「おっ、おっ、気持ちいいっ、センズリ気持ちいいぜっ!
キクっ! キクぜっ! うおおおおっ、チンポセンズリっ、亀頭責めっ! 乳首も全部っ、たまんねえっ!!」
この家、けっこう広いんだけど、2階の部屋を使ってるのは俺だけだ。
センズリのときに思う存分声出せるってだけでも、その恩恵はすげえよな。
吐き出した唾液をたっぷりと塗りつけた俺の肉棒がぬらぬらと光り、どっぷりと出てくる先走りを手のひらに受け止めては、ぬるぬると亀頭を刺激する。そのまま濡れそぼった金玉をじゅくじゅくと揉み上げる。
チンポと金玉だけじゃ無い。柔道着に擦れた乳首いじりながらやるセンズリ、マジ最高。
これって柔道ヤってる俺らに取っては当たり前なんだけど、長距離のランナーとかもあるあるって聞くし、スポーツする奴は乳首性感帯になってる奴多いと思うぜ。
「あー、センズリ最高っ! 乳首にチンポっ、いいぜっ! 感じるぜっ!!」
あ、俺、聞いてりゃ一発で分かると思うけど、センズリのときは声出す派。
前に先輩から教わってヤってみたら、これ、黙ってヤるより、気持ちいいのが倍以上になるんだよな。
「ああー、キクっ! 亀頭も乳首もたまんねー! チンポセンズリっ、センズリチンポっ!」
やべっ、そうこうしてるうちに、雄汁、上がって来ちまった。
「おおおうっ、イくぜっ、イくっ! センズリチンポっ、汁っ、出るっ、出るっーーーー!!!」
俺は左手で構えてたキッチンペーパーで、何度も打ち付ける精液を受け止める。
ティッシュだけだと、どれだけ重ねても俺の量だと汁が貫通しちまって、手までべっとべとになっちまうんだよな。
で、こりゃいいと思ったこの厚手のペーパー。4枚重ねにしてやっと対応出来るぐらいなんだけど、それでもこぼれちまうぐらいの朝一発目の量だった。
部でのセンズリ掻き合いや周りの連中の話だと、始末に使うティッシュって、みんなせいぜい3、4枚らしいんだよな。人と直接比べたことはさすがに無いけど、どうやら俺の精液、回数も量も同じぐらいの奴等よりはかなり多いんじゃないかって思ってるんだが、どうなんだろう?
俺は藤堂禄郎(とうどうろくろう)、17才だ。
小学校入る前、親父や爺ちゃんの話だと、それこそ3歳ぐらいからうちの道場が遊び場だったっていう、柔道にひたすら打ち込んできた高校三年生。
タッパはも少し欲しいとこだったけど、178センチの130キロ。部活も無くなったこの冬で、10キロばかし太っちまった。
あ? 柔道の成績?
階級は100キロ超級だったんで、大会や選手権もそこそこまでは行ってたよ。県大会までなら何回か優勝もしたしさ。もともとこの階級、人が少ないってのもあるし。
自分でも中学ぐらいまではオリンピックとか憧れだったけど、やっぱりあれって、もう化け物クラス、モンスター級でないとダメって言うか。
全国各階級10人ちょっとの強化選手に選ばれるわけでも無く、まあ「近所にいるちょっと腕っ節の強い兄ちゃん」レベルってとこかな。
先月12月には早期受験で受けた地元の大学への合格も決まって、この正月から3ヶ月は、なんか宙ぶらりんな感じで過ごしてる。
引退した部活にあんまり顔出すのも下の連中に悪いし、先生達の授業も「藤堂はもう決まってるんだから」って感じだし。
で、朝っぱちから大声出してセンズリかよって話だけど、部活やってるとき、いや、中坊のときからの習慣で、これでも5時起きランニングとうちの神社の階段ダッシュ4往復済ましてきてからの話なんだぜ。
あ、俺んち、爺ちゃんが神社の神主してて、家の裏山が境内になってる。
そこの階段、毎朝のトレーニングコースってわけ。
俺、朝からは最低2発、出来れば3発は抜いとかないと、それこそ学校で抜きたくなっちまうんだよ。とにかくムラムラが下半身にまとわりつくって言うか、なんちゅうか。
ん?! 1日何発やるんだって?
俺らん年だと、10発ぐらいは当たり前の話だろ?
