抜き屋稼業 2021

小柄ではあるがその逞しい身体が欲情をそそる柔道選手。体力精力ありあまる男達の欲望を満たすため駆使されるテクニック。


続いての担当は北欧の一国の投擲選手達。柔道選手とはまた違った身体付きのバルク系肉体を目の前に、様々なグッズを駆使していく。


最後になった担当はレスリングの一番重たい階級の選手だった。ベッドに腰かけた重量級の若者が俺の前でぽつりとつぶやく。



2019年、あの楕円球を追いかける男達の祭典のときに書いた「抜き屋稼業」の続編です。

人称についてのTwitter上での話の中から生み出した、ひたすら「一人称」の「俺」が語る物語となっています。

前作掲載時に「シリーズにするかも」みたいなことを書いていましたが、2年後にやっと実現しました(笑)。

 

時期として、やっぱり今(2021年夏)には外せない祭典だろうと取り上げましたが、実際のスポーツとはほぼ関係無く、妄想のみが炸裂してます。

現実とのリンクもありながら、嘘八百の内容をいかに「らしく」書けるかにチャレンジしてるつもりではありますが、うまくいってますでしょうかね。そのため、今作では「口」すら使わず、「手」のみの描写に。

三章構成予定で、この後は円盤投げとレスリングで考えてます。←円盤投げはやり投げに変更しました。

テレビ見ててタイプ出たらころっと変えるかもですが(笑)。

 

行為中の会話や喘ぎ声といった「快感を表す記号的表現」を極力排除しながら書いていってみたいと思ってます。

日本語以外の言語は翻訳サイト使ってますが、ああいう表現でいいのか自分ではまったく分かってません。

しゃべれる読める方からは、お叱り受けるかも。

 

pixivでも掲載しますが、あちらでは構成上、一章を一作品として公開していきます。