雄渾寮の四季

その10

 

「うっ、うふうっ・・・」
 俺のチンポ、しゃぶってる大岳先輩が低い呻きを漏らしたっス。日頃から鍛えてるとはいえ、やっぱりローションたっぷり使った亀頭責めに、感じちまうのは仕方ないッスよね。ぶっとい先輩の肉棒がローションにぬめって、くちゅくちゅってスケベな音を響かせてるッス。
 ここでは「イかせる」のが目的じゃ無くって、あくまで大岳先輩のチンポをぱんぱんに張らせるためッスから、溝口先輩の手の平も最初は快感だけを与えるように動いてるんス。それでも、3人がかりで上半身を嬲ってる俺らが受ける感触からは、まだまだ大岳先輩に取ってはきっつい刺激にはなってないようなんスね。
「だいぶ大岳のチンポも膨らんできたな。そろそろブラシで行くから、一年坊主、大岳をしっかり掴まえとけよ」
「押ー忍ッ!」
 溝口先輩、大岳先輩の余裕を感じ取ったようでした。ぶっとい竿の根本をしっかり固定すると、ついに右手に握った軽石を、てらてらと部屋の電灯を反射している大岳先輩の亀頭に近づけて行ったッス。

 

「うぐあっ、つつっ! あがっ! あっ! あっ!」
 軽石に付いているブラシがほんの一撫でした途端です。いつもはどんなにチンポしゃぶりあげても呻き声一つ出さない大岳先輩が、何とも堪えきれないような切ない声を上げたッス。
「大岳ッ、堪えろ! 哭き入れるんじゃねえぞッ!」
「う、うお、押、押忍ッ!」
 溝口先輩の檄が飛びます。
 じゃっ、じゃっ、と音がしそうな勢いで、ブラシが小刻みに動き回ります。子どもの握り拳ぐらいはありそうな大岳先輩の雁首が、見る間に真っ赤になっちまったッス。
 たっぷりと垂らされたぬるぬるのローションが潤滑油の役を果たしてるはずなんス。それでも密集したブラシの堅い一本一本が、恐ろしいほどの刺激をチンポの表面に与えてるんスね。
 溝口先輩の無骨な手のひらが小さく動く度に、大岳先輩の全身がびくっ、びくっ、と、跳ね上がるように蠢くのがすんげえ卑猥ッス。でっかい肉の塊といった大岳先輩の上半身を押さえている俺達の方が、昂奮しすぎて漏らしちまうそうなんス。

 

 一通りブラシを一周させた溝口先輩が、まだまだ、といった感じでブラシを握り直しました。
「ギア変えるぞ、大岳。堪えろよっ!」
「押、押忍ッ!」
 それまでは大岳先輩の様子を見ながらブラシを動かしていた溝口先輩が、いよいよ本格的な責めを開始するようッス。その瞬間、この一年間、雄を磨いてきた大岳先輩の咽奥から、俺達も初めて聞くような呻き声が聞こえたッス。
「うっ、うがっ、うがああーっ!」
「堪えろっ、大岳っ! 哭き入れるんじゃねえッ!!! 一年坊主もしっかり大岳を押さえとけッ!」
「押、押忍ッ」
 最初は大岳先輩に全身で快感を味わってもらおうと取り囲んでいた俺達なんスが、ここまで来ると、もうでっかい先輩の肉体を押さえつけておくだけで精一杯なんス。それでも溝口先輩がどっしり構えてくださってる分、俺達も気合い入れなきゃってワケなんスね。

 

 かれこれ30分は、責めが続いたんでしょうか。最初はブラシの一撫でごとにぐぐっと力が入っていた大岳先輩の全身も、さすがに暴れ疲れてきたのか、次第におとなしくなって来たッス。
 といっても、すんごい刺激には違いないワケッスから、大岳先輩のカンカンに張りまくったチンポの先からは、ローションもいらないくらいにだらだらと先走りが溢れて来てるッスね。
「う、うがあああっ!!」
 さすがにそろそろ限界だと思ったのか、溝口先輩が最後の一仕事とばかりに大きくブラシを動かしたっス。その瞬間に上がった大岳先輩のヨガリ声、俺、それ聞いただけで触りもしない自分のチンポから、汁、漏れそうになっちまったっス。

