その2 ゴルフ場にて
前回のセラピーから一ヶ月後、それぞれが待ち望んでいたゴルフ合宿の初日。
早朝から西田と西田に迎えに来てもらった山崎が、野村医師のマンションでクリニックの二人と合流する。
「山崎さん、西田さん、おはようございます!」
「田畑君、野村先生、おはようございます!」
「よくいらっしゃいました。今日明日、私と田畑君がサポートしますので、4人で目一杯楽しみましょう」
「すげえ、なんか俺、もうおっ勃ってますよ」
「西田さん、さすがにまだ早いですよー」
西田と田畑の掛け合いに、どっと笑いがこぼれる。
「今日明日は一番若い僕の運転になります。よろしくお願いします」
「田畑君に任せっきりで悪いな。御礼は、たっぷりみんなで気持ちよくしてあげなきゃね」
「山崎がそういうこと朝から言えるようになるって、えらい変わりようだよな。俺ならまだしも」
西田の突っ込みに、野村医師がすかさず乗ってくる。
「山崎さん、スケベなこともすっと言えるようになりましたね。いい変化ですよ」
「僕もそんなふうな山崎さん、すごく魅力的に思います。もっとスケベな話、出来るようになりましょう」
「あ、いや、その。なんだかこの4人の中だと、素直になれるっていうか、その……」
なんの屈託も無さそうに笑う田畑の顔が、山崎にはまぶしそうだ。
「では行きましょうか。コンビニかサービスエリアにでも寄って、軽く腹に入れときましょう」
医師の車はドイツの有名メーカーのものだった。
7人乗りの車内はゆったりと広く、車種全般における堅牢な作りは安定したファンを持っている。
4人分のゴルフ&旅行バッグを乗せ込み、助手席には野村医師、2列目には山崎と西田が乗り込むと、低いエンジン音からの出発となった。
「田畑君は、ゴルフやってるの?」
運転している田畑青年に、後ろから山崎が尋ねる。
「ははは、コースはまったく初めてなんですよ。この前先生に打ちっぱなしってのには連れて行ってもらって、スイングとかも教わったんですが……。今日はとにかく、みなさんに着いていきますのでよろしくお願いします」
「へえ、田畑ちゃん、初めてなんだ。ベテランに囲まれての童貞喪失、いい筆下ろしにしなきゃな」
「西田さん、それ、たとえが古いです」
車内に笑いが溢れる。
それにしても若いとはいえ、山崎にとってはまったくの初心者との一緒のラウンドとは驚きだった。
「そのあたりも含めて、ハーフで計画してみたんだがね。田畑君はもともと運動神経いいせいか、当たるとけっこう飛ぶのでそのあたりは期待してやってください」
野村医師の言葉はどこか親からの目線ででもありそうなものだった。
西田が当然のように話題を出す。
「先生、握りはどうします?」
「それだが、どうしようかね? 田畑君がいるのでネットでいくとかなりハンデの影響が大きくなるし」
「先生はどのくらいで?」
「ぎりぎりシングル手前ぐらいかね」
「ひょー、さすが先生!」
「君たち二人はどうなんだね?」
「それなりにやってきてますが、典型的なボギー野郎ってとこですね」
「あの、みなさん……。盛り上がってるところ悪いんですが、ニギリって、いったいなんなんですか? 分からない言葉ばっかりで……」
盛り上がる車内の会話に、田畑が質問を返す。
その言葉に西田が噴きだした。
「ああ、最初は分かんないよな。山崎、説明してやれよ」
「先生が本来教えとく話しでしょうに」
「はは、山崎さん、申しわけ無い。田畑君にレクチャーしてやってください」
