男性専科クリニックPart3

三太ーくまどん共作作品

その3

 

 玉井先生の見事なまでに雄々しくパンパンに張った、大きめな鶏卵二つほどもある巨大な睾丸の手触りに酔いしれている間に、堅く太い幹がせり出していることに私と西田は驚いた。薄手の前布を通し、木肌のごとくガチガチに張り出している。ごつごつとした血管の脈打つ様子が布地を通してさえ分かる。伸縮性のある生地に筋を刻む鈴口から沁み出した樹液は、見る間に布地への面積を広げていく。
 その透明な液体は特殊な生地に付着した薬品と反応し、なんとも言えない淫らな臭いに放っている。

 

 野村先生が、もっと近づいて臭いを吸い込んでご覧と指示を出す。野村先生と田畑君はすでに玉井先生が開発している薬品の、その恐るべき効能を知っているのだろう。
 私たちはニヤニヤしている2人を尻目に子どもの拳ほどもある亀頭に鼻を当て、思い切り玉井先生の匂いを吸い込んだ。

 

「うわっ、なんだ! これは!」
 西田が叫ぶ。
 一嗅ぎしたとたん、私の頭のてっぺんから全身にかけカッと熱くなるような衝撃が走る。いてもたってもいられないような、なんとも表現のしようのないような、これまでの人生では経験したことの無いすさまじい感覚を味わう。

 

「嗅いだとたんに淫乱に、いやらしくなってくでしょう?」
 田畑君も当然のように匂いを嗅ぎながら囁く。
 野村先生も間に割って入ってきた。
「実は私達も前から玉井先生が開発した薬をもらっててね。自分達も被験者になり、ペニスや金玉に塗ったり、直に口や鼻からから吸ったりして楽しんでいたのですよ。今回は山崎さん達にもぜひこのいやらしさを味わってもらおうと、玉井先生にお願いしたんですよ」

 

「先生、すげえ淫乱な気分になってきた。セックスしてえ!」
 西田は恥ずかしげもなく、目を潤ませる。頭で考える前に自分の性欲や感情を口に出来る西田に、私は少しうらやましささえ感じてしまう。
「どうですか、山崎さん。どんな気持ちになりましたか? 正直に玉井先生に伝えてください」
 野村先生が私にもっといやらしくなれ、もっとスケベになって卑猥な言葉を叫べと言わんばかりに促す。

 

「なんだか頭も全身もかっと熱くなって、すごい、いやらしい気分です。こんなの初めてだ! 先生のチンポをしゃぶりたいです! 先生の毛だらけの大きな身体で抱かれたいです!」
 私も知らず、卑語とも言えるような言葉を漏らしていた。大股を開きさらに匂いを皆に嗅がせようかとしているような玉井先生が満足したように声をかける。

 

「よしよし、それでいい。この下着の効果はまさにそこにある。今のところ世に出すにはまだ効き目が強すぎるが、自分達が楽しむ分にはこれぐらいあったが良かろうと思ってな」
「繊維に含まれている薬が汗や体液と反応すると玉や竿から臭気が上がり、それを口にしたり匂いを嗅ぐと丁度昔あったラッシュのような、実に淫乱な気分になってしまう。しかもあんな揮発性の強い一過性のものではなく、もっといやらしくもっと興奮する作用が長続きするのだ。私が今使っている濃度のものなら、一嗅ぎで最低でも2時間は楽しめるはずだ」
「せっかくだからみんなにももっとこの薬の素晴らしさを堪能してもらおう。濃度を上げたものを室内にスプレーするぞ」
 シュッと先生が小さなボトルに入った液体を噴霧する。
 途端に一層の興奮が全身を襲う。目の前の玉井先生の小山のような毛深いカラダが、まるで麻薬の塊のような感覚にさえ思えてくる。

 