 

「大岳もよくがんばったな。初めてでこれだけ耐えれれば、結構いいとこまで行くはずだ。最後は一年坊主にしゃぶってもらえ。おい、浩治っ! お前、大岳のをしゃぶってやれ」
「押忍ッ、一年坂口浩治、大岳先輩のチンポ、ありがたくしゃぶらせてもらうッス!」
「おう、そしてな、浩治、かなり大岳のも擦り剥けちまってるはずなんで、しゃぶるときにはたっぷりローションを口に含んでやってやれよ。結構、唾液って刺激強いからな」
「押忍ッ、やらせてもらうッス!!」
 堅いブラシで痛めつけられたチンポ、溝口先輩はそのまましゃぶっちまうとひりひり沁みるってのが、たぶん、自分自身の経験から分かってるんスね。俺のしゃぶりあげだけじゃ気持ちよくイけないだろうと、アドバイスを貰ったッス。
 ここらへん、普通の体育会系のシゴキとは一味違うってことで、俺、やっぱりこの団に入ってよかったって思ったッス。
 大岳先輩のチンポ、あれほどのシゴキを受けたのも何のそのって感じで、ふてぶてしくおっ勃ってるっス。しゃぶり上げの前に一シゴキと握ると、さすがに堅いブラシで擦りあげられて、火傷するかのように熱持ってるッスね。俺、どっか畏れおおいような厳粛な気持ちで、大岳先輩の股座に頭埋めたッス。

 

「おお、浩治、気持ちいいぞ。しゃぶりながら根本を扱いてくれ」
 大岳先輩、ブラシの刺激でもう寸前だったのか、俺の精一杯の奉仕に声を上げてくれたッス。口を離すのももったいない俺としては、くぐもった「う、ううっす」って声あげて、一層大岳先輩の噴き出しを手助けしようとしゃぶりあげるッス。
 じゅぼっ、じゅぼっ、ぬぷっ、ぬぷっ、と淫猥な音が部屋中に響いてます。ローションと唾液と大岳先輩の先端からあふれ出る先汁と、その全部が俺の口の中でぐちょぐちょに混ざり合い、ぬるぬるとした潤滑油の役割を果たしてるッス。
 左手では先輩のぶっとい金玉をやわやわと揉み上げながら、時おり軽く握りつぶすようにして刺激を与えるッス。俺自身の経験からもコレ、相当キくッスよ。もちろん右手では唇から溢れ出る唾液とローションのぬめりを利用して太茎を扱きあげるッス。
 上半身は残りの一回生2人が担当して、ぽっちりした先輩の乳首をこりこりと揉みほぐしたり、舌先でつつくように舐めあげたりしてるッス。たまには大岳先輩と舌をねろねろからませたキスもやってるようで、こればっかりは下半身担当の俺から見ても、すんげえうらやましかったッスね。
 パートの他の先輩方も、大岳先輩のイくのに合わせて一発抜くつもりなのか、扱きあったり、しゃぶりあったりしてるッス。素っ裸の雄達が10人も狭い部屋で、お互いのチンポ弄りながら蠢いてるワケッスから、そのむっとした雄臭さもまた、淫乱な雰囲気を高めてるッスね。

 

「おおっ! 浩治、そろそろイくぞっ! いいか、イくぞっ!」
「ううっス!」
「よしっ! イくぞっ! イくっ!」
 大岳先輩の重たい腰がぐっと持ち上がったッス。
 その瞬間、咽奥に先輩の雄汁がものすごい勢いでぶちあたったのが分かったッス。ダイナミックな先輩の腰の動きに必死に俺、くらいついていって、一滴も漏らさないように頑張ったッス。
 先輩の汁、びくっびくって全身がけいれんするタイミングに合わせて、後から後から溢れてきて、飲み込むのに必死ッス。
 入団した頃は「おえっ」てなってた雄汁ッスけど、今ではなんか飲ませてもらうだけで自分のチンポからも汁が漏れちまうくらいになっちまってるッス。