「えっとお、握りってのはぶっちゃけ賭けのことなんですよ。金賭けるは法律でダメってことにはなってるが、実際には仲間内だとやってる人も多い。現ナマだとあれってときには昼飯のビールを奢ったり、帰りの運転を代わったりとかかな。
ハンデはスコアに応じたまさにハンディキャップって奴で、田畑君みたいな初心者にはたくさん、野村先生みたいに上手い人にはちょっぴり与えられる数値になる。実際に比べてみると、初心者にはけっこう有利になったりするかな。
シングルってのはそのハンデが一桁で、少ない、つまり上手い人。ボギープレイヤーってのは、ハンデが20から40ぐらいで、その次にいい感じってことかな。
まあ普段の成績からして先生が一番上手くて、その次が私達2人、最後が田畑君ってことになるけど、ハンデ付けた数値だと握るには逆に不公平なるかもって話」
「その、僕みたいなのが一緒にやるのは、やっぱりみなさんの迷惑だったんじゃ……」
不安そうな声で田畑青年が尋ね返す。
初めてのラウンドであれば、当然の戸惑いだろう。
「いやいや、もともと初心者の人でも楽しめるためのルールであって、迷惑なんてとんでもないよ! ねえ、先生っ、そうでしょう?」
「そうだよ、田畑君。とにかく経験者が私達3人もいるんだから、大船に乗った気持ちでいたまえ。初めての人に親切に、っていうのはうちのクリニックのポリシーでもあるだろう」
「そりゃそうですけど……。まあここまで来たらまな板の上の鯉です。みなさんにお任せしますよ」
「田畑君、君のたとえもかなり古いと思うけど」
山崎の突っ込みに、また車が揺れた。
目的のゴルフ場へは、医師のマンションから高速も使って2時間半ほどだったろうか。
途中のサービスエリアでサンドイッチを腹に入れ、朝の早い時間に到着した。
医師が選んでいたのは田畑看護師含めて楽しめるようにと、カジュアルなコースだった。
ドレスコードもそうきつくなく、カートも自分達で運転する形で予約を入れている。
早朝は逆に混み合うし、初めての田畑青年のことを考えるとプレイ時間もそれなりにかかるだろうと午前中の最後のスタートになるようにと時間を調整し、なおかつ宿の泊まりには疲れを残さないようにとの判断だろう。
「カート、俺が運転しますよ。田畑君じゃ勝手が分からんだろう」
「あ、すみません。ホント全然分からないんで……」
「じゃ、先生が俺の隣、田畑君と山崎が後ろな」
「え、僕が助手席にしますよ」
「いいっていいって。おじさんの言うことには従っとき」
「そうそう、田畑君。それでいいんだよ」
西田が運転手を買って出る。
医学的な知識では太刀打ち出来ないはずの青年が、ここではまるで子どものような扱いだ。
「で、先生。車では途中で終わっちゃったけど、握りどうします?」
ゴルフのことになると、西田の方が饒舌なようだ。
「そうだな。一人一人でやってしまうとハンデの関係で田畑君がスコア関係無く有利になってしまうだろうから、2対2でいこうか。で、ネット合計で負けた方の代表が、今日の夜、3人に責められ役になるってのはどうかね?」
「うおー、それはたまらんな。なあ、山崎、エロイよな?」
「ああ、うん……。温泉宿でみんなに責められるって、感じ過ぎちゃいそうだ……」
「なに勝手にやられる側のことだけ想像してるんだよ? やる方になる確率の方が大きいんだぞ?」
田畑君がくすくすと笑う。
「それじゃ、最初に俺達患者側と、先生達でグーパーして、グー同士、パー同士でいきましょうか」
「それでいいだろう」
「私も賛成!」
組み分けが決定する。
野村医師と西田、田畑君と山崎の組となった。
くじ引きで最初のホールは野村医師からのスタートだ。
