えっ?
そんなことされたら、またまた勃起しちゃうって?
大正解。
またまた、その夜も、悶々としてなかなか寝付けなかったさ。
もうこれは、いじめだ。
金玉ハラスメント。
略してキンハラ。
しかし、いいこともあった。先生の話を聞いてなんだか、元気が出てきた。
そうだ、むしろからかわれるくらいの持ち物を自慢の物とすればいいんだ。
みんなが嘲笑するのは、裏返せば男性として嫉妬していると思えばいい。
そう考えると、股袋のように逆に目立つような存在に変えていくことが、誇らしく思えた。他のやつにはできないもんな。金玉の自慢なんて。
何故茂田先生がこんなに金玉の素晴らしさの話をしてくれたのか。それはきっと俺の心の中に棲んでいたコンプレックスを払拭させるためだったに違いない。
茂田先生はたぶん「でかい金玉を恥ずかしがることはない。むしろこんなに素晴らしい機能があり、大切な役目をしていることに誇りを持ちなさい」
と言いたかったのだ。
[体液の検査 その3 精液検査]
いよいよ最後の検査の日が来た。
いつものように、尿検査の後、金玉とその周囲の触診から始まった。
しかし、いつもと違うのはおそらく今日が入院生活最後の検査かも知れないということで、茂田先生の他に大学から医務室の髭の先生と、野球部の監督まで検査に立ち合おうと来てくれたことだ。
みんなには今までの検査では異常が見つからなかったことが既に伝わっていて、もうすっかり退院前提の顔つきになっていた。
ピクニックでも始まりそうな勢いで、三人が入ってくる。
そんなに広くは無い病室に、俺も含めて4人の雄臭い連中が集まった。
みんな口々に、
「よかったなあ、退院できそうで」
「野球部のメンバーが待ち兼ねてるぞ」
「禁欲生活ともサヨナラだ」
など、口々に勝手な事を言いながらも、実は別の事を期待してきた事を俺はちゃんと分かっていた。
その期待に応えようと茂田先生はニヤニヤした顔で、
「It’s show time!」
と、訳の分からないことを言いながら、俺のパンツを引き剥がした。
「最後の触診をするから、いつものように脚を広げてくれないか」
茂田先生の声と共に、監督と大学の先生が俺の下半身がよく見えるようにと、ベッドの足側に移動する。
「監督は初めてですかね。彼の触診の時間は」
大学の髭先生は、まるでツアーガイドのように監督を前に案内し、さも名所の説明をするかのように、俺の金玉の状態について解説し始めた。
「これから彼の下腹部に異常はないかを、私達の目と手の感触で判断する触診を行います。
今日の見どころは、そのときに表れる真中君の表情や声になります」
俺は見世物か?
「茂田先生に続いて、我々も彼の下腹部を触ります。監督も心配でしょう?」
説明する大学の先生もわくわくしているみたいだ。
「おおっ、久しぶりに真中君の観光名所を見せてもらえるなあ。
真っ赤に腫れているんじゃないかとか、玉が小さくなってしまったんじゃないかとか、そりゃもう心配したぞ」
監督の言い方はちっとも心配していたようには聞こえなかった。
茂田先生はいつもやるように、目と鼻の先まで俺の金玉の辺りに近づき、匂いを嗅ぐ。
ゆっくり丁寧に肛門に近い所から指で陰嚢を押しながら上に進み、左右の睾丸を探り当てると、ぐりんぐりん玉を転がすように回した。
「痛いところはあるかな」
いつもの事だけど、先生の触り方って妙にスローペースで、しかも撫でたり、押したりするだけじゃなく、ときには指先で陰嚢の表面を引っかくように動かすんだ。
こんなことされれば誰だって気持ちよくなって思わずびくんっと身体が反応しちまうし、声だって自然に漏らしちまうだろう?
特に今日は最後の触診だからなのか、やけに丁寧に何度も上下左右に指を這わせるんだものなあ。
「あ、はあああっ」
俺、ため息に近い喘ぎ声を出しちゃうよ!
