親方の現場の規則(平成編)

その21

突然変異による七変化についての解説

 

21 突然変異による七変化についての解説

   

 小説(三部構成の第一部としての予定)を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 小説内の『15 温泉と精液』で触れられていますが、かつて秘境温泉の『金精の湯』(三太君の創作小説による)の成分が男性ホルモンに作用し、親方の一族の先祖はより男性らしい身体に変化をしました。

 その後、親方と田山の父達の出逢いと、その後の研究により、彼らはその温泉エキスを取り入れることで自分たち自らも精巣でより効果のある精液を作れることを知りました。

 さらにその子の世代(親方と田山)になり、その二つを調合生成し粉にしてから体内に入れると、自分達がものすごい淫乱な野獣に変わることがわかり、それを作業員たちに与える事により、全員が新しい種類の雄に変身した、というところまでが、ここまでお読みいただいた第一部の平成編です。

 

 さて、この後、未来の物語に移行する際、男たちの身体はどう変わったのか、より具体的な注釈が必要となるため、ここに書き記します。

 純也を中心とした最後の雄交尾の段階で新しくなった男たちは、変容が落ち着けば普通の人間の巨漢と見た目はあまり変わりませんが、性行為をするといやでも気がつく身体になりました。

 

 

①舌の変化

性的に興奮すると、彼らの舌はペニスの海綿体のように血液が充満し、硬く大きく勃起します。舌先はまさに男の亀頭と同じ形になり、くびれまであります。舌先は二つに割れ尿道のように穴が空いて、そこから精液を出すことができます。互いの舌を口の中で愛撫したり、擦り付けたり、吸い合ったり舌を重ねて、兜合わせのようにしごくことで舌もペニスと同じ快感を感じ、舌から射精して相手の口に精液を放出します。

これを舌交尾と呼びます。

また、自分の舌先を相手の鈴口から尿道に差し込み、相手のペニスから精液を体内に送り込むことも可能ですし、相手の肛門から舌を差し入れて、舌から精液を体内に送ることも出来ます。

 

②腋の変化

腋の下から分泌される、雄臭い汗は相手を性的に服従させる媚薬の効果がありますが、さらに自分の意思で、腋の下にできた小さな穴から、舌と同じように精液を滲み出すことができます。身体の変化により、一日中大量の精液を生産するようになったため、今までの精嚢の大きさや数では溜めて置けなくなりました。

そのため精嚢は膀胱の10倍の大きさになり、1日あたり1リットルの精液貯蔵できるようになりました。

しかしそれでもなお足りず、両腋の下に新しく小さな精嚢が出来たのです。

この精嚢は作りすぎた精液を腋の下に溜めたり、乳首に直結して、放出したりするように出来ています。ですから彼らの腋の下を撫でると膨らみがあることに気づきます。

 

③乳首の変化

見た目が一番変わったのは乳首でしょう。普段から硬く親指大の大きさで目立ちましたが、興奮するとさらに巨大化し、中学生の普段のペニスほどに勃起するようになりました。まさに胸から二本のペニスが生えたのです。

先端は亀頭とまったく同じ形で、雁首もわかります。亀頭を擦ると膨らみが硬くなり、ペニスと同じか、それ以上の快感を得られ、乳首からもペニスからも射精できるようになりました。また乳首からも淫乱になる性臭が発散されるため、相手に乳首を舐めさせながら言うことを聞かせることが可能になりました。

また、自分の乳首を相手の尿道に挿入して、乳首をペニスに収めたまま扱き合うことで相手の亀頭と自分の乳首の両方でイカせる技ができます。

 

④体毛の変化

興奮が高まるとみるみるうちに身体中の体毛が太く、濃くなり剛毛として、身体を覆い、より男らしい魅力を引き出すようになりました。

しかもこの体毛の根本からは、淫液が滲み出るため、体毛の臭いや汗の成分により、非常に性的な欲求がたかまります。体毛は身体中に発生しますが、特に腋、乳首の周辺、腹、太もも、竿の周り、金玉全体及び裏側には著しく性毛として生えてきます。

しばらくするとだんだん薄くなりますが、性的な興奮の度に生えるため、時々処理し合う必要があります。

舐めても嗅いでも相手や自分を淫乱な状態にできます。

 

⑤ペニスの変化

鈴口が大きく深く割れ、相手の乳首や舌先や指などを飲み込めるように変化しました。

雁首の周りに分泌物を出すための性腺が空き、そこから、潤滑液、淫乱液、興奮液、などが大量に分泌されるようになりました。

また、裏側や幹に穴を開けられるため、リングやフックなどの性飾ができるようになりました。

そして何よりも発達したのは、亀頭と鈴口、尿道などの機能面です。

普通は出すことのみで、無理やり押し込まなければペニスが収縮して何かを吸うという機能は不可能でした。しかしこの変化によりペニスに意図的に働きかけることにより、ストローで水を吸うように鈴口から尿道へ水分を吸い上げることが可能になりました。

そのため、相手が放出した精液や小便などを自分の鈴口を当てがって吸い上げ、体内に取り入れるプレイや、相手の精液を吸い上げ再び相手の口やケツに放出できるのです。

また自分が先に出したものであってももう一度吸い上げて射精を繰り返すという、実に興奮する技が行うことが出来るようになりました。

 

⑥睾丸の変化

玉の数が増えて3つになりました。

それに伴い精液の量が格段にふえ、射精する回数が1日2回から、少なくとも1日7回になりました。また性感帯としても大きな役割で、玉イキという技もあるくらいです。

抜いても抜いても身体中に溜まる精液のせいで、しょっちゅう射精のことばかり考えているのが普通な状態なのです。

また玉を揉むたびに、精力が上がることも新たな発見です。

 

⑦陰嚢の変化

最後に金玉の袋の変化です。

まず全体的に毛で覆われることが多くなりましたが、毛を剃ると元に戻るのに時間がかかるようになりました。すぐに生やしたいときには精液を満遍なく繰り広げればたった1日でまたびっしり生え揃います。

金玉の裏側の鼠蹊部から蟻の門渡りにかけて、性線が集まり、精嚢に収まり切れず溢れた精液はこの分泌線から外に滲み出るようになりました。それは精液だけではなく、金玉の臭いの元となる性臭と混ざり合い、より強力な媚薬になりました。

効能はこれを嗅いだり浴びたりした相手は淫乱な獣になり、やりたくてやりたくて気が狂いそうになるのです。

腋臭の服従させる効果と併用することでどんな相手も自分と交尾したがり、思いのままにコントロールできるのです。

 

終わり