寸止め乱パ体験記

その3

 

「すんげえッスよね、みんな。もちろん、俺自身も感じまくってます。

 で、ちょっと間延びした感じになってるので、夕飯前の淫乱デスマッチは省略したいと思うけど、いいッスか?

 淫乱マッチで決めようと思ってた第2次乱交のターゲットは、みんなの投票で選ぼうかと思ってるんスけど・・・」

 

「異議なし!」

 みんなが賛成。早速、紙に自分が責めたいって思う奴の名前を書くことになった。

 

 開票してみると、なんと俺がイケてる敏志くんが3票獲得で選ばれることになったんだ。さっきのプレイでのヨガりようのすごさに、みんな責めがいがあるって思ったのに違いない。

 周りはすんげえ盛り上がってるけど、敏志クン本人は照れ笑いしながらもちょっと顔、引きつってた。

 第一次乱交であれだけ感じてたんだから、ラッシュ強制吸引させられながら責められるって考えるだけで、すんげえことになるよなあ。

 

 まあ、その前に乱パ目的そのものの「亀頭責め寸止め地獄」が待ってる。

 

 これ、純粋にチンポを責め合うってらしくって。

 みんな、この間のインターバルもなんのそので、チンポ、ぎんぎんにおっ勃てたまま、次のプログラムに入っていくことになったんだ。

 

「じゃあ、夕飯前の最後のプログラム、亀頭責め寸止め地獄Part1です。

 まず3人が膝から下を降ろす感じでベッドに横になります。

 残りの3人が床に腰下ろして、ここでは目の前のチンポに集中して一人5分間責め続けます。

 5分したらに責め手が交代して3人一周したら、今度は攻守交代で今までヤられてた3人が責め側になります。

 責め手側はローションたっぷり使って受け側を悶絶させてください。ローションは口にしても大丈夫なの使ってますので、唾液とぐちゅぐちゅにしての尺八も楽しめます。

 受ける側は上半身は自由ですからお互いに胸いじったりキスしたりして興奮を高めてください。

 ラッシュも効かせてかまいませんが、イくのは禁止にしますのであまり深く吸わない方がいいかもです。

 それじゃあ、最初の3人、決めましょうか」

 

 和彦クンの提案でグーパーじゃんけん。

 4回目でやっと3人ずつに別れて、最初のターゲットは俺と和彦クン、それに敏志クンって具合になった。

 

 全員で体制を整える。

 

 3人の中じゃ一番年上だってことで、俺を真ん中にして和彦クンが左、敏志クンが右。川の字になって横たわり、腰をベッドの端に寄せて太股から先の膝下をだらんと下ろす。

 俺の股間の真ん前には裕太さん。和彦クンには茂が、敏志クンには秋信さんがスタンバってる。

 寝てる両側と足元に3人、しかも全員イケるってなると、これだけでも興奮もの。

 両足の間に責め手が入り込むので両隣の和彦クン敏志クンと密着ってわけにはいかないけど、上半身が少しでも近づくように2人とも斜めになって顔を寄せてきた。

 ラブホみたいに天井に鏡でもあればもっといいのにな、とかおっさん臭いこと思ってると、裕太さんが事前準備なのか俺の金玉、みっしりと握りしめてきた。これまでのプログラムで敏感になっているチンポがびくびくと反応する。

 茂と秋信さんもローション垂れるほどに手の平に垂らしてる。

 地獄の亀頭責めの始まりだ。

 

「2人とも準備いいかな?」

 秋信さんが茂と裕太さんに声をかける。

「押忍っ! いつでもいいッスよ」

 あいかわらず、茂の奴は体育会口調で答えてる。

 

「じゃあ、5分交代で始めます。哲雄君、和彦君、敏志君、頑張って堪えろよ。それじゃ、亀頭責め寸止め地獄Part1、スタート!」

 

 その途端だった。

 

「うああああ・・・」

「あ、あ、す、すごい!、感じる、感じます!」

「うがああっ、すげっ、すげえっ」

「ああ、そんなヤられると、俺っ、俺っ・・・」

「あ、ダメ! 変になる! 変になる!」

 

 突然、と言っていいと思う。

 責め手3人が俺達の下半身に手と口を近づけた瞬間から、まさに雄にしか出せない、野太く、切ない喘ぎ声がホテルの一室に響いちまった。

 

 これから裕太さんにヤられるってとの、シチュエーション自体での興奮ですでにガチガチだったチンポが、ローションを湛えた手のひらでじゅるりと捻られた。

 俺のこれ以上デッカくなりようがないほどまでに膨らんだチンポが、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら裕太さんの分厚い手のひらで捏ねくりまわされる。

 溜まった雄汁で破裂しそうな金玉がデカい左手で押し上げられるように持ち上げられ、筋を浮かび上がらせた肉竿と一緒に握り締められてる。

 裕太さんの右手は垂れ落ちるほどの量のローションを湛え、ゴツい手に似合わない繊細さで張りつめちまってる俺の亀頭と金玉の表面を交互に撫でさすってる。

 

 肉厚の手の窪みにたっぷりと湛えられたローションのぬめり。そいつを利用してぐりぐりと刺激されるこの快感は、いったい何に喩えるといいんだろう。

 

 悶え苦しむ、って言葉があるけど、これが一番近いのかな?