「さて、皆さんの前で恥ずかしくない初球を打ちたいものだな」
馴れた様子でティーを差す野村医師を見守る3人。
見事な放物線を描いたファーストショットは、きれいにフェアウェイに乗る。
周りのアドバイスでアイアンを振った田畑君はなんとか空振りを逃れ、飛距離はそう出なかったものの、OBにはならなかったようだ。
みなに取っても、幸先のよいスタートとなった。
……。
…………。
………………。
2時間半ほど経ったろうか。
コースアウトした4人が風呂場へと向かっている。
「お疲れ様でした。田畑君は叫んだり走ったり、忙しいゴルフだったな」
「言わないでくださいよー。もう途中でどうしていいか分かんなくて頭真っ白になってました。動きだって、皆さんの言うがままでしたし」
「はは、でも初めてのラウンドであれだけちゃんと当たってるだけですごいよ」
「だよな-。俺とか始めてグリーンに立ったときとか、けっこう練習したつもりだったけど、緊張で散々だったし」
まったくの初心者の参加があるとのことで、午前の最終組にしていたのはゴルフ場との打合せ済みだったが、それでも通常よりは時間のかかったプレーのためか、風呂場は4人の貸切状態になっているようだ。
「で、結果ですが、先生の12番でのが響きましたねー」
「あそこだけはさすがに悔いが残ったな。打った瞬間、ああっと声が出てしまいました」
「シングル近い先生でもああなんだから、俺達が少々ミスろうが、構わないよな」
「元々ゴルフというものが、そういうものでしょう」
「ふふ、まあ、その結果が先生をみんなで責めるって決まったわけですから……」
ベストグロスは西田が勝ち取ったのだが、ネットの握りでは田畑のハンデと思ったほど伸びなかった野村医師のスコアで山崎&田畑組が勝ち、負けた西田&野村医師の代表として、「じゃんけんで勝った」野村医師が今夜のターゲットとなったのだ。
「すごいなあ! ゴルフ場の風呂って、みんなこうなんですか?!」
初めて経験する田畑君としてみると、当たり前の感想だろう。
スーパー銭湯でもかなりいいところ並みの設備に温泉使用となれば、驚くのも無理は無い。
「最近のゴルフ場は、どこも風呂に力入れてるからな。時間的にも、午後の組が来るまでは貸切だろう」
野村医師の言葉に3人が色めき立つ。
「へへ、早く風呂行きましょうや」
「僕も早く汗、流したいです」
脱衣所で裸になる4人。
でっぷりとした太鼓腹に毛深い野村医師。
中年太りの色白の肌に色気のある山崎の裸。
西田はがっしりとしたしまった肉付きを、ゴルフ灼けが彩っている。
ラグビー上がりのむっちりとした筋肉と、脂肪をまとった褐色の肌が扇情的な田畑看護師。
それぞれが放つ性的な魅力に、4人の股間がすでに反応を始めていた。
「先生の、しゃぶらせてもらいますよ」
汗を流し、大きな浴槽の縁に腰を下ろした野村医師の前に、西田が跪く。
他に入浴者がいないことは確認しているが、それでも大胆な仕草だ。
毛深い股間に寄せた口中で、あっと言う間に勃ち上がった医師の逸物が西田の喉を突く。
「田畑君、私達も……」
こちらは立ったまま、頭の上からのシャワーを浴びながらの山崎の台詞だ。
「山崎さん、僕、もう、来るときの車の中で何回も勃起してて……。ゴルフ中は山崎さんや西田さんのシャツに浮かび上がった乳首がすごくエロくて……。先走りでずるずるになってました」
「私もだよ。田畑君や野村先生がしゃがんだときとか、お尻のラインや腰回りの肉付きが、もういやらしくてたまらなかったよ」
山崎と田畑、シャワーブースで抱き合う2人が濃厚なキスを交わす。
