負傷したラグビー部員が

マッサージ屋で色々と体験させられたお話し

その5

 

 昨日はあれから、なんかいい感じで店を出てさ。

 明日も、きっとまたバーコさんにすごいことしてもらえると思ったら、昼間2発イかされてるのにやっぱり抑えきれなくて、帰ってからさらに3発、俺、抜いちゃったんだ。

 乳首いじって、チンポしごいて、金玉揉み上げて。

 でも、なんか物足りなかった。

 

 昼間にあれだけ尻の中いじくられて、手も触れずにイったあの感覚。

 あれって、チンポを直接扱いてイくのとはまったく違う、それこそ身体の内側から押し出されてくるって言うかさ。

 止めようと思っても止められない、ってのはせんずりでイくときも同じなんだけど、言葉としては『漏れ出る』ってのが、一番近いかな?

 普通に扱いたときだと何回か噴き出した後に『ああ終わったな』って感じになるのが無くって、なんかちょっとでも刺激変わるとまたトロトロ出ちゃう感じ。

 あの日は自分でも、ケツ、いじってみようかと思ったんだけど、それもなんか怖くて。

 でも、俺、バーコさんがもっとすごいことしてくれるって分かってて、きっと、それがどんなことかも、もう、分かってて。

 

 その『すごいこと』もさ、実際あのバーコのデカいチンポ入れられたら、どうなるんだろうって。

 その、汚れとかついたら、すごく冷めちゃうんじゃ無いか、嫌われちゃうんじゃ無いかって、俺、せんずりの後、ちょっとだけ冷静になったときに考えちゃって。

 

 スマホでそのあたり色々見てたら、ゲイの人のサイトで『シャワ浣』の記事見つけちゃったんだ。

 なんだか俺の中で『これだ!』みたいな感じになって、夜中まで開いてる薬局に浣腸買いに行ったりして。

 それってどこか、使命感みたいなものも混じってて、今朝、起きた後にさ、その、あのプシュってケツに入れる浣腸と、シャワーヘッド外してやるのと、色々やってみた。

 何度も入れては出してって繰り返してたら、ホントに『きれいに』なった気がして。

 それでもバーコに会うまでにまた『溜まったりしないだろうか』とかも不安になって。

 やっぱりいろいろ調べたら、何時間かは大丈夫そうっての見かけて、ちょっとホッとしたりで。

 

 気がかりだったことが解決して、俺、なんかもう、開き直ってた。

 たぶん、今日、バーコさんのあのデカいチンポ、俺の尻に入ってくるんだって。

 あのぶっといのが、俺の尻ん中、かきまわしてくれるんだって、分かってた。

 すごく、すごく怖かったけど、でも、それ以上に、すごい快感があるんだって、俺、分かってた。

 

「イラッシャイマセ、オーツカサン。バーコ、オーツカサンが来てくれるの、スゴク、ウレシクテ、朝カラ、来ちゃってマシタ」

 

 店の入口に入るなり、にっこり笑ったバーコさんが抱きしめてくる。

 甘い香りが、俺の全身を包みこむ。

 甘くて低い声が、俺の全身を包み込む。

 そのどちらもが、俺の身体と頭の中を、とろとろに蕩けさせていく。

 

「バーコさん、俺、来ました。たぶん俺、バーコさんが今日、俺に何をしてくれるのか、分かってて、ここに来ました」

「……、コワク、ナイデスカ? オーツカサン……?」

「怖くないって言ったら、嘘になります。でも、でも、俺、バーコさんの『大丈夫』って声聞きたくて、どんなことでも耐えてみせるって、そう思って、ここに来ました」

「……、ヤサシク、ヤサシク、ヤリマス。ダカラ、ダイジョウブ。オーツカサン、バーコに全部マカセテモラッテ、ダイジョウブ、デスヨ……」

「その、俺……。いろいろ調べて『洗って』も来たんで、そっちも、大丈夫だと思います」

 

 恥ずかしかったけど、バーコにちゃんと伝えた。

 俺の『決意』みたいなのも、それを言うことで伝わる気がして。

 

「オーツカサン、ソコマデ考えてクレテル。バーコ、ウレシイ。バーコ、スゴク、ウレシイ」

 

 バーコの俺の背中に回した腕に、ぐっと力が入る。

 ああ、俺、もう、がちがちに勃起してた。

 ボクブリの前がぐちょぐちょになるぐらい、先走り、出まくってた。

 バーコさんのズボンも、信じられないぐらいに盛り上がって、俺の腹にぐりぐり当たってる。

 あれが『俺の中』に入る。

 信じられないけど、絶対に『入る』んだって、俺、分かってた。

 