 イッちまいそうになる直線的な刺激では無い。

 全身のたうち回りたくなるように悶えちまうってのは本当だ。ただ、苦しむって単純に言うだけとも違う、快感なはずの粘膜からの刺激が射精へと向かわずに脳髄を混乱させる。

 

「あっ、あがっ、んぐうぅううっ」

「すげっ、すげえっ、気持ちいいっ!」

「おかしくなるっ、おかしくなるっ、変になるっ!」

 

 3人3様の喘ぎ声が響く。

 横たわった俺達の堪えようとしても堪えきれないおののきに、ベッドのスプリングが悲鳴を上げた。

 

 思わず身体をくの字に折り曲げてしまいそうになるほどの、粘膜に直接与えられる雄としての純粋な快楽。

 おっ勃ったチンポ全体に、快感のみを与えるように蠢く手のひら。

 確かに「気持ちいい」んだけど、その「気持ちよさ」が凄すぎて、「おかしく」なっちまう、「変に」なっちまうほどの快感。

 

 まさにそれは「亀頭責め寸止め地獄」の名にふさわしい、いつまでも続く快感地獄というものだったんだ。

 

 俺もたまに気が向いたときにはケツもやることあるんだけど、もともと腸の粘膜って感じるためのものじゃ無いだろ?

 トイレに行くたびに気持ちよくなってるわけじゃ無いし、その点、最初から快感に結びついてる亀頭を責めるのとは全然違うと思ってる。

 相手との一体感や気持ちの問題ってのは確かにケツの方が盛り上がると思うけど、粘膜を直接を刺激する亀頭責めって、純粋な意味での究極の快感だと思うんだよな。

 

 もちろん普段の雄同士のセックスでも、チンポ扱きあげる最中にぐちゅぐちゅと亀頭を責めて楽しむことだってあるよな?

 それでも、ここでの「それ」は、本当に「快感の追求」だけを目指して行われてる。

 俺達、最初にヤられる側になった3人が漏らすヨガリ声も、そのせいだと思ってほしい。

 

 俺、裕太さんにじっくりと責められる間、「ああっ、すげえ、すげえ、いやらしいよ」って、レコードの針飛びみたいに繰り返してるだけだった。

 

 左右の和彦クン、敏志クンと一緒に、互いの顔近づけてラッシュ効かせまくる。

 そのままキスになだれ込み、半身を起こしながら乳首をぐりぐりと刺激する。

 舌と、ときには歯さえも加わる胸への刺激が、チンポをねっとりと嬲られる刺激と相まって、頭の中、真っ白になっちまう。

 こればっかりは、実際に経験しないと分かんない、それほどの快感。

 

「出そうですっ、ダメっ、止めて、止めてっ!」

「き、気持ちいいっ!」

「あがっ、あっ、あっ、すげっ、すげっ!」

 

 夕食前のプレイなんで、ここではまだ射精禁止がかかったまま。

 ちょっとでも上下に扱かれれば、あっと言う間にイっちまう。

 そんな風にガチガチになった3人の肉棒に、ローションたっぷり使った亀頭責めが延々と続いていく。

 

 5分ごとに責め手が交代して15分、ってことだったんだけど、最初の5分ですら3人とも、もうほとんど「限界」って感じ。

 なにしろ、全身そりかえるほどの快感がずっと続いてるわけで、和彦君なんか終わった後、「背中つりそう・・・」ってセリフが出るくらいだったんだ。

 責め手が変われば刺激も当然変化するわけで、亀頭をくちゅくちゅ責められたかと思えば、じっくりと手のひら全面を使って嬲り上げられたり、それこそありとあらゆるテクニックに悶えるばかりだった。

 

 記憶も曖昧なほどだけど、俺の好みとしては秋信さんにヤられたときが一番すごかったかな。

 足下の方にチンポを押し下げて勃起チンポの反発力を使った亀頭責めが、ものすごかった。

 俺、悲鳴みたいな声上げてたと思う。

 

