩方の指導の下に行われたのは俺が高校の部活でやらされてたのとは次元が違うほど、「キツい」ものだったんスよ。

 

 部屋で大岳先輩から言われて横になった俺は、先輩の命令通り、早速腹に力を入れて足を持ち上げたッス。もちろん、この時点でも発声練習と同じくケツ穴締めやってますから、俺のチンポもビンビンにおっ勃ってるワケッス。最初の頃はすんげえ恥ずかしかったこの格好も、今では逆に憧れの先輩方に見られてるって思うだけで昂奮するようになっちまったッス。
 で、深浦先輩がストップウォッチ持ち出して時間を計るのは当たり前のことなんスが、大岳先輩の方が、俺の下半身をシゴき始めたんです。
 もちろんそんな状態でシゴかれたら思わず、俺、「セ、センパイッ、ヤバいッスよ」とか言っちまったんスけど、大岳先輩、にやにや笑いながら言うんです。
「俺にシゴかれてイくまで、足下ろすんじゃないぜ。最低でも15分は楽しませてやるから、その間、しっかり足上げとけよ」
って。
 と、いうことは、先輩のシゴき上げに俺のチンポが雄汁を噴き上げるまでは、足上げ腹筋を続けなきゃいけないってことなんスね。
 普段なら、大岳先輩のゴツイ手で握られてるって思うだけでイっちまいそうになるほどの刺激なんスが、腹を緊張させて足を落とさないようにするだけで、かなり昂奮がセーブされちまうんです。

 

 俺だって自分でセンズリするんなら、それこそあっという間にシゴキ上げてイッちまうことなんか簡単なんス。ところが、先輩、俺の反応見ながらシゴき上げる手の動きに緩急自在をつけて、俺の昂奮をずっと一定レベルで保とうとするんです。そうなると当然俺はなんとかイくまでは足を降ろせないワケで、この鍛錬を続けていけば自然と腹筋が鍛えられるってことになってるわけッス。
 先輩、自分も通ってきた道っすから、俺のぎりぎりの限界ってのをすんげえよく分かって下さってるんです。で、そのぎりぎりよりちょっとだけ先延ばしにシゴきをコントロールされちまう。
 もちろん最後には足上げたまま、すんごい体力使って汁を噴き上げるワケッスけど、日を経るに連れて射精までのタイムが上がっていくのが実感出来るンスね。

 

 しかもこの鍛錬で身を持って体験出来るのが、「雄汁の発射自身も、腹筋をすんごく使ってる」ってことなんスね。これ、みなさんも椅子とかに浅く腰掛けて、実際にセンズリ掻いてみてください。イく瞬間、すんげえ腹筋の緊張があるってのが分かってもらえると思います。
 俺達の団で、毎日何人もの雄達が雄汁を絞り取られているのも、実は先輩方の鍛えによるものだってのが分かったのも、この鍛錬の意味を教えられた頃だったッス。