雄渾寮の四季

その8

 

 ・・・それからどうなったって?
 こっから先、俺の反応を文字にすると、まるで動物みたいなわめき声しか書けないことになるッス。
 最初、布団に寝かされた俺の股ぐらに、大岳先輩がどっしりと腰を下ろすと、俺の下腹部と先輩のぶっとい両手にローションをたっぷりと垂らしてきたッス。俺、それだけでイッちまいそうになるぐらいの刺激だったッス。
 倉田先輩が俺の頭をあぐら掻いた先輩の股ぐらに乗せてくれて、俺の両手を持ち上げるように抱えてくださいました。先輩の股間から漂ってくるさっき出したばっかりの雄汁の匂いと、何とも言えない「雄」の匂い、その二つが混ざり合って俺の勃起を一回りデカくしちまいます。団長の太田先輩は、俺の胸板に膝立ちでまたがると、ぶっといチンポを俺がしゃぶりやすいように口元に持ってきて下さったんスね。
 ここまでだと、俺、ホントに「ご褒美」もらった感じだったッス。倉田先輩の股ぐらに頭埋めさせてもらって、大岳先輩にチンポいじってもらい、太田団長のチンポを口に出来る・・・。こりゃあ、確かに一番を取った甲斐があったって、内心思ったほどだったんス。

 

 ところが、そう思ったのも束の間でした。
 俺からは団長の巨体で見えないんスが、俺のチンポ、大岳先輩にみっしりと握られ、ヘソに張り付こうとするほどの勃起を無理矢理足の方に押し下げられたんスね。
 それだけでもすんげえ刺激だったんスが、その直後に、大岳先輩から声がかかったんス。
「よし、亀頭責め始めるぜ。覚悟はいいか、浩治?」
 先輩の言うことにさからえるワケなんかないですし、俺、とにかく「押忍ッ!」って応えたっス。
「押忍ッ!、いつでもいいッスよ。ヤって下さい、大岳先輩!」
「よし、泣き入れるなよ!、浩治ッ!」
「押忍ッ!」
 俺が応えた直後、ぬるっぐちょっ、とローションまぶされた亀頭が先輩の手のひらでこねくり回され始めたッス・・・。

 

「あが、ぎ、ぎぎ、あひいッ! 先輩! ダメッス、ダメッス・・・」
 そっからの俺、吼えまくり。ほとんど獣並みになっちまってました。
 倉田先輩と太田先輩が上半身をがっちりガードしてたのは、自分たちの快感の追求はもちろん、俺が身をよじらせて下半身のすさまじい刺激から逃れようとするのを抑えるためだったんス。
 初めて味わう亀頭責めの快感は、全身にかかる先輩方の重みもはじき飛ばしてしまいそうになるほどの刺激で、下半身の一点から脊髄を通って、肉体全体で感じるほどのすんげえものでした。
 俺のまだまだ鍛えが足りないチンポが、先輩方の熟練の手のひらの蠢きから逃れられるはずもないんです。股ぐらに陣取った大岳先輩はあくまでゆっくり、ローションまみれの手のひらで亀頭を撫でさするだけナンすけど、もう受けてる俺に取ってはすんごい刺激なんスね。
 シゴき上げやしゃぶられたときのような、直接「イきそうに」なる刺激とは違って、とにかく身を捩って大声を上げなきゃならないほどの、「切ない」刺激、とでも言うような感じなんス。
 5分、そうたったの5分ぐらいヤラレただけで、俺、もう全身くたくたになるほど悶えまくってました。そして俺が肉体をよじって悶えれば悶えるほど、倉田副団や太田団長も、全身に密着している肉の塊が蠢くことになるわけッス。
 大岳先輩はさすがにチンポいじるだけッスから、いい加減飽きてくるはずなんスよね。そんなこんなもあってかだいたい15分ぐらいで先輩方が場所を交代して責めてくださるッス。その度に俺の方は手とタイミングが変わって新たな刺激に雄叫びを上げることになっちまうんですね。

 