「うおおっ、また色っぽい声だすなあ、真中君。思わずこっちも勃起しちまったじゃないか!」
監督は前を押さえて困ったように笑っていたが、柔らかなユニフォームの生地に、明らかに大きくなった竿と亀頭の括れが隠しきれないラインを見せていた。
「茂田先生の所見では異常無さそうですが、我々も彼の身体の状態を知っておかねばいけませんしね」
そう言うと大学の先生は監督の手を俺の金玉に導いた。
「私は右側の玉からやりますので、監督は左側の玉から触診してください」
監督も先生から言われるがままに、2人は左右シンクロで二つの手を玉から玉へと遊ばせる。
「ああっ! い、いいっ! 気持ちよくなっちゃいますっ!」
快感が金玉から頭に突き抜ける。
はあはあ、と、俺の呼吸が荒くなるのを見ながら先生と監督があらゆる技を駆使し、さわさわと触れるか触れないかぐらいの微妙な位置に手のひらを置き、交互に、そしてリズミカルに金玉の表面を這わせる。
「ああ! ダメですよー、それは、や、ヤバイですって!」
俺の叫ぶ声など聞こえないように、先生たちの指が鼠蹊部に移動する。
太腿の付け根と金玉の付け根の谷間に滑り込み、つつうっと谷間の底の路に沿って掻き上げる。
しかも、両側の深いところを同時に。
「うわあっ!!」
それを聞いて、監督はかちゃかちゃとベルトを外す。
「もう、我慢できん。こいつに金玉をしゃぶらせていいすよね」
先生たちはニコニコしながら、監督に頷く。
「さあ、遠慮なく行け!」
と言わんばかりに。
茂田先生が片手にビーカーを持って来た。
「最後の精液検査用だ。
入院期間中の射精禁止命令で、このでかい金玉が破裂しそうに溜まっているだろうから、今日はシャーレじゃ間に合わんだろう」
そう言うや否や先生同士、舌を絡めあい、こぼれ落ちる唾液を啜りながら舌の演舞を俺に見せつける。
一方、監督はすっかり全裸になって俺の頭の上にやってきた。
「真中君、わしも若い頃金玉に硬球がぶち当たった経験があってなあ。君の痛みはよく分かる。回復するように縁起担ぎだと思って、わしの金玉をしゃぶってくれ」
一体何の縁起担ぎだ?
そんなもん聞いたことないです。と言おうとして開きかけた口に、黒くて丸々と太った監督の玉が押し込まれた。
「ん、んぐ、ぐう。 んがあっ!」
監督はぶっとい脚を「よいしょっ!」と広げると顔の上に大きく股がり、二人の先生にも俺の玉しゃぶりがよく見えるよう、ちんぽを持ち上げている。
俺の目の前には監督の毛深い尻が迫り、監督は俺の下半身をしっかり目にすることが出来る体制だ。
喉まで塞がれ、声が出せないことなどお構いなく、監督の汗臭い男の源がずぶずぶ入る。
監督の蟻のと渡りからけつ穴にかけての、もっさりと茂った陰毛が鼻をくすぐる。
やがて二つの玉が完全に押し込まれ、おれのほっぺたが玉を頬ばったリスのように膨らんだ頃、下半身担当の二人の先生方は何と俺の左右のぱんぱんに膨れた金玉を撫であげ、いや舐め上げ始めた。
しかも、金玉の皺の一つひとつの溝に沿って舌の先を滑らせるように。
「んん、んんっ!」
声にならず、唸るしかできない俺は上からの刺激と下からの刺激の同時攻撃に、もう訳が分からなくなり、理性などぶっ飛んでいた。
いや、むしろこうなると、自ら性の快楽を楽しむために自分から玉に吸い付き、自分から舐められやすいように股を開いていたと言っていいだろう。
監督も俺のぼってりとした金玉を舐め上げる2人の先生達を見て興奮するのか、口の中の睾丸がぎゅっと縮みあがろうとする。
それを必死に吸い上げながら毛深い玉の表面を刺激すると、頭の上から監督の小さなうなり声が聞こえた。
俺の顔に股座を沈める監督。
俺の股座に顔を埋める先生達。
この対句のような性の営みにより、俺の金玉も確実に射精にむけて一段ずつ階段をのぼり、ギュッと上がっていった。
いまや、俺の二つの睾丸は意思を持ち、先生方と監督に射精させろとせがんでいた。
それを察知したのか股間に顔を寄せ合っていた先生達は、まず俺の金玉から竿の根本にと、その舌の住処を移した。
左右対称の位置に舌をねっとりと付け、じわじわと先端へと移動させる。小刻みに舌先を震わせながら。
先生方の顔が、俺のちんぽを挟んで交差する。
竿の裏側の筋と腹側に浮き出た血管の、その道筋通りに舌が進む。
