源太の精通儀式ー家族編

その2

 

 教授や父さん達の射精はたくさん見てきたけど、これまではみな普通だとイッて2分もすれば次の接交に進んでいってた。でも、源太兄さん、さすがに初めての射精がすごかったのか、びくびくって下腹部を痙攣させながら荒い息を吐いている。父さん達も自分の経験で分かるのか、あえてすぐには次に進まずに、兄さんの息が整うのを待ってるみたい。

 生まれて初めての射精って、正直、どれほどの快感なんだろう。

 聞いてもみたかったけど今日の主役はあくまで源太兄さんと父さん達なわけで、後ろから声をかけるのもためらってしまってた。

 

「記念の1発目だ。みんなでもらおうや」

 源太兄さんの呼吸が落ち着いたのを見計らって、逸郎父さんが提案する。

 

 初めて体外に噴出された源太兄さんの射精液、黒々とした剛毛に茂った下腹部から少し薄くなったへそ周り、胸から腹にかけてもたっぷりとかかってる。たぶん40ccは越えてるんじゃないかな。黄色みが混ざった白濁した雄汁を、4人の父さん達がホントに旨そうに舐めあげるんだ。

 顔や胸にかかった分も唇と舌で愛撫しながら舐めとってるので、源太兄さんももだえっぱなし。もちろん父さん達の精液も兄さんの身体の上にたっぷり出してあるわけだから、けっこうな量になる。

 僕もイッて間もない兄さんの肉茎をしゃぶらせてもらったら、父さん達の普段のものよりずっと濃い感じがしたんだ。そのせいか、何度も何度もべろべろとしゃぶってしまい、敏感になってる亀頭を刺激された兄さんに悲鳴みたいな声を上げさせてしまっちゃった。

 

「少しは落ち着いたか、源太? どうだった? 生まれて初めての射精は?」

 全身に飛び散ったみなの精液を舐め終わった雄太父さんが、落ち着いた声で尋ねる。

 

「すごかった・・・。こんな気持ちのいいものって・・・、想像してたのよりずっと気持ちよかったです。これが何十回も楽しめるなんてかえって信じられないんだけど、父さん達どうしてるの?」

「しばらくはイきまくりの毎日だろうから、楽しみにしてな」

 源太兄さんの問いかけに伍三郎父さんが答える。伍三郎父さんは同年齢に比べても特に射精回数多いみたいだし、すごいよね。

 そんなすごいの僕も早く体験してみたいけど、どんなに早くても最低1年ぐらいは待たないといけないってのがなんとももどかしい。こればっかりは疑似感覚体験も出来ないので精通待つしかないんだけど、自分がそのときを迎えるってのが怖くもなっちゃう感じかな。

 

「まずは精通、おめでとうだな」

 逸郎父さんが声をかける。

 

「こっから先はヤッてヤられてだ。源太には何十回でもイッてほしいし、俺達も楽しませてもらうしな。扇情興奮剤多めに出してるんでしばらくはみな萎えないと思うが、俺と雄太は体力的に少しきついかもしれんのでインターバル入れながらやってくかな。最初は伍三郎から若い順に一人ずつ相互口腔接交で射精、次は肛門接交で源太が挿入側、一周目最後は肛門接交の源太が受け入れ側でいこうか。

 一周目終わりでさっきの入れれば俺達は4回、源太は13回だが大丈夫だろう。俺達の体力持てば、三周ぐらいまでは普通に行けると思うが、どうかな。

 俺達は間の3人分ずつ休めるし、その間は俊也やお互いに刺激しあって射精直前までもっていっとけばいいだろう」

 

「口唇の最後には俊也にしゃぶってもらって精液登録したいんだけど」

 源太兄さんが僕のことも忘れないでいてくれてる。

「おお、そうだったな、悪い悪い。ケツやる前に一度登録しとくか。そのときは俊也も俺達全員で感じさせてやるから、ドライで感じながら源太のをしゃぶってやれ」

「うん、なんだか自分のときのこと考えるとすごい興奮しちゃうね」

「まあ俊也はもうしばらくは我慢だな。よし、じゃあ、今夜は派手にイくぞ!」

 やっぱり長父の逸郎父さん、段取りしっかりしてるよね。

 

 せんずりで精通経験した兄さん、今度は父さん達との相互口腔接交だ。

 