 もう声も枯れちまうぐらい、よがり声と悲鳴を上げ続けたッス。自分ではもう自分のチンポが勃起してるのかすら分からなくなるぐらいの快感に身をよじり続けていると、やっと団長の太田先輩から声がかかったッス。
「1時間、よくがんばったな。イかせてやるから、思いっきり出せよ」
「お、押忍ッ! あ、ありがとう、ご、ございますッス!」
 俺、ナニがナニやら分からない内に返事だけはしてました。
 それまでは布団に横たえられていた俺の肉体が、太田団長の太股に下半身を乗り上げるようにぐっと持ち上げられたんです。
 太田先輩、正座した膝に俺の下半身を乗せ、ぶっとい掌で俺の蒸れ上がった肉ザオを握り締めます。大岳先輩、倉田先輩は左右に陣取り、俺を両側からデッカい肉体で挟み込むように横たわります。こうなると、俺の全身が先輩方のすんげえ肉体に包まれるような感じになるんです。
 3人とも、汗とたっぷり使ったローションで全身がつかみ所も無いくらい、ぬるぬるぐちょぐちょになっちまってます。そんな状態で、チンポをシゴかれ、全身を愛撫されたら・・・。
 太田先輩、ローションまみれの左手で俺の亀頭をさんざん責めながら、右手ではこの1時間で初めての竿シゴき、センズリ動作をやってくださったんです。

 

「あ、あっ、ああっ、先輩、俺、すぐ、そんなされたら、すぐ、イッチまいます!」
「よし、イけッ、イッチまえ!」
「あっ、イクッ、イクッ!」
 まさに、あっという間、そんな感じでした。
 正直、イッチまった感覚より、これで一段落って思いの方が強い感じだったんです。
 実際、みなさんもヤられると分かると思うンスが、亀頭を責め続けられると射精だけが男の快感と思えなくなるんスよね。自分でヤるセンズリだとどうしても快感に負けてイッちまうような刺激を絶妙にコントロールされることで、イきたいのにイかせてもらえない。
 そんな状態が延々繰り返される・・・。
 倉田先輩の最初の説明通り、普通なら一発イッチまうと、ちょっとインターバルが空くのが雄の生理ってもんなんスが、延々と嬲り続けられたチンポはカンカンにおっ勃ったまんまで、一向に萎える気配が無いんです。
 1時間、焦らしに焦らして嬲られた上での射精ッスから、量も普段よりすんげえ多かったみたいッス。先輩の左手にどっぷりと溜まった俺の汁を使って、また、新たな責めが始まったッス。

 

「あ、あがああッ! 先輩、イッた後、すぐは、ああッ、あがああーッ!」
「へへ、浩治、これからがホントの地獄だぜ。たっぷり俺らの亀頭責め、味わいな」
 イッた直後の、びりびり来るように敏感になってるチンポの先端を、太田先輩が俺自身の雄汁でまみれた掌でまた、ぬるっぐちょっと責めはじめたッス。
 分かっていたこととはいえ、これほどの刺激、俺、生まれて初めて味わったッス。

 

 先輩方もお互い、シゴきあったりしゃぶりあったりで何度も汁、ぶっかけあってるみたいでした。部屋中に、雄の汗とザーメンの匂いが充満し、それを嗅いでいるだけで先輩方もまた、昂奮してるようでした。
 俺自身、1時間に一度と決められた射精を、何度繰り返したんでしょうか。朝方近くだったかとは思うんスが、俺、いつの間にか失神するように気を失っちまってたらしいッス・・・。

 翌日、目が覚めたのは、もう夕方近かったッス。
 あれほど雄汁を搾られた後っていうのに、俺のチンポ、ちと時間のずれた朝勃ちでビンビンになってました。しかも、俺自身と先輩方の雄汁が、数えられないぐらい浴びせられたんでしょうね。全身に青臭い特有の匂いがまとわりついてて、俺、その匂いを味わいながら、また自分でおっ勃ったチンポ扱いてヤっちまったッス。
 とにかくシャワーでもと思って風呂場に行くと、全身のローションがまたぬるぬるしてきて、肉体が火照ってどうしようもないホントにスケベな俺だったッス。

 

 月の前半だけで長くなっちまったッスね。へへ、まだまだ続くッスよ。
 次回は一週空いて、月の最終土曜日「腕自慢大会」ってののハナシッス。なんの「腕」を競うかは、もしかしてみなさんもそろそろ想像付くかもしれないッスけど、俺も気合い入れるッスから、みなさんも期待して待ってて欲しいッス。
 そいじゃあ、またちょっとお休みもらうッスね。