もちろんその間、俺の金玉を撫で回して反応を見ることは怠らない。
そしてまた、二つの舌が交差する。
ぬめぬめとした、柔らかで、そして芯のある2匹のナメクジが、雁首の背中から雁首と筋が繋がる裏側にシュプールを描くように交わる。
「ううっ。すげえ。それ」
口をたわわな果実で塞がれているため、頭の中で叫ぶしかない。
「どうかね? 大くん。金玉痛むかな?」
俺は口で答える代りに、「いや大丈夫です」と言う意味で頭を横に振った。
すると頭上から
「うおぅっ、たまらん。金玉咥えたまま首振るのはやめろって!」
今度は監督の悲鳴が飛んでくる。
大学の髭先生が、また余計なことを言い始めた。
「茂田先生、どうも先走りの出が悪いようです。もっと大くんに視覚的、嗅覚的な刺激を与えた方がいいんじゃないですか?」
すると茂田先生も調子に乗って
「そうだな、カウパー氏腺液をもっと分泌させる刺激をして、それを彼の亀頭に塗り付けて射精しやすくしましょう」
うわあお。す、すげえこと言う。もうそれだけで汁が潤沢に出ちゃうじゃないか。
と言うわけで、先生方は一旦俺のギンギンな太棹から口を、パンパンな玉から手を離すと、跨っている監督の方に移動した。
「監督さん、お楽しみのところ悪いが、向きを変えてもらえるかな?
いや、金玉は彼に咥えさせたままで、いいから。
そう、そう。
そのまま、180度回転して、そう、そんな感じで」
監督は、まあ何とも器用に腰を浮かせて、しかし、玉は俺の口の中に収めたままゆっくり顔を跨いで、くるりと反対方向に身体を向けた。
つまり、今は監督のでかいちんこがちょうど俺の鼻の上に当たっていて、下から監督の上半身を見上げる形になったわけだ。
先生方は俺の頭上に集まって、俺を興奮させ、先走りをたくさん出させるためにものすごくいやらしいことをし始めたのだった。
「さっきは監督さんの金玉を正面に咥えさせられていたから、自分のペニスが我々からどのように愛撫されていたか、目の当たりにできなかっただろう?
多分指や舌の感触といやらしい音のみで、自分は何をされているのかを想像するしかなかったんじゃないかな?」
大学の先生が説明し始めた。
「だから、実際にはこんなことを二人がかりでされていたのだよ、という場面を君に見せてだな」
茂田先生が続ける。
「視覚的に興奮した方が、よりたくさんのカウパー氏腺液を出せるんじゃないかと考えたわけだ。
君にやっていたことと同じことを、監督さんのペニスを使って見せてあげよう」
ああ、だから、俺の顔にケツを向けてしゃがみ込んでいる監督の向きを反対にして、俺の目の前に監督のでかいちんこがくるようにしたのか。
まあ、さっきのはそれはそれで監督の毛むくじゃらのでかいケツを目の前でじっくり見ることもできたし、滅多にない経験でもあったし、それなりに楽しかったんだが。
そう言われると、俺のちんぽを二人がかりで、どのように扱ってくれたのか、気になると言えば気になった。
でも、金玉を咥えたままにしておく意味があるのか?
そんなことを考える間もなく、二人の先生方は俺の鼻っ柱の真ん前に、でんっと置かれた監督の太マラの左右に顔を近づけた。
二人は、顔を見合わせて
「大くん、今から目の前の監督のでっかいちんぽを使って、先ほど君にどんなことをしたか再現するからね。よく見ておくんだよ」
言うや否や、2人の舌先が監督の竿の根本の陰毛がわさわさと茂っているあたりから、幹の両側を舌先でちろちろと駆け上る。
大学の先生は竿の背面に、そして茂田先生は竿の裏側に舌を移動させながら、それぞれ、唾液の轍をつけていった。
予想した通り、同時に頭上から監督の戦慄きか聞こえてきた。
「あうっ! そ、そんなっ、舌先で、ち、ちんこを這いずり回られたら、声っ、声が出ちまうっ!」
もちろんその間、先生方が俺の両手を空いたままにしておくわけがない。当然のように俺の手のひらに自分達の太い一物を握らせておくことは忘れなかったさ。
「大君、口の中には監督さんの金玉、両手には我々のペニス、目の前には、雄臭いちんぽと亀頭、まさに天国だろう?」
元気よく「はいっ!」と答えたくても、口の中には巨大な卵をねじ込まれ、両手には棍棒を握らされているのだ。
まるで、言葉にならず、
「んぐっ!」
としか言えないじゃないか?
