雄渾寮の四季

その2

 

のど鍛錬・基礎訓練③

 

 俺達合唱やってるワケッスから、声の鍛錬は基本中の基本になるッスね。
 練習時間にはちゃんとした発声法をもちろん教わってるワケなんスけど、いったん練習から解放されて、寮の中でやられるトレーニングの方は、また別の意味合いを持ってるんス。
 クラッシックの発声法って、舌根を下げていかに喉奥まで口をきちんと開けるかって結構重要なポイントッス。普段の練習では鏡を使って、声を出すときに舌が平らに降りてるかどうかを確認しながらやるンス。

 

 みなさんも雄三からサワリだけは聞いてらっしゃると思うンスが、寮内でのトレーニングだと、ある意味実践的な、別な意味ではこれほど淫乱なものはない練習になっちまってるんです。
 それはなんと先輩方のチンポを喉奥まで突っ込めるかどうかで、喉の開き具合を確認するっていう、まったくもってスケベ極まり無いハナシッス。

 

 俺とか雄三みたいな高校時代に運動部だった連中は、雄同士のシゴき合いとかしゃぶり合いはほとんど経験済みなんですが、さすがにコレ、初めての奴とかはかなりキツかったみたいッス。
 もちろん練習の一環であるわけッスから、俺達も先輩も最初は真剣ッス。
 イかせる目的の尺八とは違って、あくまで喉を奥まで開ける訓練スから、チンポと口内の粘膜がなるべく触れないようにするんスね。もっとも何度か練習して喉奥まで突っ込めることを確認したら、普通のしゃぶり上げに発展するのはお決まりのコースなんです。
 ここで先輩方の雄汁をいただくことになるンスが、これは訓練の目的からするとおまけみたいなもんなんですね。

 

 格好としては、仁王立ちになった先輩の前に、一回生がしゃがみ込むってことになるンスが、やっぱりこの姿勢ってキツいですし、俺らとしても早く先輩方にイッていただいた方が楽なんです。自然、尺八の方も熱が入って、俺達一年坊主のテクニックも上がってくるってワケッス。コレ、先輩方にしてみたら一挙両得って奴かもしれませんね。
 一回生がだんだん慣れてきて、先輩のチンポ目の前にしたらすぐに大口開けるようになったらしめたもんス。今度は手を使わずに口だけでやれってことで、先輩が机や、二段ベッドのハシゴに昇ったりして、俺達が普段歌うときと同じ立ち姿でしゃぶることになるんです。
 この格好だと、今度は俺達のチンポとケツが無防備になっちまうんスね。当然、そっちを遊ばせておくのはもったいないってことで、ケツ穴締めの訓練や他の部屋の一回生を呼んで俺らのチンポをしゃぶらせたりして遊ばれるッス。
 口には先輩のぶっとい肉棒をぶち込まれて、自分の尻穴に指を突っ込まれ、チンポはまた別の奴にしゃぶられる。
 男に生まれて、こんな快感を味わえるって、この団に入ったからこそかもしれません。
 同室で付きっきりで指導していただくお礼の意味も込めて、俺、毎日、深浦、大岳、両先輩のチンポをしゃぶらせてもらってるッス。

 

団歌指導

 

 基礎訓練を受けながら、俺ら一回生が入団して最初に覚えなきゃいけない曲は、団の歌になってるドイツ語の歌なんです。行進曲みたいな奴で、意味は何でも「自由の歌」とかなんとかって聞いたような気もするんですが、そっちの方は忘れたッス。何より、ちゃんとした男声四部合唱なんてのは初めてッスから、その重厚なハーモニーにはどんな奴でも腹にぐっときちまうんスね。
 合唱って不思議なもんで、回りの人がきちんと歌えていると、結構音楽とか初めての俺とかでも、なんとか声が出るもんなんスね。
 最初は歌詞とメロディーに追われてるだけの俺達だったんスが、しばらくすると他のパートの音とかも耳に入るようになって来るッス。
 入団してしばらくは基本の訓練と発声、それにこの団歌ばっかりやってた気がしてます。日頃の練習でも生活の場でもある寮内でも、それこそ何十回、何百回でも歌わされてるッス。
 で、寮の部屋に戻ってきてからの先輩からの「団歌指導」。こいつがまた、素っ裸で過ごすっていう寮の規則よりもぶったまげたものだったんスね。