「さあ、しゃぶりたくなったなら、みな思う存分私の巨根を味わいたまえ。口から直接味わうともっと効果がすごいのだよ」
 玉井先生の許可の言葉に、一斉に4人の体格の良い野郎どもがまるで巨木に群がる甲虫のように、染み出す樹液にむしゃぶりついた。ブリーフの前布のスリットから竿と玉を外に出せば、腰から突き出た摺り子木のような巨根が顔を出す。まだまだ余裕を見せるような大きな睾丸はゆったりと垂れ、濃厚な匂いを漂わせている。
 先生の先走りと4人の唾液がむっとするほどの体温に暖められ、繊維に加工してある薬品と一層の反応を示す。むせかえるほどの濃厚なその匂いに、私達は先生の股間に顔を埋め、自らの股間の逸物からもだらだらと先走りを垂れ流してしまう。
 一番若い田畑君など、周りが何も見えなくなるほどの興奮を味わっているのだろう。口の周りを自らの唾液と玉井先生の先汁でテラテラと光らせながら、荒い息を上げている。
「確かにこれが世の中に出回ったらなら、あっと言う間にセックスレスや少子化が改善されて、みんな暇さえあれば子作りに励むはずですよ」
 うわずった声を上げてしまっているようだ。

 

 猛々しいほどのいななきを見せる肉棒に一心不乱にむしゃぶりつく私たちを見ながら、玉井先生は笑みを浮かべた。
「野村先生、君のこれまでの治療の成果は見事だな。ほら、君も含め患者達も皆がこんなに一つのモノに集中して、セックスを楽しむことが出来るようになっている。君の治療のおかげで、まさに性を謳歌しておる。よく見たまえ。自分のチンポを自分達で激しく扱きながら私のチンポにむしゃぶりつく男達を。実に可愛いものだろう」
「いやあ、玉井先生のチンポがあまりにもでかくて淫乱で、みんな理性が飛んでるんですよ。私だって昔、玉井先生のを初めて見たときはその場で頭が真っ白になって、先生のを目がけて突進したでしょう? 覚えてますか?」

 

 野村先生は玉井先生の金玉から顔を上げて、玉井先生との出会いを話し始める。
 その2人の会話は、目で見るぬらぬらとした男根、鼻から入る雄臭い性臭、舌にまとわりつく男の味、左手で握っている西田のチンポ、右手には自分自身のチンポと、それぞれの熱い感触と五感すべてを駆使して繰り広げられる性の饗宴を最大に効果的にする。
 まるで耳で聞く淫談と言えるもので、私のチンポをさらに一回り太くさせることになったのだ。

 

二人の医師の出逢い

 

「玉井先生、前にお伝えしていた研究室の見学希望の野村先生が見えられましたが、お通ししてもよろしいでしょうか」
 助手として研究を手伝っており、さらには私の性の処理係を担当している藤田君が知らせに来た。その藤田君のズボンの前が異様に膨らんでいる。それは見学者が藤田君のもろにタイプの男であるということだろう。その反応だけで、私には野村先生がどんな男か想像できてしまう。
 そう、私と藤田君の男に対するタイプは同じである。きっと雄の盛りを感じさせる体格、匂うような男臭い風貌、優しさも感じられる眼差しを持つ訪問者なのだ。そして、その男の股間はおそらく・・・。

 

 などと一瞬に考えが巡ると、瞬間湯沸かし器のように自分の陰茎が淫形と変化するのを覚えた。平常時でもズボンに小山を作ってしまう私のふぐりと逸物が一度怒漲してしまえば、端から見ると凄まじいまでの盛り上がりを見せるはずだ。
 藤田君も私の股間の変化を見落とすはずもない。
「僕の反応を見て想像されたんでしょうけど、まったく先生の股間も正直ですよね。そうですよ、見学の野村先生、体型も顔付きも、先生も僕も理想のタイプでストライクです。先生のチンポがもう代わりに返事してるじゃないすか、ようこそいらっしゃいました!って。僕なんかまともに野村先生の顔を受け付けで見ただけで、もうこんなに・・・」
 言いながら、藤田君はかちゃかちゃとベルトを外そうとする。うちの研究室では性的興奮を隠すことは厳禁であり、己の欲望やいやらしさを言葉にして皆に伝えることを厳命している、私自身も含め、スタッフお互いの目の前での射精など常に行ってきている。
 その中でもこの藤田君はいささか度合いが過ぎるほどの絶倫であった。

 

「君こそすぐにチンポを出そうとする癖がついたじゃないか。ここの研究の目的ではあるがいささか効果が出過ぎておる気もするな。さすがにそれは野村先生を案内してからにしたまえ。いや、見せなくても分かってしまうぞ。もう君のチンポの先からいやというほどの我慢汁が溢れ出して下着はもうベトベトのはずだ。それだけでは済まず太ももを伝わって汁が流れ出してきておるんだろう?」
 藤田君は図星を突かれたのだろう、歩きにくそうに、そして泣き出しそうな、嬉しそうな童顔をさらけ出し野村先生を部屋に案内した。

