雄渾寮の四季

その6

 

「よし、今年度最初のシゴき自慢大会はこれにて打ち止めだ。各人、解散!」
「押~忍ッ!」
 進行役の先輩の声に、みんなが応えたっス。
 俺も一応3人のホールの片づけをちょろっと手伝ってから部屋に戻ることにしたっス。さすがに勃起は治まったものの、まだまだむっくりとデカくなったままのチンポが、素っ裸で歩く廊下でぶらぶら揺れてたっス。

 

 部屋に戻ってみると深浦先輩と大岳先輩がもう布団も敷いて、まさに「準備万端」って感じで待ってたっス。
 これまた当たり前のハナシなんすが、俺達ヤり盛りの雄の群れがたった一発の射精なんかで済むハズは無いんスね。

 

 寮の小部屋の畳の部分には3組は布団敷けるもんで、普段は備え付けの2段ベッドはほとんど使わない毎日なんスね。そうなると横に寝ている雄肉にお互いむらむらくるのは毎夜のことなんスが、こういうのがあった日はそれが更にスケベさを増しちまうってワケッス。
 しかも明日は日曜ですし、さっきの大会で上澄みは一度抜いてるし、3人とも一定余裕のあるエロぶりなんスね。
「今日は全身ローション、3人でやってみるか。浩治、お前を間にはさんでやるから、感謝しろよ」
 って、深浦先輩が笑いながら、大岳先輩とにやにやスケベそうに顔を見合わせてるッス。
「はさむって、もしかして俺の下に大岳先輩、上に深浦先輩が乗っかって全身ぬるぬるでヤられることになるんスか? 俺、そんなんヤられたら、あっという間にイッちまいますよ~」

 

 全身ローション、俺も入団してこの寮で初めて経験したッスけど、コレもすんごいッス。
 その日も枕元にはなぜかローションがたっぷり入ったペットボトル置いてあったっス。
 マネージャーの深浦先輩が用意するらしいんスが、ソープとかで使う業務用のローションを20リットル単位で売ってるそうで、だいたい倍量に薄めて使うらしいんス。そのタンクが寮内にごろごろ幾つも転がってるってのも、いかにもウチの団らしいッスよね。
 みなさんも使ってみられると分かると思うッスが、ガタイのいい雄同士がローションたっぷり使って肉体中を擦り合わせるようにして「ヤる」と、それだけで声出るほど気持ちいいッスよ。
 やり方っつっても、別になんか特別なことをするワケでも無いッス。全身ローションまみれになった雄同士が重なりあってお互いを抱きしめながら、それこそ前後左右に肉体を揺らして刺激し合うんだけなんスね。
 ところが、これがもう、すんげえ気持ちよくって。
 俺、最初にヤられたときには、自分の肉体全身が敏感なチンポになったような気がして、2分も保たずにイッちまったッス。
 しかも深浦先輩の話だと、今日は3人同時にこいつをヤるってコトッスから・・・。
 普段は2人が絡んでるときにもう1人は休憩取ったり、下半身に回り込んで、チンポと金玉をぐちょぐちょいじったりして楽しむんですが、今日はちょっと特別な雰囲気になっちまったみたいですね。
 大の男2人分の体重を支えなきゃいけないワケッスから、ここでは当然、一番デカい、大岳先輩が「下」になってくださるってワケッス。

 

 まずは両手にたっぷり取ったローションを、お互いに胸や腹、もちろんチンポ周辺にも念入りにまぶし合うッス。これだけでもすんげえ気持ちいいんスが、本番はこれからッス。
 上向きに横たわった大岳先輩の上に、まず俺が乗っかります。ぬるぬるすべる肉体同士を、しっかり密着するように、両手で先輩のデッカい肉体抱きしめると、先輩がキスしてくれるのがすんげえ嬉しい俺ッス。
 先輩のガタイが俺の全体重を支えてくれて、すんげえ安心感みたいなものも、感じることが出来るッス。おっ勃っちまったチンポ同士が、ぐちょぐちょになった股ぐらで擦れ合い、先輩の腹筋で亀頭が押しつぶされそうになる刺激も、また堪えようがないくらいの快感ッス。
 俺達の体勢が整ったのを見ると、よっこらしょって感じで今度は深浦先輩が俺の背中によじ登るようにして体重かけてきたっス。
 先輩の身体中を覆った体毛が、すんげえスケベに俺の全身を刺激するッス。
 ごりごりとしたチンポが俺の尻肉の間に押しつけられると、それだけでのけぞりそうな感覚を覚えるッス。この状態で深浦先輩がもぞもぞ肉体を動かすと、上下を鍛えた雄肉に挟まれてる俺としては、もう声出るほどの快感なんスね。

 

