くまどん作

深夜残業

その3

 

 気が狂いそうな快感が部長を襲う。

 

「うおぉお!があっ!」

 もう叫び声にしか聞こえない絶叫がオフィスに響く。

 

 俺たちは二人がかりで、部長の声を消すために部長の口に二枚の舌を入れて塞いだ。

 部長の口の中で蠢く俺たちの舌。

 部長も必死に自分の舌を絡めてくる。迎え撃つ俺たちの舌は上下に部長の舌を挟み込み。ねっとりと動かした。

 

「すごいです。部長の舌。いやらしいなあ。舌も気持ちいいでしょう?」

「ん、んぐ、んが……」

 

 言葉にならなくても、感じていることが伝わる。

 

 唾液が滴り落ち、部長の胸を伝って流れ落ちた。

 すかさずそれを逃さず、俺は舌ですくい取り、部長の乳首に舌で塗りつけた。山岸は指ですくい取り、俺の乳首と自分の乳首に塗りつけた。

 舌の絡め合いを十分満喫した後、いよいよご馳走の時間だ。

 

 部長の白ブリーフはすでにべっとりと先走りによる染みが広がっていて、その形がそのまま亀頭のくびれの在り処を示していた。

「すげえ、部長。もうこんなに」

 俺たちはブリーフの染みを指で塗り広げながら呟いた。

 

「君たちだって同じだろう。ほら、ブリーフの前がじんわり濡れとるぞ」

 部長に指摘されて、俺と山岸は互いの股間を凝視した。

 すると、部長の言う通り遠くからもそれと確認できるほどの染みが広がっているではないか。

 めったにないことなので、俺たちは驚き、そして喜んだ。それだけ部長の裸に興奮したということだ。

 

 三人とも染みを作ったブリーフを見せ合い、俺たちは部長にお願いした。

「さあ、部長、センズリお願いしますよ。

 俺たち手伝いますから。思い切りぶっ放してくださいよ」

 

 部長は俺たちの方をじっと見てから、ゆっくり白ブリーフを脱いだ。

 俺たちももちろん後に続いた。

 

 今、一糸纏わぬ素っ裸の太い三人の親父達がちんぽを勃たせて向かい合っていた。

 

 それぞれの先っぽからは粘液がっつうっと垂れている。

 俺たちは部長の一物を見て同時に叫んでしまった。

「すげえ、太いっすね」

 大きさはそれほどでもないが、とにかく太々しいほど、部長のモノは太かった。雁首はパンと張っていて、てらてらしている。

 長年使い込んだと思われる竿には太い血管が蔦のように絡みついていた。

 

 部長は仁王立ちに股を開き、

「お前たち、よく見ておけ」

 と言うと、ゆっくり自分のモノを扱き出した。

 

 俺たちはしばらくその淫靡な姿に見惚れていたが、部長の手伝いを始めることにした。

 さっきの愛撫で学習したことをちゃんと実践に生かさなければいけない。

 山岸は部長の両乳首を舌と指で撫で、俺は部長の股の間に胡座を掻いて、部長の両金玉を舌と指で撫でた。

 

「うおぅっ、そ、そこは気持ちいいぞ!

 この援護つきのセンズリはたまらん」

 

 苦悶の表情のようだが、それは快楽の表情でもあった。

 やはり部長は乳首と玉が弱点なのだ。

 

「部長、ちんぽ扱きながら乳首と金玉を優しく触られると快感が10倍になるでしょう?」

「うわあ、たまらん。すぐにいってしまいそうだ」

 

 部長は寸前で扱く動作を止めて、しばらく余韻に浸っていた。

 はあはあ、とかなり息づかいが激しい。

 

 俺たちはお構いなしに乳首の先と玉の裏側に舌を送る。

 

「ああっ。すごいぞ、それやられながらぶっ放すぞ、いいな」

 

 二人とも顔を見合わせて、射精のタイミングを測った。

 