 

「うおっ! いいぞっ! 浩治、もっとしゃぶれっ! おお、チンポがすげえ、すげえぞっ! イくっ! イくっ! イっちまうッ!!」
 男なら誰でもそうだと思うんスけど、射精の真っ最中にチンポの先っぽをねろねろしゃぶりあげると、すんげえ快感なんスよね。俺、先輩にその腰が抜けるような快感を味わってもらいたくって、舌と上あごをフルに使って奉仕したッス。
 先輩のセリフでその思いが伝わってるってのが分かって、俺、すんげえ感動したッス。

 

「うわ、俺もイッちまいますっ! 押忍ッ! す、すんませんっ!」
「俺もっ! イくっ! イくっ!」
 俺が喉奥にねばりつく先輩の汁、ごくって飲み干すと、大岳先輩の射精に合わせて、胸、しゃぶってた他の一回生から声が上がったッス。ダイナミックな先輩の汁の噴き出しが、それまで我慢に我慢を重ねてきたチンポを直撃したんスね。
 一回生だけでなくって、この瞬間、おのおのセンズリ掻いてたりしゃぶりあってたパートの先輩方の中にも、何人かイッちまった人がいたみたいッス。それだけ大岳先輩のイく姿って、エロかったワケッス。

 

 先輩の汁、俺、ホントに一滴もこぼさずに納めることが出来たッス。実際にはそんなはずないんスけど、しゃぶらせてもらう側からすると、マジにコップ一杯分ぐらい出たんじゃないかって量だったッスね。
 先輩、俺が全部飲み干したってのを分かってくださったのか、指一本動かすのもきついはずの発射直後に、俺の頭をぐっと撫でてくださったッス。俺、その先輩のデカい手のひらがすんげえ嬉しくて、涙ぐんじまったほどッス。
 こういうの、雄だけの集団で暮らしてる人なら、分かってもらえるッスよね?

 

 ・・・と、こんな感じの大岳先輩への訓練が、大会前日まで毎日続いたッス。
 当然、ヤられる側のパーリーの先輩方だけでなくって、俺たち「ヤる」側の一回生にも訓練が必要なワケッス。
 といっても、今回の「腕自慢」大会って名前が示す通り、これまでの「シゴキ自慢」「喉自慢」大会で駆使された色んなテクニックを総動員するだけの話ではあるんス。俺達一回生が経験豊富な先輩方の雄汁を噴き上げさせるためには、それぞれのテクニックを最大限に発揮しなけりゃならないのは当然なワケッス。
 当日まで、俺たち3人はパートの先輩方が交代で「訓練」をしてくださることになったッス。もっとも先輩方にとっては訓練に名を借りて、ねっとりとした尺八やチンポシゴキを堪能できるいい機会でもあるワケなんスね。交代といっても、毎日2発や3発の射精なら軽くこなしちまうような団員ばっかしっスから、結局は俺達1人当たり、一晩に何人もの先輩方の雄汁をいただくことになったッス。
 普段からお互いにしゃぶりあってるワケッスけど、さすがにこの一週間では、それこそ何十回分もの汁、浴びることになっちまったッス。こうなると自分達の全身から、雄汁特有の何とも言えない饐えた匂いが漂ってる気がして仕方なかったッス。それもまた、この団で鍛えられた雄だけに与えられる勲章かもしれないッスね。

 