 最初は父さん達の中で一番若い伍三郎父さん。

 源太兄さんとは16しか違わないので、学校だったら実習や新任の教授ぐらい。4人の父さん達の中では若い分精力も一番強いし、僕が見てても同年平均より射精量、回数ともにかなり飛び抜けてる気がする。

 普段も朝から何度出してても毎回の精液量が20ccくだったことは無いと思うし、回数も僕が目にしてる分だけでも一日最低10回はイってるし。

 たぶん仕事のときとか実雄父さんと2人でやってるのも入れると、毎日20回は越してるんじゃないかな。家でいちゃついてるときとかの、何度イっても全然萎えないまま次の接交に移れる体力は、逸郎父さんがいつもうらやましがってた。

 

 伍三郎父さんが布団にごろりと横になる。

 腹の下からへそに向けて、父さんの肉棒がそそり立つ。上ぞりの角度がついた肉茎はちょっと見ると腹に張り付いていそうだけど、よくよく見るとガチガチに浮き上がってるのが分かる。

 お互いのを咥えての口唇接交だと、源太兄さんがあっと言う間にイってしまうだろうと、最初は伍三郎父さんだけが刺激される側になるみたい。まんまイかせてくださいってポーズで寝っ転がってるんだ。

 源太兄さんは半身ずれて伍三郎父さんの右側に横たわると、利き手を股間に伸ばし、自分のチンポは父さんの毛深い太股に押し付けた。

 

 伍三郎父さん、逸郎父さんと同じで禿頭タイプだけど、いつも頬髭顎髭を短く揃えてて、あれで刺激されるとこっちの身体がびくって感じちゃうんだよね。胸や腕の体毛も逸郎父さんほどではないけど、抱き合ってるだけで肌の刺激でイきそうになるって実雄父さんがいつも笑いながら言ってるぐらい。

 源太兄さんとの射精ありでは初めての口唇接交だし、みんなが周りでどっかり腰を下ろした中、2人の絡み合いが始まった。

 

 伍三郎父さんの二握りでも余るようなそりかえった逸物の根元を、源太兄さんが逆手に握りしめる。

 最初はふぐりから責めるみたいで、唾液をずるりと垂らした舌がそこだけは剃り上げてる伍三郎父さんの睾丸を丁寧に舐めしゃぶる。

「おお、気持ちいいぞ・・・」

 6人の雄の熱気がこもる室内に、くぐもった伍三郎父さんの呻き声と、二つ一度には頬張ることも難しいデカい玉を一つずつ吸い込み、ぐちょぐちょと口中で転がしている卑猥な音が響く。

 唾液と伍三郎父さんの先走りを右手の平にたっぷりと溜めた源太兄さん、子どものこぶし程にも腫れ上がった伍三郎父さんの先端を、ずるりと撫で回す。

 

「ん、んんっ」

 伍三郎父さんの黒々とした肉体がぐっと反り上がる。思わず漏れる短い声は、亀頭責めと睾丸責めとの快感が脊髄から駆け上がってる様が、周りの僕達にも見えるようだった。

 

 がちがちに勃ち上がった太竿を扱き上げていた源太兄さんの右手が、舌と唇に代わって金玉の表面をずるずると刺激する。先走りが垂れ落ちている先端を、源太兄さんの唇がいよいよ迎えにいく。

 じゅるり、と音がするかのように、兄さんの濡れそぼった唇に伍三郎父さんの膨れあがった亀頭が咥えこまれる。

 

「んああっ・・・」

 興奮剤も濃度を上げてあるし、伍三郎父さんの声も今にも噴き出しそうになる射精液を堪えてのものなんだろう。先端を咥えたままの源太兄さんの太い手が、がっしりと握りしめた太棹をゆっくりした動きで扱き始めた。

 

「んっ、んんっ、もう、イくぞっ、イくっ!」

 何回も、何十回もっていう逸郎父さんの指示通りに、伍三郎父さんも寸止めの快感より多数射精の快感に浸ろうとしてるらしい。いつもより早い絶頂が来たみたいだった。

 源太兄さんも喉奥に何度も吐き出される射精液を飲み込むのに必死だ。

 伍三郎父さんの射精律動の波が少し収まったときぐらいだった。父さんの毛深い足に押しつけた源太兄さんの下半身がびくびくって痙攣したんだ。

 父さんの毛深い脛肉に源太兄さんの二度目の精汁がどろりと粘りつき、剛毛を張り付かせながらしたたり落ちていく。

 