 

「はじめまして、玉井先生。」
 にこにこしながら入ってきた野村先生は目を見開いたまま、みるみる顔が上気した。私の顔と股間を目が行きつ戻りつしている。

 

「あのときは、びっくりというより、やっぱり! と思いましたよ。玉井先生はなんていやらしいんだ! と」
 野村先生は懐かしそうに話す。

 

「玉井先生が私の顔と身体を見るなり、いきなり白衣の前をはだけて自分のチンポを見せつけてきたんですからね。それも最初は人間のチンポとは思えないくらいの大きさで、まるで股ぐらから腕が突き出ているかと錯覚したほどです」
 遮るように玉井先生もいい返す。
「野村先生こそドアを開けた途端、私の顔を見ながら、自分の股間を突き出すようにして、ズボンの上から太い竿の在り方がわかるようにさすって見せつけたじゃないか。もう藤田君なんかそれを見てズボンを下ろして、チンポを扱き始めて汁は床に溢れまくるし、大変だったんだぞ」
「先生の研究テーマを知ってたからこそ見学させてもらった訳ですし、研究室内では性的興奮をお互い高めるために色々やられてるって話しも聞いてましたしね。あのときも私が来るっていうのでこの薬の試作品を室内に充満させていたって、後から藤田君に聞きましたよ」

 

 私と西田はそれを聴きながら、さらに自分達の握っている玉井先生の熱い太竿がもう一回り太くなるのを手のひらで感じ取った。
 先生達も当時を思い出し、一層情欲が高まっているのだろう。野村先生と玉井先生の話しが続く。

 

「玉井先生なんて藤田君の亀頭から次々とあふれる汁をローションがわりにして、自分の亀頭と金玉と乳首にまで塗りつけるんですから、いやらしいったらありゃしないですよね。先生、自分のその濡れた指でぶっとく勃ち上がったチンポの先を示して頷いたりするから、あれは卑怯ですよ。明らかに、今すぐしゃぶれ、という、命令にしか思えなかった」
「そうじゃないよ、野村先生。私が自分のチンポを指差す前に先生はもう私の勃起したチンポ目がけてきたじゃないか。こちらが何も言わないのに勝手にしゃぶってきたしな」

 

 室内に漂う薬のせいなのか、玉井先生のあまりの巨根に感覚がおかしくなってきているのか、先生達の話しを聞いているだけでイってしまいそうになるほどの昂ぶりが襲ってくる。
 玉井先生は私たちにもっと丹念に時間をかけてしゃぶるように命令した。この淫乱話は長くなるに違いない。
 私と西田は二手に分かれ、私が玉を、西田が竿を担当して長期戦に備える。それを見た田畑君も位置を変え野村先生を刺激して話が盛り上がるように先生の背後に回ると、しゃがんだ股の下から手を前にくぐらせて野村先生の玉をさわさわと撫で回し始めた。

 

 我が意を得たりと、野村先生は快感に声を震わせながら続ける。
「玉井先生は私にチンポをしゃぶらせながら、藤田君にはキスをするように手招きしましたよね。しゃがみこんだ私が見上げると二人でべちょべちょと舌をこれでもかと外に出して、滴る唾液をすくい取って飲みあってるじゃないですか」
「君も藤田君と私の舌の絡み合いを見て物欲しそうな顔をしておったな」
「先生は自分の亀頭を目がけてトロトロの二人の混ぜ合わせた唾液をつうっと垂らしましたよね」
「うまく、亀頭に命中しただろう? 君はそれを舌でまんべんなく私のチンポ全体に塗りつけて、またうまそうにしゃぶるし、金玉の裏側まで塗り始めたからなあ。あれは実にたまらなかったぞ。薬と刺激に慣れたこの私が、思わず声を上げてしまったぐらいにな」

 

「あのとき、すぐに分かりましたよ、玉井先生はふぐりが弱点だって。玉を舐め回しながら扱いてたら、先生が未だかつて見たことのないような大量の精液を部屋中にぶちまけてしまって、実に大変でしたよ。仕事柄数々の射精を見てきましたが、あれは前代未聞の大射精だったなあ・・・」
「何を言ってるんだ、野村先生。そのあとチンポどころか床に落ちた私の精液を、四つん這いになって嬉しそうに舐め回していたじゃないか」
「あっ! それは言ってはダメですよ。あの時は先生の精液を一滴も無駄にしてはいけないと思えてしまって・・・」
「なあに、恥ずかしがることがあるか。君の本当の姿を患者さんたちに見てもらうこと、患者の本当の姿を引き出すことがこの治療の最大の目的ではないのかね?」