 金玉をグッと下側に引き下げるように伸ばされる。同時に秋信さんのぶっとい手のひらで二つの玉がゴリゴリと互いに当たるように転がされる痛気持ち良さ。

 快感のあまりに空打ちするチンポが、ビクビクと脈動する。

 

 責め手の3人が俺達の足下で場所替えするときの隙間を縫って、和彦クンがラッシュを回す。

 これがまたガツンと効いて、拷問を受けてるときの悲鳴ともまごうような、よがり声を上げ続けることになっちまう。

 

 3人のテクニックを存分に味わって、やっと地獄の責めが終わった。

 最初にヤられる側だった俺達3人は、もう全身の筋肉使ってのたうち回ったって感じで、しばらくはもう、息上がって天井向いたまま動けなかったほどだ。

 

 責められる3人の中では、一番感じてたのはやっぱり敏志クンだったかな。

 途中何度もギブアップしながら、隣の俺にしがみついてきてた。

 デカい身体を痙攣するように射精を堪える姿がもうエロくて、何度も彼の「変になる! 変になる! イきそうです! 止めて! ギブアップ!! 止めて!」を聞く度に、こっちの限界まで膨らんだチンポに更に血が集まっちまう感じ。

 外見はいかにもの体育会系柔道デブって感じなのに、喘ぎ声はなんとも少年ぽいっていうか、そこらへんのギャップに上がる俺。

 終わってしばらくも「触らないで!」ってチンポビクビクさせてたので、よく我慢したなと思うよ。

 

 さすがにすぐに攻守交代ってワケには行かず、煙草休憩も挟んでの夕飯前最後のターンに入ることにした。

 

 後半のスタート切ろうと立ち上がった和彦クン。休憩中に角度は下がったけどまだまだ太いままのチンポから、先走りが10センチ近く垂れてるのが、とんでもなくエロい。

 目ざとく見つけた裕太さんが和彦クンの足元ににじり寄って、垂れた先走りの先端に舌を伸ばす。

 舌先に触れた透明な汁を旨そうにすすり上げる。

 もう全員がエロモード絶好調なので、手の届く奴の乳首いじったり、軽く股間をしゃぶったりなんか当たり前の雰囲気だ。

 

「さっきので俺も気が遠くなるほど感じました。飯前最後のプログラムでの寸止め快感地獄、交代してやりましょう。

 秋信さん、裕太さん、茂さんは横になって、後の3人はスタンバってください」

 

 前半の俺達の組もそうだったけど、なんとなく年上は真ん中って感じになってるのか、秋信さんを中心に向かって右に、茂、左に裕太さんが並んだ。

 責める側の俺達は、元々知り合いの茂は最初にヤっといたがいいかなと思って、俺→茂、敏志クン→裕太さん、和彦クン→秋信さんってなった。

 和彦クンも知り合いの秋信さんを最初に済ませとこうって思ったのかな。

 流れで3人目に裕太さんになんないかなって思ったのはあのデカいチンポ弄れるかと思うと仕方ないよな。

 もちろん誰とでも淫乱にヤるつもりなんで、そうならなくても文句言うつもりも無いし、楽しむつもり。

 

 責める側の体制整ったら、まず軽く受け手にラッシュ吸ってもらってのスタート。

 

 後半の3人、たまたまだけど30代ばかりになって、そのせいなのか乱れようもすごい。

 

 茂の奴は

「すげえっ! すげえっス! 俺っ、狂うっ! 狂っちまうっ!!」

 って感じで完全に自分の世界作ってる。

 もちろん責めてる俺も盛り上がって

「おう、狂っちまえよっ!! チンポ責められて、イかず勃起きちいんだろっ! 狂っちまえよ!! これがいいんだろう? もっと声出して、ヨガってみろっ!」

 って、ノリよく亀頭グリグリ責める。

 茂の奴、堪えきれないのか隣の秋信さんのぶっとい腕にしがみついて盛り上がった肩に顔を寄せる。

 

 その秋信さん、茂の顔持ち上げて小瓶に鼻寄せて2人でスニッフ。

 すごいのはその後で、揮発した成分をたっぷり吸った息を止めたまま、秋信さんが反対側の裕太さんとキス。あれってきっと、自分が吸ったのを裕太さんにもう一度吸わせてる。

 次の瞬間、敏志クンに責められてる裕太さんのよがり声が一段とデカくなったんで、たぶん俺の推理、当たってるはずだ。

 

 後で聞いてみたら案の定、いったん深く吸い込んだのを相手の口から入れて吸い込ませるんだって言ってた。

 これ、飯食った後半戦でみんなやり始めて、もう、すげえ興奮。

 何度もやり合いながら、どんどんハイになってく感覚はすごかったぜ。

 

 茂→秋信さん→裕太さんって、責め手が1人ずつ左にずれてる形になって、なんか俺に取っては理想の順番っていうか、なんというか。

 

