入会の試練

その

フリーライターの勇蔵は九州地方の伝統的な踊りの源流を取材していた。地元の神主に聞いた土地に向かい、小さな村の男に聞く踊りの由来に興味を持つ勇蔵。


踊りの連の代表とも言える3人の男の前で、勇蔵はある行為を迫られていく。男としての根源をさらけ出すその行為に、勇蔵は自分でも驚くほどの興奮を覚えていく。


踊り連の男達を前に、褌を外す勇蔵。囃し立てられ、一切を隠すことなく裸踊りを見せる勇蔵が感じるのは羞恥心なのか快感なのか。



隠すものでも無いのですが、九州東部の県のひょっとこ踊りをモチーフとした作品。

関係者の方々、地域の方々、愛好家の方々、ごめんなさい。

方言はもう滅茶苦茶なので、ネイティブさんの突っ込みほしいところです。

地の文の人称はわざと揺らしてますが、効果あったかなあ……。

 

ネットでも元の踊りはすぐに見つかるかと思いますので気になる方はぜひ(^^)/

その節回しの中に私が感じた「もの悲しさ」は確実にあると思うんですが、どうでしょうね。

 

章立てのバランスが悪く、2章が長くなってます。

1章は説明文章&問答だらけですm(_ _)m。エロのみが目的なら2,3章だけでも(笑)。

スマホで20000字近いとキツイと分かってはいるんですが、縮めきれませんでした。

 

主人公の田所源蔵、使いやすい設定なので続編を考えてます。

七日籠もりシリーズや岐跨村の男たちのそれとは違い、既存の芸能や神事、お祭りなどを取り上げていきたいという、実に罰当たりなシリーズになりそう。

一応予定としては九州南部の県のある祭りを次の題材と考えてはいるんですが、果たしていつになることやら(笑)。