「イツモノヨウニ、ゼンブ、脱いでクダサイ。キョウハ、バーコモ、全部ヌイデ、ウマレタトキノママノ姿ニナリマス。オーツカサンニ、バーコの全部、見て、モライマス」

 

 施術室に素っ裸の男が2人。

 

 167センチに96キロの俺。

 やっぱり、ラグビー止めてから、ちょっと太っちゃってた。

 186センチに136キロのバーコ。

 すげえガタイに、黒くてなめらかな、黒曜石のようなしっとりした肌。

 鍛えたプロレスラーか、それこそラグビーのフロントマンか、それともストロンゲストマンの大会に出る選手か、そんな感じ。

 

 俺のチンポ、なんにもしてないのに、ビンビンに勃起してる。

 バーコのチンポも、それこそ臍を越えるぐらいの大きさで上向いて、こっちもガチガチになってる。

 たぶん、30センチは、あると思う。

 根元からぐいっと上向いてて、ぶっとい竿は血管がとぐろ巻いてるようにうねってる。そこだけ色の浅い亀頭はぶっくりと膨らんでて、エラと竿の段差は指1本分ぐらいあるんじゃないかな。

 そこからさらに、ぐっと上向いてる先端のホントに先っぽ、鈴口は、子どもの小指なら入ってしまうんじゃないかってぐらいに切れ上がってる。そこからとろとろ流れ出てる先走りがすごくいっぱいで、俺、なんだか嬉しかったんだ。

 

 昨日は指だけで、あんなに感じた俺の尻。

 そこに、あのゴツゴツした、山椒の木のすりこぎみたいなバーコのが入ってきたら、俺、どうなるんだろう。

 

 痛いんだろうな。

 きついんだろうな。

 でも、俺、バーコが『大丈夫』って言ってくれたら、なんでも出来る気がしてた。

 バーコのあの、あのでっかいチンポも、絶対に受けれるって、信じてた。

 

「オーツカサン。キョウハ、マズ、ヨツンバイニ、ナッテクダサイ」

 

 いつもはうつ伏せになっての全身のリンパマッサージから始まるんだけど、今日は違った。

 今日はもう『マッサージ』じゃない、きっとぜんぜん別の『施術』が始まるんだ。

 

 俺は施術台の上で腹を下にしてうつぶせになり、立てた膝で、ぐっと尻を高く持ち上げる。

 昨日、尻をいじられたとき、頭は抱えるようにして腕に埋めていたんだけど、今日はバーコさんの指示で頭を少し浮かせて、その分、両手の肘から先で上半身をしっかりと支えた。

 

「サイショダケ、スコシ、リンパの流れ、トトノエマス。ソノアト、乳首と、玉と、ゼンリツセンを、バーコ、ヤサシク、ヤサシク、マッサージシマス。オーツカサン、1回出して、カラダト、ココロト、リラックスシマショウ」

 

 四つん這いになった俺の背中を、二の腕を、尻を、太股を、バーコさんの指が優しく撫でていく。

 すーっ、すーっと、すべる指が、そのたびに仰け反りそうになるほどの快感を生む。

 その気持ち良さは、チンポが勃つ快感とは違うんだけど、でもチンポもビンビンに勃ったままで。

 その刺激は、俺の全身をとろとろに溶かしていく。

 

「オーツカサンノ身体、チョットサワルダケデ、モウ、スゴク反応シテクレマス。バーコ、ウレシイ。オーツカサンが、イッパイ元気にナルノ、バーコモ、ウレシイ」

 

 俺、声を出していいのかどうかも分かんなくて、ひたすらに我慢してた。

 マッサージそのものの快感と、それがもたらすチンポに来る快感と。

 2つは違うものなんだけど、俺の中でその2つがぐちゃぐちゃに混ざってしまってて、全身、もうどこを触られてもイっちまうみたいな、そんな感覚になってたんだ。

 

「ソロソロ、イイデスカ?」

 

 バーコの指が、そっと俺の胸へと伸びる。

 乳首を責める気だ。

 同時に、股間にぶら下がってた金玉を、バーコのでっかい手のひらが優しく転がし始める。

 

「ハジメマスヨ」

「ひあああっ、あっ、あっ、あああっ……」

「ユックリ、ユックリ、感じてクダサイ……。ダイジョウブ、ダイジョウブ……」

「あっ、いいっ……。乳首っ、感じるっ! た、玉もっ、気持ちいいっ……」

 