 

「一応練習で音は取れてきてるだろうから、今日は俺達がみっちり「団歌指導」してやるぜ。コージ、覚悟はいいか?」
「もちろんッスよ。どんなシゴキにも泣き入れませんから、お願いします!」
「まあ、俺達がシゴく、ってワケでも無いんだがな・・・。最初はちょっとキツいかもしれんが、手伝ってやるから頑張れよ」
 深浦先輩の言葉からいよいよ団歌指導が始まるんです。
「最初はやり方が分からんだろうから、大岳、お前が見本見せてやれよ」
「いいッスよ。溜まってますし、いい歌、歌えると思うッス。おい、コージ、俺が男見せてやるので、しっかり見とけよ。深浦先輩、今日はリズム2で行きます」
「おう、一年坊主の前で無様な姿、見せんじゃないぞ。しっかりやれ!」

 

 深浦先輩の指示で、大岳先輩が俺にやり方を見せてくださるってワケです。
 もちろん、先輩が手本見せてくれるンスから、俺、団の基本姿勢である肩幅に開いた足をどっしりかまえて、両手を後ろに回したっす。
 大岳先輩、俺の目の前でそのぶっといチンポに手を伸ばすと、真剣な顔で俺に語ってくれたんです。
「簡単に言うとだな、団歌を歌いながらお前のチンポ、自分でセンズリこくって話だ。そんなもんお茶の子さいさいって思うかもしれんが、歌い終わる『最後の瞬間』に思いっきりぶっぱなさないといけないのがウチの団の決まりだ。これが最初は結構難しいからな。きちんと曲を覚えとかないとイきそうになると歌詞を忘れちまうし、逆に歌詞だけにとらわれるとチンポが萎えちまうし。頭も肉体も、どっちもテンションあげていくってのが俺達の団の姿勢だからな」
 先輩、まるで今日の晩飯の話をするように説明してくれるンスが、これって、すんごい話ですよね?

 

 ホントに先輩の言う通り、団歌を歌いながらセンズリ掻くってことなんスけど、この「歌い終わると同時にイく」っていうのが、一回生の俺達に与えられる一番の課題ってことになるッス。
 また、お二方の話に出てきたリズム2ってのも、大岳先輩が説明してくれたッス。
「リズム2ってのは拍子を一回刻むごとに、自分のチンポを2回扱き上げるってことだ。お前もやってみると分かるだろうが、これが2回と3回とではえらく違うからな。お前みたいな一年坊主はリズム3でやるのが普通なんだが、学年が上がるとリズム1、つまり拍子毎に一回の扱き上げだけでイけるようになる。団歌を歌うときはそのときの絶頂感をずっと維持させておかなきゃいかんからな。歌い終わった瞬間に射精出来るよう、日頃から訓練しとくことだ」
 みなさんも試しに何か歌いながら自分のチンポ、シゴいてみてください。これが不思議なことに、その曲のリズムに乗ってしかシゴけないように出来てるみたいなんスね。俺も実際にやってみて初めて分かったんスが。
 ホント、ウチの団の伝統ってびっくりするようなコトばかりッスね。ただ、このときは大岳先輩、深浦先輩の真剣な様子に内心俺、びびっちまって、マジ緊張してたッス。

 

