部品三個の、ど根性

下町の零細工場、西村製作所に舞い込んだ新しい仕事。社長の西村健幸は息子健和とともに、新規の仕事に打ち込むことになる。


新規仕事の請負条件として出された「宴会に顔出して盛り上げてくれ」という言葉に誘われ参加した飲み会で健幸は裸踊りを披露することに。


人前で下着1つの裸をさらし、あまつさえ勃起してしまった自分を恥じる健幸。その苦悩は工場でも最年長の文四郎と息子の健和の知るところとなった。


宴会に誘われた健幸親子。大勢の相手方社員の目の前で息子と共に全裸の裸踊りを披露し、仕込まれた勃起薬で最大限に逸物を膨らませてしまう二人。


更なる辱めを前に、かえって発奮する健幸。全裸でドジョウすくいを踊り、親子互いに逸物を扱き、盛大に噴き上げた二人に拍手がおこる。


文四郎と二人、新しいプロジェクトに挑んでいた息子健和に、中堅社員の数彦も手を差し伸べる。


自らを揶揄する表彰状を読まされる健幸。しかし健幸の堂々とした態度に、相手社員たちの見方は次第に変化し、自らともに服を脱ぎ出すものも現れた。


健幸が受けている辱めを知ることとなった西村製作所の仲間達。それぞれがそれぞれの思いを持ちながら、新プロジェクトの推進を決意する社員達。


相手方忘年会の当日、健和と文四郎、数彦は新プロジェクトのプレゼンへ、父、健幸は忘年会会場へと向かう。プロジェクトの成否は、そして健幸は。


忘年会会場から帰ってきた製作所の社員一同。社員達みな、その胸と瞳は、自分達の工場の未来を見つめていた。



この作品はpixivリクエストへ依頼があり書き上げた、三太初めてのリクエスト小説です。

 

零細企業の中年社長が、取引先の宴会で全裸接待や裸踊りをさせられる中、その社長の息子や工場の仲間達が奮闘していく様を、がんばって書いてみました。

裸踊りについては、依頼主の方の作品でも取り上げられている「ドジョウすくい」を題材としてみましたが、私の筆力ではもうなにもかも遠く及びませんでした。

それでも自分なりの「羞恥とエロス」にはたどり着けたかと思っています。

当初の予定からは倍以上の文字数になってしまい、また、章立ても私の普段の作品よりは細かなものとなっていますが、目を通してもらえれば幸いです。

また、ご依頼主様には、おまけファイルとして、小説の準備段階である登場人物や設定、プロットなどを記したPDFファイルを送らせていただいています。

 

今後、リクエスト依頼があった場合、同様の形でのおまけを作っていこうと思っています。

 

2週間ほどで頑張って仕上げた作品です。

感想もぜひ聞かせてください。