七日籠もりシリーズ

疱瘡会

疫病退散のため奉納神楽の役で全身の毛を剃られた俺は、疫病を表す斑点を描かれた裸体で、鍾馗役の青年団員と対峙する


作中の神楽の内容や方言、特別な用語等の解説



七日籠もりシリーズの一つ。主人公の浩平が移住してきた村で本格的な夏に入る前に行われている疫病退散の祭りをモチーフにしています。

 

シリーズ内の年中行事としては、正月の「七日籠もりとウマレキヨマリ」神事、田植え前の「白山下ろし」、6月の夏越しの神事を兼ねた今回の「疱瘡会」、秋口の「金精様の秋祭り」、それと毎月末日に男達が集まる「月待ちの講」を考えています。この「月待ちの講」については元来庚申講だったものが月末の方が分かりやすいからと変じ、ただ単に宴会と乱交をする、という設定なもので、これだけで一本にするのは難しいため、色んな作品にちょこちょこ書き入れる程度ですね。

 

アップの順番としては「白山下ろし」という題での、田んぼを浄め秋の実りを予祝するという儀式モノを出した後に今回の「疱瘡会」を考えていたんですが、オリンピックを延期に追いやった新型コロナウイルスへの疫病退散とのことで、鐘馗様に早めに出てもらうことにしました。

 

神楽の内容を書きながらのエロ配分が上手くいかずバランスを崩したままのような気もしてますが、読んで頂いた方の反応は如何に?というところです。

感想聞かせてもらえると嬉しいですので、ぜひよろしくお願いします。