蝉時雨

 

盆休みに呼び出された教材販売員の三太は、蝉の声の降りしきる中、職員室へと向かう



20年以上も前にはなりますが、以前のサイトのときにリンクを貼らせていただいていたHさんとの共作で書いた作品です。

最初の掲載時のものに少しだけ手を入れてます。

 

当時はHさんが私を主人公に書いてくれた作品に手を入れさせてもらい、各々のサイトにアップしてました。

自分が苦手なウケ目線からの描写、さらにそれが自分を主人公にして書いてあるというので、興奮&感動したものです。

Hさんの原作から会話をネイティヴの熊本弁に変えたり、学校に関する情報を挿入したりしました。

また蝉の鳴き声の印象を強化し、Hさんの方の原題の「営業マン三太の一日」から「蝉時雨」へと変更した覚えがあります。

 

Hさんはその後、ある事情でサイトを閉じられ、その後の連絡が付かなくなりました。

そのため今のサイトでアップするのをためらっていたんですが、20年以上も前という年数的にももういいかなという思いと、当時の読者であった何人の方々からの要望もあり、今回公開することにしました。

 

万が一、Hさんがサイトやツイッターを見ておられたら、また連絡をしていただければな、と思っています。