 玉がぐんぐん上にあがり、乳首が最大に膨らんだ。もう限界が近いのだ。

 部長は、がっしりした太ももを震わせて、懸命にちんぽを扱く。

 その動きに合わせて、ズリュッズリュッという、いやらしい音が聞こえる。

 

「おおっ、いかん。も、もういきそうだ。いいか? ぶっ放すぞ」

 そう言うや否やブシュッと白い液体が迸った。オフィスを汚してはならないと、予め計画した通り、俺が壁になり部長の大量に放出された静液を自分の胸で受け止めた。

 結果、俺の胸は一面に白濁した粘液で覆われ、男の匂いを放っていた。

 

 山岸は俺の胸に顔を埋めてかぶり付くように部長のザーメンを吸い取り始めた。

 俺も胸にこびり付いたものを手のひらに集めて、舐めとった。

 

 まだ息の荒い部長は呆然と立っていたが、やがて、こちらを見据えて俺たちに命令した。

 

 

第二部(三人の交わり)

 

「気持ちよかったぞ。センズリを手伝ってくれてありがとうな。さあ、今度はお前たちだ」

 部長が射精したというのに、まだびくびくいきりたっているちんぽを見せつけながら要求した。

 

「えっ、俺たちはいいですよ。部長の手伝いをしたかっただけですから」

「何を言ってる、ワシの楽しみも残しておけよ。お前たちの身体を楽しませろ」

 部長ったら獣のような形相になり、俺たち二人を壁側に向かい合って立つように命令した。

 

 そのまま、俺たちに互いに乳首を触りながら、キスをするように要求すると、坂本部長は舌を絡めあっている俺たちの身体の間にうまく潜り込んで、丁度自分の目の前に俺たち二人のちんぽが来るように胡座を掻いて座った。

 

 俺たちが下を見ると、憧れの坂本部長が両手にガチガチの二本の肉棒を握り締め、旨そうにしゃぶっている。

 時には二人の先走りを口の中で混ぜ合わせながら、口中に頬張り、時には一本ずつ大事に裏側まで丹念に舐め上げた。

 

 この光景に俺たちは興奮すると同時に感動したんだ。あの部長が俺たちのちんぽをしゃぶってくださっている。

 何という光栄。

 

 快感と感動が乳首や亀頭を刺激していた。

 チュパチュパと下から淫乱な音が聞こえる。俺たちも負けじと互いの舌をチュパチュパ吸いあった。

 

 かなりの長時間坂本部長はしゃぶり続けた。

 だんだんと分かってきたのだが、どうやら二本同時にいかせて二人分の雄汁をいっぺんに味わう気らしい。

 

 よし、それなら協力してやろう。と俺たちは射精のタイミングを合わせにいった。

山岸がいきそうになると、彼は坂本部長の口から抜いて待っていてくれたり、逆に俺がいきそうになったら、山岸のちんぽを早くしごいてやったりした。

 

 そしてとうとう二人とも同時にいきそうなタイミングを掴んだ。

 

 坂本部長にもういきます。と合図を送り、クライマックスに備える。

 部長は俺たちに自分の竿を持たせて、両手で俺たち四つの玉を一度にさわさわと撫でながら二つの亀頭を一気に頬張った。

 

 玉の快感が直撃し、身体中がぶるぶる震えて、俺たちは同時に精を放った。

 坂本部長の口の中にそれは、なだれ込んでいった。

 

「すいません、部長。口の中に出しちゃって」

 そんな言葉など聞こえなかったかのように坂本部長は口の周りをベトベトにしながら、満足そうに微笑んだ。

「お前たちの精液、美味いなあ!」

 

 その後、坂本部長はさらに俺たちを広い事務机の上に重なり合うように寝かせた。

 丁度、俺たちが抱き合って互いにキスをするような体勢だ。

「お前たちのいやらしいキスを見せてくれ」

 というリクエストだった。

 