 室内に大岳先輩の野太い声が響き始めました。いよいよ先輩の団歌センズリが始まったワケッス。
 先輩の100キロを越す巨体が、大声で歌いながら一心不乱に自分の逸物をシゴキ上げてる様は、もうエロいのなんの。俺、見てるだけで自分のチンポから先走りがだらだら流れてくるのが分かるんス。
 一番、二番って進むに連れてセンズリの昂奮のためか、先輩の声が少しかすれてくるのがすんげえセクシーなんです。全身からうっすら先輩の汗と雄の匂いが立ち上って、俺と深浦先輩のチンポも負けず劣らずおっ勃ってます。
 曲が最後の方に近づいてくると、タイミングを合わせようと大岳先輩が必死になってるのが、全身の筋肉の盛り上がりでこちらにも伝わってくるんです。
 歌い終りの最後の瞬間、それまで見てくれと言わんばかりに、腰を突き出し仁王立ちでシゴいていた大岳先輩が、くっと腰を引いたのが分かったッス。

 

「イくッ、イきますッ、イくッ!」
 歌いながら、シゴキながら、しかも立ったままの射精ッスから、そりゃあもう大迫力ッス。畳汚さないように、足下には新聞紙敷いてたんですがそれすらも飛び越えるほどのすんげえ噴き出しに、俺も深浦先輩も感動しちまってます。
 イッた後、大岳先輩、どすっと音を立てて座り込んじまったんです。熊みたいなガタイの先輩が上気した肌を晒しながら、自分の出した汁を亀頭にまぶして余韻を楽しんでる姿は、それはそれでもう、スケベでエロくって、溜まんない眺めだったッス。
 部屋中に広がる青臭い独特の匂いを嗅ぎながら、大岳先輩が、「コージ、お前もやってみな」って言ってくださったときは、俺、もう昂奮しまくってる肉棒をシゴいて射精出来るってだけで舞い上がっちまってたみたいッス。

 

 そんな感じで歌い始めたら、終りまで持つはずなんかなくって、結局2番の頭のところで「ああ、先輩、すんませんっ、イくっ、イッチまいます!」って、これまた大量に雄汁を噴き上げちまったッス。
 後輩のこんな不作法を目の当たりにしても、二人の先輩、笑いながら「最後にぴったりイけるまで、今夜はがんばってもらうかな」とか話してるんすよね。
「押忍、坂口浩治、歌の最後にイけるまで、やり通します」
 もちろん先輩のコトバにこれまたさからえるはずもなく、俺、自分の汁を潤滑液にして、もう一度団歌センズリにチャレンジすることになるわけッス。

 

 最終的に歌い終わると同時にイけたのは、4回目のことでした。これって、俺の根性が足りなくて途中でイッチまったのが3回あるってことッスから、最後にはもう、何がなんでも、って気合い入れて頑張ったッス。
 きちんとイけたときは、お二人に拍手までしてもらって、俺、掛け値無しに、大役を果たした気分だったッス。
 その後は俺と大岳先輩の団歌センズリを目の前にしながら、自分は一度もイッてない深浦先輩に、大岳先輩と二人がかりで奉仕して一晩中楽しんだんです。
 シゴいたりしゃぶったりってのは当たり前なんスけど、最後に深浦先輩に発射してもらったときには、俺はその日5発目、途中で一度イッた大岳先輩も3発目を一緒にぶっ放すほどの快感だったッス。

 

 ただ、この訓練を続けてるウチに、全然別なところで団歌を聴いても、俺、即勃起するようになっちまったッス。これって、条件反射って言うと思うンスけど、一曲が終る頃にはイきこそしないものの、先走りがずるずるになっちまいます。今ではズボンにまで染みそうになって、ちと困ったことになっちまってるンス。

 

 俺のハナシ、雄三と比べて分かりにくかったと思うンスけど、寮の雰囲気とか訓練の様子とかはだいたい分かってもらえたと思うッス。
 次回は学生生活に欠かせないアルコール、つまり、コンパとかのハナシッス。
 これもまた、ウチの団だとスケベなコンパになっちまうのは間違いないんですが、そこらへんはまたじっくりと話させてもらうッスから待ってて欲しいッス。
 それでは、今日はここまで。次回みなさんに話せるのを、俺も楽しみにしてるッス。