 最後になった裕太さん。金玉の表面をぬるぬるさすりながらガチガチのチンポを秋信さんにヤられたみたいに押し下げながら、亀頭の上側一番広い面を責め上げる。こっちの手の平のちょっとした動かしに、裕太さん、もう雄臭さいっぱいの低い喘ぎ声上げてくれる。

 

「おっ、おうっ、チンポっ、俺のチンポっ! いいぞっ、もっとっ、もっとぐちゃぐちゃに責めろっ、チンポ、チンポ、いいっ、いいぞっ!」

 

 チンポ連呼の喘ぎ声に、責めてるこっち側もすげえ上がる。

 声上げながらもどこか余裕があるように見えて悔しい俺。2コしか年も違わないはずなんだけど、成熟した雄って感じで。

 

 ガタイの方は敏志クンに次いでデカイ裕太さんだけど、チンポだけなら参加者の中で一番だ。

 太さ長さともに日本人離れしてる感じで、まるで500mlの肉質のペットボトル握ってるって言うと伝わるだろうか。

 咥えるのも頑張って亀頭の少し下の裏筋ぐらいまでしか入らないし、亀頭を責めるにも手の平いっぱいに遊びがないぐらいのエラの張った先端が、こっちの圧を跳ね返してくるほどにパンパンに張ってる。

 

 でかいふぐりをローションでぬらぬらにした両手で揉み上げる。指先に感じる中味は鶏卵ほどもありそうだ。

 ずっしりとした玉の感触を楽しみながら、指が回りきれない血管の浮き上がった太竿を握り締める。

 親指と人差し指で作った輪っかで鰓下の部分をぐるぐると刺激する。

 爪立てた指先で裏筋から鈴口の細かな皺をなぞるように奮わせる。

 

 赤黒く艶光る亀頭を口に含むと、唾液とローションを混ぜ合わせた潤滑液でグチョグチョと音を立てながらすわぶる。口の中の圧を下げ、唇を亀頭の部分に這わせるように何度も上下させる。

 裕太さんの先端から溢れ出す先汁と俺の唾液、ローションが混ざり口の端からぼたぼたと垂れる。

 それを手のひらで受けた俺が、デカいプラムにも思える裕太さんの亀頭をぐりぐりと責めあげる。

 

「おおっ、いいっ、いいぞっ、感じるっ! もっと、もっと、責めてくれっ!」

「そこっ、もっと責めてくれっ! チンポ感じるぞっ、もっと、もっと責めろっ!!」

 

 威圧感を感じるほどの裕太さんの肉棒は俺がどれほど責め立てても、びくともしない、といった風情を醸し出してる。

 口にし、手にしてる俺の方が誰もいじることのないチンポから先走り垂らしていて追い込まれてる気がするほどだった。

 

 ラッシュ喰らいながらもどこか余裕が見えた裕太さん。

 俺の責めのテクニック、けっこう自信あったんだけど、自惚れてたかもって知らされた最後の5分間だったんだ。

 

「哲雄君の責め、すごく気持ちよかったぞ。後半も頼むな」

 って終わった後に裕太さんから言われたんだけど、なんか俺、自分の不甲斐なさが情けなかった。

 

 

 和彦クンからの提案でこの後予定していた淫乱デスマッチは省くことになったので、これにて飯前のプログラムは終了。

 後半の3人組は前半の俺達と違って、ヨガってはくれてたけど、誰からもギブアップの声も出15分が過ぎちゃって、これは飯後の乱交で頑張らなきゃなと思ったのは俺だけじゃ無いと思うんだけどな。

 

 まだ5時前ではあったけど、全員シャワー浴びたりとか移動の時間もあるので、プログラムの省略はいい判断だったのかも。

 飯のときに残ってるとまずいだろうって、開けっぱだったラッシュの蓋も閉めて一段落って感じになった。

 それでもシャワーで落ち着いたはずのみんなのチンポが、どっか火照って芯が残ったままに見えるのは仕方ないよな。

 

 夕飯、どっか外に食べに行くかどうかって話になって、近場のイタリアンの食べ放題に移動。

 腹含ませちまって後半の色事大丈夫かなっても思うんだけど、メンツのガタイ見たらそんな心配必要無いよなってなった。

 俺はさすがに炭水化物はちょっとだけ控えめにして肉ばっかり喰った気がする。

 他にもお客さん多かったので色気のある話が出来なかったことだけが心残り。

 

 帰りに夜中に腹減るよなって、結構な量のサンドイッチやおにぎり、飲み物も買い込んで、みんなこれからのプログラムにうきうきしながらホテルに戻ったんだ。

 

 

 

つづく

 

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