「うわ、センパイのデカいの、俺のケツに当たってるッスよ!」
「まあまあ、心配すんな。ケツの楽しみは夏合宿まで取っといてやるからよ」
 深浦先輩が俺の背中から声をかけます。ローションまみれのぬるぬるのガタイに乗っかってる深浦先輩が一番バランスを保たなきゃいけないんスね。
「浩治、お前はあんまり動くなよ。俺の動きに合わせてりゃ、それなりにキクからな。天国、味あわせてやるから覚悟しとけよ」
「押忍ッ!、俺、なんとか堪えますから、よろしくお願いします」」
「よし、イくぞ! 大岳もしっかり支えてくれよ」
「押忍ッ! 深浦先輩、浩治と俺とで、しっかり支えますからお願いします!」
 俺と大岳先輩が、深浦先輩に大声で応えました。俺達二人に気合いが入ったのを感じた深浦先輩が、ずるっ、と、むっちりしたガタイを俺の背中でズリ上げたッス。

 

「あああっ! セ、センパイっ! 感じるっ! 感じるッスよ!」
「俺も浩治のチンポが当たる、当たるぞッ!」
 その途端、俺と大岳先輩、思わず声上げちまいました。
 背中を深浦先輩のむっちりした肉体に密生した剛毛に擦り上げられ、ケツ穴の周りではぶっといチンポがぬるぬると蠢き回ります。大岳先輩に預けた体重は、盛り上がった下半身に押しつけられて、ごりごりと擦りつけられるチンポが悲鳴を上げそうッス。
 上下を堅肉の塊みたいな2人に挟まれてる俺って、まさに天国気分を味わえるッス。
 大岳先輩も俺達2人分の体重をがっしり支えることが、そのまま自分の全身を密着した俺の肉体でぬるぬる、ぬちゃぬちゃと擦り上げることになるんです。
 深浦先輩は、バランス取るのは必要とはいえ、一定みんなの快感をコントロール出来る立場っすから、いくらか余裕があるみたいなんスね。

 

 イッちまいそうになる度に、上下の2人が動きを止めて・・・ってのを繰り返しながら、3人交互に色々入れ替わりながら楽しんだッス。もう、布団もナニも汗とローションでぐちょぐちょなんスが、木綿の布地と雄のガタイとの感触の違いすら、全身を快感に導いてくれるほどなんス。
「センパイッ! す、済みませんっ! もう、イきそうッス!」
 こんな刺激、いくら雄汁、一度は抜いてるとはいえ、溜まんないッス。
 15分も、ぬるぬる、ぐちょぐちょヤってたでしょうか。やっぱり一番下っ端の俺が、最初にナキ入れることになったッス。
「よし、最初は3人一緒にイくか。大岳、お前の方はどうだ?」
「もうずっと寸前ッス。いつでもOKッスよ!」
 深浦先輩、大岳先輩も俺の肉体の反応から薄々限界って思ってたんでしょう。先輩達ぐらいになると、寸止めの状態を自分でコントロール出来るんスね。俺もこの団でみっしりチンポ鍛えて、早くそんな境地に達したいって思ってるッス。
「よっし、イくぞっ! 浩治ッ! 大岳ッ! イくぞッ!」
 そのときも一番上になってた深浦先輩が、俺達2人に声をかけたッス。

 

「うおおおっ! イくッ! イくぞっ!」
「イきますッ! セ、センパイッ! イくッ! イきますッ!」
「オッ、俺も、イくぞッ! イくッ!」
 3人の腰の動きが一つになりました。
 鍛えられた雄だけにしか味わえない、放出の瞬間。
 汁が吐き出されるリズムに合わせ、重たげな肉体がびくりびくりと蠢きます。
 火傷するかのように熱いしぶきが、金玉の裏側に勢いよくぶつかる感触。射精直後の亀頭が、腹筋と尻肉に挟まれぐちょぐちょともみくちゃにされる快感。その感触をお互いが全身で味わう。その醍醐味が、脳天を吹き飛ばすほどの刺激だったッス。

 

「・・・ふう、よかったぜ。同時にイくってのも、気持ちいいもんだろ、浩治?」
「押忍ッ! 俺もすんげえ良かったッス。へへ、センパイのチンポ、まだビンビンっすよ」
 ガタイのいい3人が布団に大の字になって、天井見上げてる格好ッス。みんな汗とローションと精液とで肌を光らせて、すんげえエロい眺めッス。
 部屋中に広がるむっとするほどの汗と雄汁の匂いに、俺のチンポ、また頭をもたげ始めたみたいッス。
「はは、一度や二度で、萎えちまうほどヤワなチンポはお互いしてねえよな。今夜は3人とも、何回イケるか朝までヤってみるか」
 深浦先輩のつぶやきに、俺と大岳先輩が、汁まみれの自分のチンポ弄りながら頷いたのは、もちろんのコトでした。

 

 こうして、今年最初の「シゴき自慢大会」の夜は更けていったッス。
 俺のチンポ、シゴきシゴかれすぎ、汁の出し過ぎで、痛みを覚えるほどだったッス。それでもやっぱり、次の日の朝にはかんかんに勃起しちまってます。それ見た先輩が、またゴツイ手を伸ばしてきて・・・、ってのはお約束でしたね。

 

 次回は第二週の土曜日に行われる行事のハナシッス。これもまた楽しみにしてて欲しいッス。それまで、またしばらくお休みいただくッスね。