それをいいことに、先生方は何とか俺に答えさせようと、意地悪な質問を次々に浴びせる。
「私達のちんぽのどちらが握っていて気持ちがいいかな?」
俺は「両方とも太いです」と言う代りに両手同時にグイッと太い棒を固く握りしめた。
「うおう!」
左右から快感を表す呻き声。
頭上からは両手で握った力が金玉に伝わったことを示す呻き声。
たまらないと言った表情で、先生方は仕事の続きに戻る。
舌を縦横無尽に活躍させて、これでもかと激しく監督のちんぽをねぶりあげる。
目で俺に舌を動かして監督の金玉を裏側からざらっと舐め上げろと指示をだす。
先生達には及ばないが、それでも銭湯などで見かける同年齢の男達に比べれば大ぶりの監督の金玉で口一杯が塞がれてる俺。
なんとか舌先を動かして、監督のふぐりの表面をぐちゅぐちゅと嘗め上げ、先生方の期待に応える。
監督はその刺激に敏感に反応する。
「おおっ、たまらん!
三人の舌でマラと玉を同時に舐められては!
気が狂っちまう!」
なんで先生方は監督の気持ちの良いところを知っているのだろう?
この場面の描写は大切だからもう少し続けるね。
その刺激の繰り返しが一時間も続いただろうか?
とにかくどういう訳か先生方は監督のイキそうなタイミングをよく心得ていて、これ以上やると本当に射精しちまうな、と判断すると、サッと手を引いて、失礼、舌を引いて監督の気を外すんだ。
「んんん、っ、!!」
もう、監督、泣きそうな声に変わってきた。
ああ、こりゃ切ないよなあ。
男が好きな奴なら分かるよなあ。
俺は完全に監督に同情しているはずなのに、どういうわけだか、俺の意思とは反対に俺の舌が勝手に監督の玉を上下左右に舐め回すことを止めてくれないんだ。
全く罪作りな俺の舌。
監督、ごめん。
先生方は何度も監督自身から溢れ出す先走りを味わって、互いの口に移し合いしていたが、肝心の俺自身から溢れ出す先走りはどうなったか?
元々俺の先走りをもっともっと流させるためっていう、大切な目的を忘れているんじゃないか?
ああ、でもこれだけ長時間俺の唾液が監督の金玉を濡らし、先生方の唾液がちんこを流れ、監督の先走りが俺や先生方の顔にまとわりつくと、さすがにめちゃくちゃ男臭い。
陶酔してしまう匂いだ。本汁が出ていないのに思い切りいやらしい芳雅が立ち上り、病室に充満してくる。
「こりゃ、もう媚薬だなぁ!」
茂田先生が息をつくと、あっと気がついたのか、大学の先生が、
「大君の先走りは沢山出てますか? 茂田先生」
と、やっと本来の目的を確認してくれた。
ああ、助かった。長時間塞がれていた口を休ませることができる。
「おおっ! こりゃ凄いことになっているぞ!」
茂田先生が叫んだ。
先ほどまでとは違い、監督が身体の向きを変えてからは、今度は監督の尻が邪魔になって、俺からは自分のちんぽが見えない状態。
でも見えなくても俺は分かっている。
自分のガチガチに勃ち上がったちんぽの先端から、どくどくと先走りが流れ出してることを。
「すごいぞ、溢れすぎてちんこの根本に水たまりを作っとる」
「ほう、金玉の裏まで流れとるな!」
口々に感心しているような言葉を浴びせながら、俺には先生方が明らかに舌で俺の亀頭から竿、さらに玉にかけてペロリペロリと舐めてすくいとっているのが分かった。
だって舌が這い回ったところの跡が妙に温かい証拠を残していくから。
先生方の温かい舌はぐるりと亀頭を一周して、幹を一周して、玉を一周する。
「ああ、先生!いい! 」
この言葉を漏らしたのは当然俺ではない。
俺がその金玉をずっと口中で転がしている、監督から出た声だ。