開いた眼の上、閉じそうになるまぶたを意志の力で押さえ込む山崎は、田畑君の瞳に映る自分の睫毛を数えられるほどだ。クリニックで教わる様々な技術を身に付けるうちに、キスや射精の瞬間に目をつぶらずに、相手の瞳を見つめながらの行為に快感を覚えるようになってきている。
勃起した肉棒が互いに押し付けられ、先走りとわずかに残ったボディソープのぬるつきがいっそうの快感を呼ぶ。
「ああ、山崎さんと田畑君が抱き合ってるのも堪らんですな。西田さんも、ちょっと見てやってくれ」
「んん、ああ、スケベですね……。田畑君は初ラウンドの緊張もあっただろうし」
「ちょっと3人で田畑君を楽しませてあげようか」
「夜の部の前に、いいですな、それ」
立ち上がった野村医師と西田が、シャワーブースへと近づいていく。
2人の接近に気が付いた山崎が田畑君の後ろに回り、そのむっちりとした胸を揉みしだく。
「ああっ、そんなっ、僕だけ……」
「夜は私が責められ役なんだ。昼間は看護師の君っていうのは妥当だろう」
野村医師の言葉が、山崎と西田に取っても行動の後押しとなる。
1対3の行為は、普段の生活で楽しめることはまずあるまい。
「私が後ろから乳首を責めますから、先生と西田で股間とキスで責めてください」
山崎が田畑君の後ろから声をかける。
積極的なその姿勢に、野村医師が満足そうにうなずく。
「西田さん、まずは玉とペニスを2人で責めましょうか。キスはまだもったいない」
「いいですな、それ。では最初は、俺がチンポしゃぶらせてもらいますか」
「では私は、玉の方を」
田畑青年の前にしゃがみこんだ医師と西田が、それぞれのターゲットに唇を寄せる。
唾液を溜め込んだ口中にずるりと飲み込まれた肉棒とふぐりが、べろべろと舌先で翻弄される。
両の乳首を優しくつままれ、先端を爪先で擦られる刺激が田畑君の脊髄を駆け上がる。
「ああああっ、気持ちいいっ! ダメですっ、そんなしたらっ、すぐっ、すぐにイっちゃいますっ!」
乳首、金玉、肉棒を同時に責められて、耐えられる男はそうはいない。
ましてや体力精力に溢れた30代の肉体が、好みのタイプ3人から性感帯を刺激され、射精を堪えることなど出来そうにもないだろう。
「昼食も取らないといけないし、我慢しないでイっていいんだよ」
「そんなっ、イきたいけど、もったいないんですってばっ!」
「まあ、分からんでもないが……。では、もう少し我慢したまえ」
「でもっ、そんな焦らされるとっ……」
「焦らされると、なにかね?」
「先生っ、そんないじわる言わないでくださいっ!」
悲鳴のように響く田畑青年の声が、高い天井によく響く。
入口近く、少し奥まったシャワーブースからは入口の扉もよく見え、人影が見えないことが分かっての責めでもあった。
「あっ、山崎さんっ、そこっ!」
田畑青年の頭とそう変わらない太さのたくましい首筋を、山崎の厚い舌がべろりと舐め上げる。シャワーで流しているとはいえ、うっすらとした塩気がこの瞬間の青年の欲情を表している。
「乳首と首と、どっちが気持ちいいんだい?」
「ど、どっちもです……」
半年前には想像出来なかった台詞が、山崎の口から漏れる。
耳元で囁かれるその言葉は、吐息だけでも青年の身体を震わせてしまうのだ。
「ひっ、ひあっ……。もうダメですっ、イっちゃいます……」
山崎が指先に取った唾液を、田畑青年の膨らんだ乳首の先端に塗りつける。
片方の乳首を優しく揉み上げながら、もう片方の先端を爪立てた指先で強くつねり上げる。
肉棒を西田の手でしごかれながら、亀頭をぐちゅぐちゅと圧を下げた口内で吸われ、しゃぶり尽くされる。
