くまどん-三太 共作作品

磯に立つポセイドン

磯に生まれ、磯で育った俺の記憶。

その磯には荒波の立つ岩場に褌一つで立ち、波の向こうを見る親父さんがいた。


少年達は親父さんの下へと集い、海で生きること、男として生きることを一つずつ学んでいく。


褌姿の柔道部の先輩はその前袋を膨らませていた。

それを見た親父さんは先輩に立ち上がるようにと促す。「大丈夫だ」と声をかけながら。


少年達の眼前で繰り広げられる、男としての生の証。

白濁した液体が噴き上がり、濃厚な匂いが俺達の身体を包む。


自分の下腹部に初めての発毛を見たその日、俺は親父さんと二人だけの海中で、もう一つの「初めて」を経験する。


しばらく姿を見なかった親父さんを心配し、訪れた崖の下の小屋には親父さんとともにもう一人の男がいた。


親父さんと松本さん。二人の成熟した男達のせんずりを見せつけられた俺は、自分の股間が熱く滾っていることを知る。


三人三様の手すさびを互いに補佐しながら、快楽へと溺れていく俺。手で唇で舌で、ありとあらゆる性感帯を責め合いながら、盛大に汁を噴き上げる男達。



 この作品は三太の単独執筆作ではなく、「くまどん」氏との共作作品です。

 

 他の共作作品の紹介文でも書いていますが、共作者のくまどん氏とは旧サイトの初期の頃から、それこそ20年以上もの間、交流&お付き合いをさせていただいてます。

 自分に取ってはオープンリレーショナルシップの考え方の大先輩であり、かつまた積極的な実践者でもあられます(笑)。

 

 長い付き合いの中、お互い色々なこともありましたが、リアルを含めた人としての付き合いを、お互いの距離感を保ちつつ様々な側面において続けて来れたことを、とても嬉しく思っています。

 

 他の共作作品と同じく、元々のアイデアを含め初稿はくまどん氏に執筆していただき、三太がテキストを受け取りながら、文章表現や章立ての関連性や整合性、内容補足などの推敲を行っています。

 更にそれをまた、くまどん氏の元へと送り返し、打ち合わせていきました。

 推敲前に29000字ほどだったテキストを、推敲後には35000字超えの作品として完成しました。

 私の言う「くまどん節」の魅力を極力減じることの無いようには注意していますが、氏独特の表現の妙を、多くの方に楽しんでいただきたいと思ってます。

 最近の私が作品内でよく使う「目を開けたままのキス」「出された精液を互いに口移しで楽しむ」などの表現に表れる性癖は、氏の作風からの影響を確実に受けているのかと(笑)。

 

 感想などいただければ、くまどん氏も(もちろん作者三太も)大変喜ばれるかと思います。

 掲示板(新しいところで作りました)やTwitter、DMなどでお知らせいただければ氏にも伝えますので、ぜひ(^^)/