「ごめんなさい、父さんの飲ませてもらっただけで、イっちゃった・・・」

「なにをあやまることなんかあるか! 自分の飲んでくれて思わず射精したなんて、親としてこんな嬉しいこと無いんだから、もっと堂々と感じたって言ってくれよ」

 源太兄さんのちょっと恥ずかしそうな、でも気持ちよさそうな声に伍三郎父さんが笑いながら答える。

「このまましゃぶらせてもらうぞ。俺の口腔接交もまんざらじゃないので気持ちよくイけよ」

 源太兄さんのも伍三郎父さんのも、もちろん萎えるなんてとんでもないって感じでがちがちに勃ったまんまだし、伍三郎父さん、自分の足に垂れた兄さんの汁をもったいなさそうにすすり上げるとそのまま源太兄さんの汁まみれのチンポを口にした。

 

「あっ、あっ、父さんっ、また、またイくよっ!」

 伍三郎父さんが扱くまでもなかったみたい。喉奥まで咥えこんだ父さんの髭面が下腹部に当たるのも、すごい刺激になったんだろう。

 源太兄さんの三度目の射精は、あっと言う間だった。

 

「このペースだと最初の口唇接交だけでも10回と言わずイきそうだな。源太、どんな感じだ?」

「うん、父さんが俺の口でイッてくれたって思うだけでイッちゃうし・・・。出してすぐの今でも握られただけでイきそうだし、シゴかれなくても咥えてもらっただけで射精しちゃうかな」

「それでいいんだぞ。さっきも言ったが一生に一度のお祝いなんだから、何度でも何十回でも、俺達の身体を使ってイけばいい。我慢なんかしなくていいからな。イッてもイッてもイきたり無いなんてのはなかなか味わえないんだから、とにかく感じたままにイッちまえ」

 逸郎父さん、自分の若いときを思い出してるのかなんだかすごく嬉しそうに話しかける。

 その間も雄太父さんが突き出た逸郎父さんのチンポをしごき上げてるし、実雄父さんの肉棒は僕がしっかり咥えさせてもらってる。

 みんな源太兄さんの負担をなるべく減らしながら、今日の一日を自分達も最大限に楽しもうとしてるんだ。

 

「それじゃあ、次は俺だけど、俺のはかなりデカいからな。普通に咥える体位じゃ源太はまだ無理だから、接交台を使うぞ」

 実雄父さん、4人の父さん達の中でも一番の巨体巨根だし、肉棒も背面計測だと軽く30cmは越えてるんだ。源太兄さんや僕の鍛え具合じゃまだまだ全部を咥えこむなんてのは難しいし、父さん達の中でも普通に根元まで飲み込んで口腔接交受けれるのは伍三郎父さんぐらい。

 それでも頭と首の角度を工夫すると全長飲み込みも楽になるので、さっそくみんなで斥力発生台を使って源太兄さんの体勢を整えることにする。

 

「そうだ、仰向けになって頭が台から落ちる感じにしろ。頭部と体幹の角度を90度に近づけて、口から喉へのラインがなるべく真っ直ぐになるようにな。俺の股間を玉の方から見上げるような形で飲み込むんだぞ。学校でも接交台使って練習してると思うから出来るな?」

「うん、えずいてもかまわないので思いきりお願いします。最初は父さんのを喉に受けながらせんずりでイきたいので。次は父さんにしゃぶってもらってからイきます」

 兄さんの言葉から、すごく気合い入ってるってのも伝わってくるんだ。

 

 横たわった源太兄さんの頭側に、実雄父さんが膝を進める。

 飲み込むときの喉の角度からだけ考えるとうつ伏せになって顔を上げても同じなんだろうけど、口蓋垂の落ち込みを阻害して迷走神経への刺激を軽減、嘔吐反射の引きおこしを防ぐには仰臥位での飲み込みが理に叶ってる。

 首をそらして苦しそうな感じだけど、咽頭孔の開き具合はあの角度が一番開くってことを学校でも教わってるし、源太兄さんもかなり練習は積んできてると思う。少なからず発生する嘔吐反射も訓練とノジコンで押さえてるので、見た目ほどには苦しくないはずだった。

 

「飲み込んでくれたらなるべく早くイくようにするので、がんばれよ」

 実雄父さん、兄さんの返事を待たずにその腕ほどの肉茎をぐいと押し込んでいく。父さんの腰が前に進んだ分、兄さんの喉を丸太のような塊が押し広げていっているのが、離れている僕にも分かるぐらいだった。

 