下からあてがわれた野村医師の手で、でっぷりとしたふぐりを揉まれながら、片方の金玉を口に含まれは舌の全面を使って舐めしゃぶられる。
両胸に与えられる痛みと快感、肉棒と亀頭、両の睾丸に加えられる愛撫。
どこが感じているのか分からなくなるほど、全身を同時に責め立てられる快感が、若者の射精への道程を一気に短縮することとなった。
「ダメですっ、もうっ、イくっ! イくっ!」
「山崎さんと、キスをしながらイきたまえっ! 山崎さんの目を見て、目を見てイきたまえっ!」
最後の瞬間、野村医師からの指示が出た。
山崎もぐっと田畑君の顔を引き寄せ、舌先を絡め合う。
医師の指示に従い、2人は見つめ合いながら、最後の瞬間を待つ。
西田は太竿を激しくしごき、先端の割れ目に舌を差し込む。
野村医師は両の金玉を揉み上げながら、青年の蟻の門渡りをぐっと指先で押し込んだ。
「んんっーーーー、イくっ、んくーーーーーーーーーーっ!!!!!」
しゃがみ込んだ西田の口中、その喉奥に多量の精汁が放たれた。
全身、おこりのように震わせる田畑君の肉体を、山崎がずっしりとした身体で受け止める。
射精の瞬間、ぐっと引き上がろうとする睾丸を野村医師が握り込み、より深い快感を味わえるよう、睾丸へと圧迫を加える。
「んっ、んんっ、んぐっ、ぐはあっ……」
2分近く続いた射精の律動が、だんだんとおさまってきた。
青年のむっちりとした重みのある肉体を抱きかかえている山崎、蹲踞の姿勢でしゃがんでいた西田、片膝で突き出た腹を逃しながら玉を揉んでいた野村医師。
3人の股間からも浴場の床へ、とろとろとした先走りが糸を引いていた。
「ずるいですよ、僕だけイかされるなんて……」
「夜は私が責められるんだ。一番若い君を昼間のうちに1度イかせておいて、なにが悪いんだね」
「そうだそうだ。俺達の倍ぐらい田畑君ならイけるだろうし、上澄み抜いてもまだびんびんじゃないか」
「そんな言ったら田畑君が可哀想ですよ。まあ、ちょっとうらやましかったけど……」
再びシャワーを浴びる4人。
最後に大きな浴槽にゆっくりと浸かり、温泉を楽しむ。
「さっきのことだけど、山崎はやっぱり、ヤるよりヤられる方が好きなんかね?」
「うーん、どうなんだろう? 野村先生達に色々教わって、エッチなこと想像するときは自分がやられてるときの方が多いかな……?」
「そういうことを普通に話せるようになってきていることこそが、治療の成果だと思いますよ」
若さのせいか、射精の疲れをもう回復したかのような田畑君が口を挟む。
「田畑君の言うとおりだな。山崎さんがこれまで抑制してきた性に関しての話題がスムーズに出来てきてるように思いますし、いいことだと思いますよ」
「なんだか先生や田畑君にそう言われると、誇らしいような、恥ずかしいようなですよ……」
「恥ずかしがるなって、先生がいつも言ってることだろう。山崎はすぐそうやって自分の言葉を恥ずかしがるんだから」
「そうだよな、恥ずかしがっちゃ、いかんのだよな……」
西田の言葉を返した山崎が、ばしゃりと顔を洗う。
「そろそろ上がりませんか。お腹減っちゃいました」
「やはり若い分、田畑君は元気だな。まあ、のぼせてもいかんし、そろそろ上がろうか」
「飯食ったら、泊まりの宿にそのまま向かいます。田畑君、また運転大丈夫かな?」
「もちろん、そのつもりです。ゴルフでちょっと気を使ったことはありますけど……」
田畑看護師に西田と山崎が軽く頭を下げ、野村医師が上がろうかとの意思を目で伝えた。
体格のいい4人の男達が一斉に立ち上がる。
大きく揺れる波紋が、広い浴槽の隅にまで伝わっていった。