もちろん俺が声に出したかったが、ご存知のようにまだ監督の金玉を頬ばっているから声に出せない。
しかし「んんっ!」という唸り声は立てられた。喉の奥からの絶叫が舌や唇に振動となって伝わり、その振動がさらに監督の金玉に伝わり、刺激したわけだ。
監督も俺のちんぽは背中側になり、直接目にしてるわけではない。
それでも俺がヤられてることも雄としての直感と金玉への俺の刺激で察知し、声に出してくれている。
俺のちんぽの快感が監督の金玉の快感に変換されたことで余計にいやらしさが倍増する感じがした。
俺の口はアンプで、監督の口がスピーカーの役だと言えばいいかな。
先生達は、大量に噴き出した俺の先走りを飲み込まないように(或いは少し飲んだのかもしれないが)口に含んだまま、再び監督の太マラの祭壇(俺の顔)に近づくと、それを口から監督の亀頭に吐き出した。
丁寧に舌を使って塗りつける。
当然、監督の金玉をしゃぶっている俺の口の中にも少しずつとろりとした液体が侵入してくるから、俺はそれをいいことに舌で救って監督の玉裏に擦りつけた。
つまり、監督の竿も玉も、いまや俺の体液でぬらぬら滑りやすくなっている訳だ。
先生方は代わるがわる監督の亀頭にむしゃぶりつき、一気に根元まで口を下ろしながら、しゃぶり、ねぶり、上下に首を動かした。
その交代するタイミングが実に慣れていて、餅つきのこね回す役と杵で打ちつける役のように、息がぴったりなんだ。
こりゃ素人じゃない。長年コンビでこんな事を続けないとできない技だと俺は思った。
「ずりゅっ、ぐちゅっ、ちゅぱっ」
「ああっ!ああっ! いかん、そんなにされたらっ、いっ、いっちまう!」
監督はもうすでに泣いていた。
金玉がどんどん上がっているのが、俺の舌で確認できるくらいなんだ。
おれは、頭上でストロークを繰り返す先生方の方を見上げて、監督の射精が近い事を目で合図した。
すると、先生方はいきなり美味そうに味わっていた太いチョコバナナを口から無理やり引き離された子供のような顔をして、
「仕方ない、監督もいかせてやるか」
監督も? も? も!
「ああっ、急に口を離したら。いっ、いきそうになってたのにっ!」
ああ、監督の気持ち分かる。
ほら、しごかれてもう少しでいきそうなとき、そこでいきなり手を離されると逆に刺激になっていっちゃうときってない?
しかし、監督 も! ということは、俺も、か?
「茂田先生、監督は私がいかせますから、大ちゃんの方お願いします」
なんだか緊急医療の手術室みたいになっている。
大学の先生は再び監督のペニスを咥えると、一心不乱に首を上下に動かしはじめた。
茂田先生は俺の下半身に回り、左手では金玉を優しく揉み上げながら、利き手の右手で、俺のちんぽを扱き上げる。
腹の上に乗せられたビーカーの底が冷たい。
「できれば監督さんと大ちゃんの射精のタイミングをシンクロさせましょう。
先生なら監督さんのイくタイミング分かりますよね。大ちゃんの方は寸止め出来ますから」
茂田先生は俺の亀頭をゆっくり撫でて、快感を伝え、俺が唸って声の振動が監督の玉に伝わるのを分かっていたのだった。
「ぐちゅっぐちゅっ、ジュバッ」
「デュぼっ ずりゅっ ムギュ」
自分のちんぽが音を立てている。
監督のちんぽも音を立てている。
「ああっ、すげえ、いい! 」
監督の金玉を咥えたままの俺の声が表に出ることはないが、口の中に響く呻き声が監督の金玉に伝わり、代わりに喘いでくれる。
「ああっ、すげえ いい、大ちゃんの声が玉にずんずんくる」
監督の雄叫びが、もうたまんねえ。俺も叫びたくなる。