 俺たちは机の上に抱き合って寝た。リクエスト通り、見つめ合いながら執拗に舌を絡める。唾液が糸を引いて落ちる。

 坂本部長はそれを真横から見物している。当然、自分の竿を扱きながら…。

 さっき大量に精液を出したのにもかかわらず、部長のちんぽはさらに巨大に太く変化していた。

 

 俺たちの舌の絡め合いを確認した部長はいきなりすくっと立ち上がると俺たちの顔に向けてちんぽをゆっくり近づけてきた。

 それを横目にキスを続けていた俺たちは徐々に近づいてくる太い竿を迎え入れなければならない事を察した。

 

 坂本部長の真っ赤に膨らんだ亀頭が俺たちが重ねていた二枚の舌の間にねじ込まれてきた。

 肉と肉の間にいやらしい肉棒が突き進んでくる。俺たちの舌は丁度部長の太竿を上下に挟む形になった。

 

 俺の舌はちんこの裏筋に当たり、山岸の舌はちんこの雁首に吸い付いた。

 そして、部長は己の巨根をゆっくり進ませ、舌のざらざらした感触をちんこで味わっていた。

 

 金玉の近くまで口元まで進ませると、今度はゆっくりバックさせる。同じように舌の表面を楽しみながら。

 舌と舌に挟まれてサンドイッチの状態になっている部長の太竿は、舌の間を通り抜けるのがだんだん速くなってくる。

 

 最初のうちは粘膜をしっかり包み込みながらずるずるとカタツムリのように行き来していたが、今や熱い棒のようになってピストン運動を繰り返している。

 舌の間を突進してくる部長の肉棒は先走りを漏らしながらぬめぬめした光沢を蓄えていた。それは同時に俺たちの鼻先に中年親父の肉感的な男の匂いを放ちながら出し入れを繰り返していた。

 

 どのくらいストローク運動を繰り返しただろう。

 

 頭の上から聞こえてくる部長の野太い喘ぎ声がだんだん高くなったことに気づき、俺たちは上を見上げた。

 そこには、快感に顔を歪め、自分の両乳首を摘みながら腰を打ちつけ続ける雄の獣の姿があった。

 

 ただひたすら精を放出するために、激しく腰を振る野獣。

「ああ、お前たちの舌がちんこに絡みつく。い、いきそうだ、出してもいいか?」

 部長の肉棒ははち切れんばかりに太くなり、微妙に痙攣をおこしていた。その下に備わっている金玉も上に上がってきている。

 もはや射精が近いことは明らかだ。

 

 などと思ったのと同時に亀頭から生臭い体液が飛び出し、俺たちの顔中に降りかかった。

 

 俺たちは夢中になってお互いの顔を舐め回し、部長の精液を残らず飲み込んだ。

 先程、センズリで大量に雄汁を出したはずなのに、一時間も経たないうちにこんなにたくさん出せるとは、いやはや精力絶倫である。

 

 俺たちは全裸のままで、放心していた。

 ただ、部長だけはニヤニヤしながら、俺たちの方を見ていた。

「お前たちの願いは叶ったのかな?」

 部長は未だに萎えない自分の太竿をいじりながら、俺たちに尋ねた。

「部長、そりゃ願いがかないましたよ。

 部長の裸を見る事、部長のセンズリの手伝いをする事、それから、部長の精液を味わう事。

 夢が全部叶いました。ありがとうございました」

 

 

 家に帰ろうにも、終電はとうに無くなっている。

 仕方がないが、朝方まで会社に残って始発で帰るしか方法は無いだろう。

 

 すると部長はこんなことを俺たちに言い出した。

「日付変わっての今日は、二人に休日出勤を命ずる。仕事の内容は、もう一度部長であるワシのセンズリの手伝いだ。

 だが、先ほどと違って今回の手伝いは、これからのワシのセンズリのおかず作りのため、お前たちがワシのセンズリを手伝っているところを撮影するように」

 

 うわあ、深夜の残業がさらに延長になり休日出勤になってしまった。

 しかし、こんな仕事だったら、毎日残業してもいいよな。

 俺と山岸は顔を見合わせて、大声で笑った。