七日籠もりシリーズ

月待ちの講 如月

若衆宿に集まってきた男達は秘めた思いを暖めながら、まずは腹を満たす


席を盛り上げる宴会芸はこの村に相応しく巨体の男2人による裸踊りだ


青年団OBの仕切りで始まったせんずり大会は、二組の兄弟対決で火蓋を切る


登場人物紹介と作中で使われる方言の解説



七日籠もりシリーズ第8弾。シリーズ内シリーズとしての月待ちの講としては2作目、2月の出来事となります。

小説内の時系列としては白沢さんの祭りの七日籠もりから一ヶ月半後となり、浩平が村の様々な行事神事に関わり始める時期です。白山下ろし疱瘡会はこの時期から見るとまだ一年以上先の出来事となり、この2作の内容は浩平が農家としての暮らしを丸々一年以上過ごした後に行った神事となっていきます。

 

この月待ちの講は5月は疱瘡会前日のため、12月は大晦日ということで開催されない設定のため、全10回のシリーズ内シリーズとして展開予定。

岐跨村の男達のシリーズとの違うところは登場人物群の立ち位置となり、岐跨村~では全体の奉仕者としての神代とそれを利用する棒達組という関係性を、この月待ちの講ではあくまで対等平等な人間関係の中における同性同士の交情を、と書き分けているつもりです。まあ、このあたりは作者の自己満足でもありますので、読んでもらうにはどうでも良いことではあるとも思っていますが(笑)。

最初は青年団員含め村民の一人一人の存在にバックグラウンドが広がっていることを書きたかったんですが、そこまでの筆力が無く、だらだらとしたエロ話として進行中。はたしてどこまでイきますやら、ですな(笑)。