「んぐっ、んぐぇっ」

「おお、喉の奥がすごい締め付けだぞ。すぐにイくからな!」

 実雄父さんの下腹部の茂みが兄さんの顎先にかかる。根元まで飲み込まれた時点でもうギリギリだったんだろう。実雄父さんの射精律動がいきなり始まった。

「イくっ、イくぞっ!」

「んぐぶっ、んぐっ、んんぐっ!」

 実雄父さんの太股に隠れた兄さんの表情は分からないけど、父さんの射精に兄さんもくぐもった呻き声で対応してる。

 喉奥に叩き付けられる精液の感触に、源太兄さんもすごく感じてるみたいだ。右手で扱き上げてる兄さんの肉茎から、一気に雄汁が噴き上がった。

 まだ萎えない逸物を、実雄父さんが急いで兄さんの口から引き抜いた。父さん、身体を倒すと、射精後のおののきのおさまらない源太兄さんの肉棒にしゃぶりつく。

 イッた直後の亀頭をねぶり回される源太兄さんから、今度ははっきりとしたよがり声が響く。

 

「うあっ、父さんっ、イッて、イッてすぐはっ、あ、ああっ、でも、また、イくっ、イくっ!」

 イッてすぐの亀頭粘膜の快感受容感度は射精前の6倍ぐらいに神経調整されてるっては習ってるけど、たぶん賦活化を最大限まで上げてあるはずの兄さんに取っては、もうおそろしいほどの快感が襲っているんだと思う。

 実雄父さんの汁を飲みながらせんずりでイッて、そのまま30秒もしないうちの連続射精は周りの父さん達も驚く程のスピードだった。

 

「射精後律動がおさまらんうちの連続射精とはスゴいな」

「実雄兄さんのを喉奥で受けると俺も今ではそれだけでイってしまうけど、さすがに最初の頃は噎せてたぞ。かなり練習したんだろうな」

「実雄のを軽くしゃぶれるぐらいに、俺達ももっと精進しないといかんよなあ……」

 雄太父さんと伍三郎父さんが感心してるように話してるのがなんかおかしかった。

 

 実雄父さんと源太兄さん、相手の雄汁を何度も互いに舌でやり取りしながら口接を繰り返してる。

 家族の中で身体のデカい2人の愛情いっぱいのやり取りが、周りの父さん達に取ってもスゴく嬉しかったみたい。逸郎父さんが「見てるだけでイキそうになるぞ」って言ってたのは、源太兄さんにとっても最高のほめ言葉だよね。

 

 こんな感じで、4人の父さん達と源太兄さんの口腔接交が続いていく。

 普通の家族内接交やサウナでのときはだいたい乱接交になるので、1対1の個別接交を周りで観察するってのはなかなか無いし、そういう意味では儀礼式がFLで人気ってもの分かる気がするな。

 

 雄太父さんとのときは体毛剃り上げてる父さんとの肌の触れ合いがスゴかったのか、源太兄さん、潤滑オイルでぬめった父さんに抱きしめられただけで2回の射精。お互いの腹肉に挟まれての絶頂もスゴかったみたいで、イくときのよがり声がこれまでで一番大きく感じたんだ。

 その後の69スタイルでは口腔接交の醍醐味の同時射精も出来て、雄太父さんもスゴく喜んでた。

 

 口腔接交の順番としては最後になった逸郎父さんは、じっくりやろうなって兄さんの初回射精のときみたいに横たわった兄さんのふた抱えもある足を開かせて、間にどっかり腰を下ろした。

 父さんがやるのもやられるのも好きな、玉をメインに感じさせるみたい。

 この睾丸責め、逸郎父さんの両手に取られた潤滑オイルを源太兄さんのふぐりの皺を伸ばすように塗り込めるのから始まった。

 

「すげえっ! あっ、あっ、もうイくっ!」

 源太兄さんの声がしたかと思うと、それこそあっという間、逸郎父さん、先走りがだらだら落ちてる兄さんの肉茎には一切触れずに両手で玉を揉み上げるだけで、一発目をイかせちゃったんだ。

 これには源太兄さんも驚いたみたいで、痛いのと気持ちいいのが混ざった感覚に、もう訳も分からないうちに出ちゃったって言ってた。

 痛覚と快感の相互交感訓練は後期校でのカリキュラムなんだけど、まだ訓練受けてない兄さんを感じさせるって、やっぱり逸郎父さんのテクニックがスゴいんだろうなあ。

 