 

 玉井先生の話しを聞いていた私と西田は、性欲を思うままに出すことにセーブをかけることを止めてしまった。
 おそらく今回のセッションは欲望をストレートに表し、自分の性欲の高まりを周りの男達と共有することが目的なのだ。

 

 私は西田は椅子に腰掛けた玉井先生の巨大な玉を、二人がかりで一つずつ担当して舐めまわす。玉の脇からの濃厚な臭いが舐めれば舐めるほどに、どんどん増していく。脇から裏へ、そして尻穴に続く縫い目に沿って、互いに競うように私と西田の二枚の舌が這い回る。
 玉井先生の野太い喘ぎ声が大きくなる。
 毛深い先生の腹にこすりつけながら左右から自分のチンポを扱いていた野村先生と田畑君が、もうイく寸前の喘ぎをしている。
 2人とも、もう限界のはずだった。
 すかさず2人の股間に両手の平を広げると、野村先生と田畑君が私目がけて同時に射精し始めた。何度も繰りかえされるストロークに合わせ、火傷するかのように熱く夥しい白い粘液が幾度となく放たれ、くぼめた手の平から溢れ落ちる。何しろ二人分の大量の汁だ。あまりにもったいなく床に落ちる前にと、私と西田の二枚の舌で一滴もこぼさずに受け取る。

 

 互いの舌にプルプルと震える雄汁を私と西田で器用に混ぜ合わせた。部屋中にいやらしい臭いがむわっと広がる。
 混ぜ合わせた雄汁は有効に利用しないともったいない。それを自分達のチンポに塗り合い、センズリの種にする。
 野村先生と田畑君は腰をかがめ、すかさず玉井先生の乳首に吸い付き始めた。

 

 4人がかりで、玉井先生をゴールに導く態勢に入る。先生達の話もクライマックスに向けて加速する。

「ああ、4人でやられるとやはり快感が4倍以上になるなあ。もっとこの快感を楽しませてもらうぞ」
 そう言うと激しくしごいていた手を、いやらしく、じっくりと緩やかな速度に変え、自らを焦らすようなセンズリに変える。
 玉井先生は野村先生の痴態を話し始めた。

 

「君達、野村先生はイった後の私のチンポを旨そうにしゃぶりながら、その後いったいどうしたと思うかね?」
 興味を掻き立てる話し方だ。
「玉井先生! それも言っちゃうんですか?」
 野村先生は乳首から口を離した。玉井先生は口封じのためにか、野村先生の顔を力強く自分の乳首に強く押し付ける。

 

「私と藤田君の、舌同士をジュルジュル絡める接吻を見てうらやましかったんだろう。野村君が『お二人の口の間に私のチンポをつっこませてください! お二人の口でイかせてください!』って大声でな」

 

 んぐっ! んんぐっ!
 必死に言わせまいと抵抗する野村先生の頭を、玉井先生は強く乳首に押し付ける。田畑君も協力し、野村先生の頭を押さえつける。
「その後に野村君はもっといやらしいことを要求してきたんだよ。私達二人の口の中に出した自分の汁を唾液とぐちょぐちょに混ぜて、今度は自分のケツの穴にまたねじ込んで注ぎ入れて欲しいとね。いくら薬で興奮しているとはいえ、初対面の私達の前でここまで性癖をさらけ出せるとは、我々の研究へのなんと心強い同士が出来たのかと藤田君と一緒に嬉しくなってしまったよ」

 

 この時点ですでに野村先生は、田畑君にすら秘密にしていた自らの過去を暴露されることに快感を感じ始めていたに違いなかった。
 うめき声を上げつつも玉井先生の乳首舐めを楽しんでいる。もうどうにでもなれと、純粋に性の快楽にのみに生きる雄と化していた。
 玉井先生も思い出すことでさらなる快感を感じているのだろう。小便かと見まがうほどの先走りと私達の唾液が混ざり、先端からはもう一体何の液体なのか分からぬほどの、透明な粘りのあるものが、とめどなく、いやらしく、たらたらと床に広がる。
 それを見た田畑君と野村先生か四つん這いになって、床の上の体液をじゅるじゅるうまそうに啜り始めた。