周りの話からだと、俺のそれ、ちっとは多い気がするけどさ。
ま、そんなこんなで、そそくさと2回目に取りかかる。
さっきの汁でぐちょぐちょヌルヌルになってるし、亀頭とか2回目3回目の方がずっと感じるもんな。
俺、手のひらの雄汁の匂い嗅ぎながら、また汗臭いベッドにごろんと仰向けになった。
ああ、ホントにセンズリって、気持ちいいよな……。
……
…………
………………ZZZ
「禄郎ー、飯だぞ! 早う、降りてこんか!」
「うあ? うおっ、爺ちゃんっ! すぐ行くっ!!」
やべっ、2発目抜いたら、ついウトウトってしちまった!
爺ちゃん、今ではそんなに怒られること無いんだけど、やっぱり昔のイメージ残ってて、ちょっとだけ恐いんだよな。
汁まみれの下半身、ざっと拭って、慌てて詰め襟の制服を着込む俺。
「またセンズリでもコいて、寝とったんだろう」
げ、爺ちゃん、盗撮でもしてんのか?
俺の爺ちゃん、神社の宮司しながら柔道の方でも若いときに今の道場立ち上げたとかの話で、けっこうやり手だったみたい。
爺ちゃん、もう、つうか、まだ? 古希って奴? 数えで70才、身長160台の半ばに90キロぐらいあるんじゃないかな。がっちりしてる体型に腹が固く張ってて。
お袋が俺が小坊んとき、婆ちゃんが中坊んときに死んじゃって、この家、爺ちゃんと親父、俺の3人で、それこそ男ばっかしになった。
俺からするとけっこう本気で殴られたり投げられたり、もちろん怒鳴られたりもしてたから「怖い爺ちゃん」でもあるんだけど、道場ではいつもあぐらかいた爺ちゃんに遊んでもらってた記憶とかもあって、なんかこう「優しい爺ちゃん」でもあったりする。
実際、親父より話しやすかったりするしな。
「仕方ないだろ、若モンは眠いんだよ」
「御藏(みくら)も、そろそろ戻ってくるじゃろ。ほら、早よ食べんか」
「ああもう、今日はチャリで行くから大丈夫だって! にしても親父の奴、爺ちゃんにばっかり朝飯の用意させて、爺ちゃんからもなんか言ってやれよ」
「実の父親に『奴』とはなんじゃ!」
あ、やべえ。爺ちゃん、普段の言葉遣いにはそううるさく無いんだけど、こういうのは厳しいんだ。
「爺ちゃん、ごめん。『親父』ぐらいにしておく」
「まあ、そんなもんじゃろな……。ほれ、味噌汁は茄子のいいのをもらったんで、美味いぞ。啜ってみろ」
「あ、はい、いただきます」
手を合わせた俺は箸を取り、一口目は味噌汁に口をつける。
ああ、茄子のこのキュッと締まったような口当たり、俺、大好きなんだよな。というか、茄子そのものが大好きで、死んだ婆ちゃんやお袋からも「禄郎は茄子さえ出しとけば、どれだけでもご飯食べるからね」とか言われてたし。
メインのおかずはがっつり厚いハムステーキと目玉焼き揃ってて、これは俺メインに考えてくれてるんだと思う。
後はなんか野菜いっぱいのサラダ。
「親父さん、ロク、おはようございます」
「おお、御藏。お務めご苦労さん」
親父がのそっと顔を出した。
俺の柔道での師匠でもあるし、習慣でひょいっと頭は下げちまう。
でも、さっきの話じゃないけれど、爺ちゃんと違って微妙に話しづらいのは、俺の年齢のせいなんだろうか?