 さすがに急所いじられた後だけに一息だけついて、逸郎父さんと源太兄さんの本格的な口腔接交が始まった。

 今度は互いに玉を揉み合いながらのしゃぶりあいで、見てるこちらの先走りもだらだら流れ落ちるほどにいやらしかった。

 

「うあっ、逸郎父さんっ、イくっ、イくっ!!」

「俺もイくぞっ、源太っ、俺もっ、出すぞっ!!」

 源太兄さんが仰け反るようにイった直後に逸郎父さんもかなりの量を出したみたい。

 2人の射精後口接が互いの雄汁まみれで、もう匂いも含めてスゴかったんだよね。

 

「ここまでで何回だ?」

「最初のせんずりのも入れて10回です」

 まだ息が上がったまんまの逸郎父さんが、僕を見ながら尋ねてくる。まあ、自分の射精が無い分、僕の存在って確かに記録係としては適任かもだよね。

 答えながらもこの後の登録と父さん達との肛門接交考えると、一周した時点で20回はイっちゃうんじゃないかって計算する。

 二週目からは繰り返しのパターンにするのか乱接交になるかはその場の雰囲気かもしれないけど、長丁場になるんだったら繰り返しパターンの方がいいような気もするけど、どうなんだろ?

 逸郎父さんの最初の計画だと繰り返しで行く感じだったけど、若手の伍三郎父さんや実雄父さんにしてみると3人乱接交とかやりたいだろうし、それに加えての雄太父さんや逸郎父さん全員での絡みとかもあるかもしれないよね。

 

 源太兄さん、一度身体を拭き上げて今度は部屋の真ん中に仁王立ちになる。

 次は精通後の初回精液登録ってことで、汗とローション、汁まみれになってたシーツも新しいのに敷き直してのスタートになった。

 

 兄さんの希望で登録は立ったままイってみたいってなったんだ。

 ヒンメルを近くまで持ってきておいて、僕の口腔接交で射精直前まで兄さんを興奮させて、最期の瞬間にヒンメルに挿入しての射精って流れになる。

 もちろんしゃぶっている僕の興奮度も高めようって、父さん達も支援してくれるんだ。

 で、態勢としては仁王立ちした兄さんの左右に実雄父さんと伍三郎父さんがついて主に兄さんの乳首を責める。

 僕が兄さんの前に膝立ちになって、手指と口唇使っての性感刺激。

 逸郎父さんが源太兄さんの下からくぐり抜けるようにして僕の肉茎をしゃぶってくれて、雄太父さんは僕を後ろから抱き抱えるように前に回した両手で僕の乳首を愛撫。同時に兄さんの射精時のヒンメル操作をフォローって感じ。

 これってたぶん、見下ろす源太兄さんに取ってもスゴい視覚刺激になるよね。

 

「ヒンメルの方は自律動作はオフにして、吸入陰圧と内壁圧を最大にしておくので、源太がイきそうになったら肉棒を差し込んで俊也がしっかり前後動作を補佐するんだぞ。今日はデフォルト設定になってる射精指向動作はやらない設定にしてるので、あくまで俊也が手の代わりと思って扱いてやれよ」

 実雄父さんがセッティングしてくれたヒンメルは、ホールとしての利用って形に調整してある。これって、初回登録の射精は、あくまで僕が導いたって形にしてくれるってこと。

 

「しゃぶられたらすぐにイくと思うんで、まずは俊也が十分に感じてから始めてくれ。お前はドライオルガだけど、やっぱり一緒にイキたいからな」

「兄さん、ありがとう。頑張るので気持ちよくイってください」

 源太兄さん、自分のことだけ考えていいはずの儀式なのにスゴく気を使ってくれて、ホントに嬉しかった。

 

 目の前には源太兄さんの下腹部。その黒々とした叢から、うねるように血管が走る逸物が聳え立ってる。

 清拭したとはいえ、シャワーで流した訳でも無い股間からはむわっとした雄汁と汗の匂いが立ち上ってきて、僕の性感を否応無しに高めてしまう。

 まだ握るのもしゃぶるのもお預けといっても、もう僕自身もたまらない気持ちだった。

「では源太兄さんの初回登録射精準備を始めます。父さん達も、お願いします」

「応、俊也もしっかり感じろよ」

 

 伍三郎父さんと実雄父さんが、兄さんの鬱蒼と茂った体毛の中にぷっくり膨らんでいる乳首に手を伸ばした。それを合図に逸郎父さんが僕のチンポにしゃぶりつき、雄太父さんが後ろからコリコリと僕の乳首を弄る。

「あっ、ああっ、気持ちいいっ!」

 父さん達や源太兄さんと肌を合わす度に感じるこの快感と幸福感は、何に例えるといいんだろう?

