七日籠もり

過疎集落に移住した俺は青年団で行われる正月行事の大役を引き受ける


七日籠もりと呼ばれる儀式で全裸の俺は、村の男達から何度も雄としての証を絞りとられる


男達による何十回もの強制射精を終えた俺の次なる儀式は、雄同士の肉体を使った交わりだった



 自分の中では小説を書く原点というか、自分の抜きネタとしてだらだらと何年にもかけて書いていたものです。最初は妄想を形にしていると思うだけで興奮できていました(笑)。旧サイトに載せる前には民俗学の教科書みたいな本を買って色々調べたのもいい思い出。発表当時、国府宮の儺追神事に真剣に取り組まれている方にノンケ向けのサイトにリンク貼って可能かのお知らせをいただき、さすがに他の方々が困惑されるだろうとお断りした覚えがあります。

 金木犀という作品の後に「さぶ」誌に掲載予定だったのですが、タイミング悪く廃刊になってしまい、そういう意味では不遇な作品なのかもですね・・・。