で、その俺の親父、藤堂御藏(とうどうみくら)、48才で警察勤務。
166センチに105キロの、まあ、俺から見てもいい身体してるよな。
つっても爺ちゃんの子どもってワケじゃなくて、爺ちゃんの娘だった死んだお袋の兄ちゃんがこっちも若いうちに死んじゃって、お袋が藤堂の家を継がなきゃいけないってことで親父が婿養子になったって話し。
もともと爺ちゃんの門下生で、俺が物心ついたときには柔道場でも師範代。職場の警察でも柔道や逮捕術の指導教官してるらしい。
レスラーみたいな風体にでっかい鼻、まあ、やくざかマル暴かって、実際四課にもいたことあるらしくって、もうそのまんまかな。
で、この親父、爺ちゃんと違って無愛想っていうか、黙って睨まれるとやくざモンそのまんまっていうか。昔はもうちょっと笑ってた記憶もあるんだけど、いつの頃からか家ではあんまり話さなくなった気がしてる。
それでも道場に来てるチビどもからは人気あるから、まったく不思議なもんだ。
「ああ、遅くなってしまったな。なんだ、ロクはまだ喰ってなかったのか」
なんか俺、親父のものの言いように、なぜかカチンと来ちまった。
「なんだよ、その言い方! 親父ってば、いつも爺ちゃんに朝飯作らせて、いや、俺もそうなんだけどさ……。最初にありがとうぐらい、言えねえのかよ!」
「…………」
親父、俺が大声上げたのに、ちょっと眉毛ぴくっとしただけで、そのまま椅子に座っちまう。
なんだか俺だけ興奮してて、馬鹿みたいだよな。
「そう言うな、禄朗。御藏には御藏で、朝の『お務め』があるんだ」
「昔からなんだよ、その『お務め』って! 爺ちゃんも親父も、俺やお袋にこそこそいつもやってて。その『お務め』のせいか、うちなんか一遍も家族みんなで旅行もしたことねえじゃんか!」
あーあ、言っちまった、俺。
今日はなんなんだ、俺。カリカリしちまってる。
学校も身体も色々持て余してて、センズリも2回しか出来なくて、いや、そんなこっちゃないんだけど、気が立ってんのか、俺?
爺ちゃんも親父もやってきてる、この『お務め』って奴、たぶん神様関係のことっては俺も分かってて、別に嫌とかダメとか思ってたわけじゃないんだけど。
「ロク、『お務め』のことは、お前にもそろそろ話さんといかんと思ってた……。今日の夜、道場で話そう。いいか?」
「な、なんだよ、改まって……。部活も無いし、そりゃ別になんも予定とかないし……」
親父、無視するか食って掛かってくるかと身構えてたら、なんだか真面目に言ってきて、こっちの調子が外れちまう。
「俺の方が今日は遅番だから、帰るのは9時過ぎになる。すまんがそれくらいの時間に道場に行っといてくれ」
「あ、ああ……。分かった」
気が削がれた俺が、とりあえず了承しちまった。なんだよ、親父も親父で、今日に限ってさ。
「2人とも、もういいじゃろう。ほら、禄朗は早く喰わんと、間に合わんのじゃないか」
「あっ、やべっ!」
爺ちゃんの声に我に返る俺。あわてて、飯をかっこむ。
親父も手を合わせると小さくいただきますって呟いて、飯に手をつける。
表情全然変わんないところ、すげえっても思うけど、ちょっと腹立つとこでもあるんだよな。
「じゃあ、爺ちゃん、親父! 行ってきます!」
「ああ、気をつけてな」
どんな急いでても、喧嘩してても、俺、挨拶だけはしっかりするようにしてるんだ。
ガキんとき、わざと道場入るときの挨拶さぼって、爺ちゃんと親父にぶっ飛ばされたことがある。
同じことやった友達は拳固で頭ごっつんこぐらいだったけど、俺だけ身内ってことのせいか、それこそ道場の端までぶっ飛ぶ勢いで殴られた。
痛くて怖かったけど、挨拶だけはどんなときでもしなきゃなってのは肝に落ちたんだよな、あのとき。
で、チャリに飛び乗って家を出る俺。
俺の高校、バスでもチャリでもいいんだけど、バスだと乗り換えある分、ちょっと時間がかかる。
で、焦ってるときはチャリ一択。
ただ、今日は朝から2発しか抜いてないのが、ヤバイ。何がヤバイって、サドルの振動って奴。
これ、朝から出し足りないままチャリ通しちまうと、それこそ学校に着くまでに完全勃起になっちまう。それどころか、パンツぐっしょり濡れるぐらいに先走りまで出ちまうんだよな。
そんなとき、トイレで抜くかどうするかって、一介の高校生にはけっこうシビアな判断を強いられることになるし。
このあたり、男子校は割とあれって言うか、先生も鼻ぴくってさせてニヤッと笑って終わりにしてくれるから、ありがたいって言うかさ。
で、あ-、やっぱり勃ってきちまった。
チャリ転がす度に玉と根元にジンジン来て、こりゃもう、授業前に2発確定ってなっちまう。
夜の親父の話も気になるけど、まずはこっちおさめんと、昼間がなんともならんわな。
股間に伝わる刺激を少しでも減らそうと、俺は立ち漕ぎするように尻をサドルから持ち上げる。
それでもまあ、太股の間で刺激される玉や根元は感じちまうわけで。
とりあえず遅刻だけは避けようと、俺はチャリ漕ぐ足に、力を込めた。