 で、結局当日はどうなったかって?
 俺達ベースの一回生3人、かなりがんばったつもりなんスけど、最終的には橘先輩にねばられて、2等賞に終わっちまいました。
 1等賞はトップのパーリーを責めあげた、セカンドテナーの連中。3人が全員チンポ周辺を責めるって技で、開始15分で先輩をイかせたッス。で、そのセカンドの一回生には、その夜は風呂場を貸し切ってのすさまじい「ご褒美」が用意されたみたいッス。
 寮の風呂場の浴槽にローションたっぷりぶちまけて、素っ裸のパート全員が、朝までその場でサカッてたとか、どうだとか。20L入りのポリタンク2個分のローションを倍に薄めて・・・とか言ってましたから、それこそ頭のてっぺんから足先まで、ぐちょぬるで10人以上の雄達が一晩中チンポまさぐりあってらしいッス。全員3回は最低イッちまったらしく、最後は大量の雄汁でローションが白く濁っちまったらしかったッスよ。

 

 可哀相だったのは、大岳先輩の相手をすることになったバリトンの連中ッス。別に特別なヤキ入れとかは無かったみたいなんスが、バリトンパーリーの橘先輩、雄三達一回生に、にやにや笑いながら「オマエら、一週間、射精禁止な」って一言。ヤり盛りの俺達に取って、ある意味コレって、ヤキ入れなんかよりはるかにキツい仕置きッスよね。
 射精禁止言われた二日目ぐらいから、バリトンの一回生の奴ら、朝昼かまわずおっ勃ったチンポに収まりがつかなくなってきたようでした。毎回の練習や寮内でのエロい団員同士のスキンシップの度に、おっ勃ったチンポからは先走りがだらだら流れちまってます。俺達、他の団員はおっ勃ったモノ収めるのに2、3発、軽く雄汁搾ればいいだけの話しなんスが、雄三達にとっては悶々とした毎日が続くワケッス。
 団員みんな、雄三達が射精禁止の命令受けてるのは訳知りッスから、わざと雄三達のチンポいじったり、先輩達は突然ケツ穴締めの訓練させたりして、あいつらが悶える様を楽しんでるッス。
 結局、雄三達に雄汁搾る許可が出たのは、翌月第一週の「シゴキ自慢大会」ってことになったッス。
 丸一週間、毎日何十回も勃起させられてもイくことだけは許されなかったチンポが、合唱しながらの相互センズリに耐えられるはずなんかないッス。雄三含め、一回生3人とも一曲目でイッちまって、最後の団歌歌い終わるまでには3、4回は汁搾られたみたいッス。そう考えると、俺達の団での射精禁止ってのは、すんごい「ヤキ入れ」になるのかも知れないッスね。

 

 さすがに大岳先輩は、ブラシでの訓練が効いたのか、最後まで堪えきってヤられる側での堂々の一等賞ッス。その晩の大岳先輩がどんな風に「可愛がられた」のかは、俺達一回生には知る由も無いんス。
 それでも、パートの三回生全員で大岳先輩1人を一晩中責め通したってことだけは分かってるッス。当然、すんげえエロいことが部屋で行われてたに違いないッス。一回生にとっては夏合宿までお預けの、「ケツ」も使ってのことでしょうから・・・。
 掃除しとけ、って翌日言われてその部屋に入った一回生が、部屋に充満してた噎せ返るほどの汁の匂いだけで一発抜いちまった・・・とか、大岳先輩と三回生の先輩方合わせて、一晩に20発射精した・・・とかの話になってますからね。

 

 ・・・とまあ、そんなこんなで月例の「大会」行事の話は終わりッス。
 四季、とか言っておきながら春から初夏の話しだけで、ずいぶん長くなっちまったッスね。
 まだまだ、秋の定演に向けての話とか、幹部交代、追い出しコンパとか色々お話ししたいことは山ほどあるッスけど、それはまた次回ということで。
 俺の話し、先輩達からもちょっと分かりにくいとか言われてますし、次はまた、雄三とかに話してもらうかもしれないッス。俺達もまた、チンポ鍛えて用意しますから、みなさんも待っててくれると嬉しいッス。
 それでは、次回まで、練習もエロも頑張らせてもらうッスね!