 まずは乳首と金玉の2カ所責めだった。

 やわやわと金玉を揉まれながら、オイルをたっぷりと乗せた指先で軽く押されながらくるくるといじられる乳首。

 腹筋を凹ませないと堪えられないような、そのチリチリとした刺激が、全身の神経を快感で埋め尽くしていく。

 チンポの先からとろとろ流れ出る先走りが、施術台の上に水たまりのように広がっていく。

 

 乳首と玉が揉まれて、俺がもう、息も出来なくなった頃だった。

 

「オーツカサン、ダイブ、感じてキマシタネ。オシリニ、指ヲ、イレマスネ。ダイジョウブ、リラックスして、バーコにゼンブ、マカセテクダサイ。ダイジョウブ、ダイジョウブ……」

 

 これで尻をくじられたら、俺、どうなるんだろうと思いながら、埋めた頭でうんうんと無理に頷く俺。

 金玉を揉んでいたバーコの左手が、すっと俺の尻穴の周りを撫ぜ始める。

 

「う、あっ、ああっ……。気持ちいいっ、尻のところ、撫でられると、気持ちイイよっ、バーコさんっ……」

「コレダケデモ、キモチイイデショウ? モット、モット、キモチヨクナッテ、オーツカサン。バーコノ指で、キモチヨク、ナッテクダサイ」

 

 ぬるり、と、バーコの指が、俺の穴に入ってきた。

 少し押し広げるような形で周りを撫でながら、少しずつの出し入れを繰り返していく。

 

 痛みはぜんぜん感じない。

 普段、自分でも目にしたことが無い部分をいじられている。そのことに伴う違和感と、指1本とはいえ感じる圧迫感に、俺の身体がとろけていく。

 

「もっと、もっと、もっとバーコさんの指、欲しい……。気持ちいいよ、バーコさん……。俺、尻いじられて、気持ちよくなってる。俺、尻いじられて、感じてる。もっと、もっとしてほしいっ、バーコさんっ。もっと、俺の尻っ、いじってくださいっ……」

 

 俺の言葉に、バーコさんの指の動きが、少し変わる。

 

「ゼンリツセン、マッサージシマス。オーツカサン、イキタクナッタラ、キモチヨク、イッテクダサイ……」

「あああああっ、そこっ、そこっ、そこ、いいっ!! バーコさんっ、そこっ、気持ちいいっ!!」

 

 実際には俺、囁くような小声でよがってたんだ。

 大声出すような快感と違って、この『尻の中のある部分』をいじられると、なんかこう、自分の中が、もっとどろどろになっていくような、そんな快感。

 乳首と玉で焦らされていた快感が、小さな波をいくつもいくつも作りながら、遠くから押し寄せてくる。そんな感覚。

 一気に噴き上がるような、せんずりで出すときのような『それ』とは違って、ゆっくりと、でも絶対に止まらない圧力が、身体の奥から登ってくる感じ。

 俺、もう、堪えきれなかった。

 金玉の奥、チンポの根元からの圧を伴った快感に、俺、もう、我慢出来なかった。

 

「でっ、出るっ! バーコさんっ、俺っ、精子っ、出るっ、出ちまうっ……!」

「イッテクダサイっ、オーツカサンッ! キモチヨク、イッテクダサイッ!」

「ああっ、ああああっ、イくっ、イくっ……!」

 

 握られても、しごかれてもいないチンポから、雄汁が噴き上がった。

 おっ勃ったまま、腹の下あたりの施術台に、ぼたぼたと垂れ落ちる汁の匂いが鼻を突く。

 その匂いが、アロマやバーコの声と相まって、すごい興奮剤みたいに感じる俺。

 

「ヨカッタデスカ? オーツカサン?」

「すごい、すごい気持ちよかった……。扱かれずにイくって、なんか、もう、すごくて……」

「モット、気持ちイイコト、シマショウ。オーツカサント、バーコデ、モットモット、キモチイイコト、シマショウ」

 

 バーコさんが、やっと息の落ち着いた俺に、仰向けになるように促してきた。

 昨日と同じ前立腺への責めで、上澄みを一発抜いた俺。

 施術台に漏れた大量の先走りと雄汁を、バーコさんがタオルでざっと拭ってくれる。

 俺は天井を見上げて、横になる。

 

 バーコさんが俺の腰をぐっと掴むと、尻がちょうど台の端の方へと来るように、身体全体を引き下げる。

 これってつまり、『あの姿勢』になるための位置取りだった。

 俺、そのことも、その意味も、全部、分かってた。