 

 乳首への刺激が無くなり少し落ち着いたのか、玉井先生が私と西田に語りかける。
「ごらん、野村先生や田畑君を。これが私や野村先生の目指す、最終的な患者が完治した、性欲本能のままに楽しむ男の姿だ。君達にもぜひともこうなって欲しいのだ」
「2人とも、もっともっと汁をくれ、もっともっと、それこそ何十回でも、快感の限りを尽くした射精がしたいと、考えているだろう。君たちは野村君からそういう治療を受けてきたはずだ」

 

 自らのせんずりでイってしまった野村先生、田畑君と違い、まだ男としての汁を出させてもらえていない私と西田は、先生の話しを聞いているだけでまるでさかりのついた獣のような荒い息を上げてしまう。
 玉井先生の汁をあらかた舐め終わった野村先生と田畑君も、自分達の出したばかりで汁まみれのチンポをゆるゆると刺激しながら、期待した目で玉井先生を見上げている。
 一人椅子に座り、跪いたような4人を前にしその痴態を見ていた玉井先生が何かを思いついたらしく、自分のチンポをしごいていた手を休めるとこう提案した。

 

「どうだね、私もこのままイってもいいのだが、君達ともっとゆっくりと楽しみたいし、君たちも診療時間の中だけではヤりたりないのではないのかね? お互いのもっといやらしいところを見て、かつ、自分も見られたいはずだ」
 先生の口調に、もっとスケベでいやらしい試みがあるのではと私も西田も期待してしまう。野村先生と田畑君も、膝立ちのまま玉井先生の太ももにすがりつく。

 

「君たちの勃起不全の完治とさらなる治療法の改善策、我々自身の研究の成果を確認するためにも、もっともっと、それこそ三日三晩に渡るぐらいの連続性行為が可能かを観察し、臨床試験の資料が必要だな」
 野村先生は素に戻ってにやりと田畑君に怪しいサインを送った。
 私も西田もこれまで奉仕を受けるだけだった玉井先生の能動的な姿を見たかったし、何より三日三晩も続くという連続性行為がやりたかった。

 

 そういうわけで、その日のセッションは玉井先生の射精の瞬間を見るという強烈な誘惑を断ち切り、後ろ髪ならぬ陰毛を引かれながら、来週末のセッションまで我慢することになってしまった。みな、金曜から休みを取り、野村先生と田畑君のマンションに集まることになる。

 

 玉井先生から家族内に他の男性がいないことを確認され、あの下着と小さなボトルに入った薬が処方される。田畑君からはこれも使ってくださいとたっぷりの薬入りのオイルも渡された。
 私と西田、もちろん野村先生や田畑君にいたっても、玉井先生からの指示で当日までこのブリーフを毎日身に付けることを命じられた。24時間、常に下着からの薬を皮膚から浸透させながら次回セッションまでの期日を過ごす。
 それだけでも漏らしてしまいそうな条件であるのに、さらには毎晩1時間以上かけてのセンズリをすることも課題とされた。もちろん、寸止めをし射精禁止が命じられたのは言うまでもない。

 

 しかもそのセンズリのときには、与えられた薬を使い何度も揮発成分を嗅ぎ、ときには舌下に垂らし、次のセッションまでに一瓶分をすべて使い切ってから参加しないといけないのだ。
 相手のいない行為とはいえ、あのブリーフを身に付けることで金玉に浸透し、直接吸収をもすることになる薬の効果はどれほどのものなのだろう。果たして寸止めの命令を守れるのか、漏らして仕舞わないかが、実に心配で仕方が無かった。

 

 今日のセッションまでもずっと射精を我慢していたため、西田も都合二週間、私にいたっては20日近くもの禁欲になってしまう。当たり前だがもし漏らした兆候が見つかれば研究のデータ取得に影響を及ぼすわけで、それ相当の仕置きが待ってるとも脅されている。
 たとえこの私でももう三日もすれば睾丸が行き場の無い雄汁で破裂しそうに膨らんでしまうことだろう。若い田畑君などは気が狂ってしまうのではなかろうか。

 

 この禁欲中に溜まりに溜まった精液が、この後、とんでもない淫らな場面を演出することになるのだった。