 精通がまだな僕は、射精という区切りの無い、今しか味わえない快感を最大限に味あわせてもらっている。

 

 右手を源太兄さんの腰に回し、左手は手に余るようなふぐりを下から支えるように握りこむ。これだけで兄さんの先端から、とろとろと透明な粘液がしたたり落ちてくる。

 舌先に露を垂らすように溜めると、先端だけでも口いっぱいになりそうなぷっくりとした亀頭をゆっくりと舐めあげた。

 

「俊也っ、すごいっ、気持ちいいよっ」

 頭上からの兄さんの声に押されて僕は一気にペースを上げた。兄さんの張り詰めた尻肉に回していた右手を前に戻すと、指が回りきれないほどの肉棒の根元を握りしめ、上下にすばやく扱き始める。

 口中では舌の表面を鈴口から裏筋にかけて何度も舐め回すように動かしながら、口蓋を亀頭表面に擦りつけるように刺激する。口の中の圧を下げ、吸い込むように先端に血液を更に呼び込むのも授業で習ったテクニックの一つだ。

 

「だめだっ、そんな、そんなされるとっ、あっ、もうっ、イくっ、イっちまうぞっ」

 源太兄さんの声に合わせて、ヒンメルを用意する。

 僕の唾液だけでも良さそうだけど、潤滑液で潤った肉質ポリマー壁を押し分けるように兄さんの逸物を差し込んだ。内部では吸引締め付け、外側は僕の右手で根元から亀頭冠が抜け出る寸前までの長さを激しく上下にスライドする。

 

「ああっ、イくっ! イくっ!!」

 乳首を弄ってる父さん達の太い手を振りほどく程の勢いで、兄さんの上体が前のめりになる。

 射精の瞬間の腹筋収縮が、射出の勢いの凄さを物語ってた。

 

「あ、俊也っ、イッてすぐはっ!」

 ヒンメルの抜き取り動作でいったん兄さんの肉棒が清拭されてしまったけど、思わずもう一度咥えてしまった僕。

 さすがに10回以上の射精で一瞬柔らかくなった兄さんのチンポが、またあっと言う間にガチガチになった。

 

「せっかくだ、俊也にもそのまま飲ませてやれよ」

 伍三郎父さんの声かけに兄さんも頷くと、そのまま腰を振ってくれる。

 そう言えば兄さん、まだ能動的口腔内射精はしてなかったなって思って、僕自身の手指接交はしないことにする。両手をデカい尻肉に回すと、源太兄さんすぐに分かってくれたみたいで「喉奥、開けとけよ」って声かけてくれた。

 そのまますごい勢いで僕の口を犯し始める。

 能動口接を受ける側は、自分自身がヒンメルになったように、とにかく喉を開けて鼻からの呼吸を徹底する。

 

「俊也っ、イくっ、イくぞっ! 飲んでくれっ!」

 僕の口を使い始めてすぐに、また源太兄さんの射精が始まった。

 

 跳ね上がるような太茎を口蓋で押さえつけると、喉奥に粘度の高い汁が何度も叩きつけられる。もう二桁の射精を繰り返しているのに、次々と打ち出される雄汁の量は凄まじくって、飲み込みが追いつかない程だ。

 出された雄汁のほとんどは咽せこまないように飲んじゃったけど、後半のしゃくりあげの分は口の中に溜めてしっかり味を楽しむことにする。いったん外に出たものをすすり上げたこれまでと違って苦味は少し減るものの、父さん達のものとはまた違う、兄さん独特の味がする気がしたんだ。

 もちろんイってる間もぐちゅぐちゅ亀頭を責めるのも忘れなかったし、イった後の兄さんの感じからも、今回分はしっかり出しきっての射精だったと思うんだよね。

 

 このあたりまでが一周目の前半戦ってとこかな?

 せんずりでの精通射精、父さん達一人ずつとの口腔接交、僕の口唇使ってのヒンメルでの精液初回登録提供って流れの中、源太兄さんはここまでで12回の射精済ませてる。

 後半はいよいよ、能動受動の肛門接交になる。

 最初は逸郎父さんからだった。