お爺ちゃんと僕


犬獣人の孫が男らしい祖父に感じていた秘めたる思い。

大学3年生の夏休み、憧れていた祖父としばらく同じ屋根の下に暮らすことになった主人公は、優しげな祖父の寝顔を見ながら勃起した逸物を扱きあげる。

 

Skeb依頼作品。

ケモホモ、年齢差のあるR-18作品です。

本文23000字ほど。

 

一読し、あれ、いつもの三太の文体と違うのでは?! 文章おかしいし、読みにくいし?! と思われた方も多いかと思います。

Skebやpixivリクエスト等でもそれなりに作品を書いてきているつもりではありましたが、今作はおそらく初めての日本語ネイティブでは無いだろうと思われる方からの依頼作品となりました。

もちろん既存の私の小説を読んでいただいた上でのご依頼であったとは思うのですが、依頼主様がどのような形で私の小説を読んでおられるかは分からなかったために、翻訳ソフトを通してもなるべく意味の変化や、脱落がないような文章を書こうとして、このような文体となりました。

日本語としては滑らかさの無い文章になってしまっているかと思いますが、その点ご了承いただけると嬉しいです。

 

執筆にあたっては、以下のようなことに注意してみました。

・促音便(音便としての『っ』)、撥音便(音便としての『ん』)をなるべく使用しない。

・文末の助詞(特に『ね』や『さ』)を極力使用しない。

・主語や文章の主体が誰かを、文中に書き入れる。

・方言(地方言)を極力使用しない。

・よがり声などの日本語に膠着したポルノ的な慣用表現をなるべく使用しない。

・機械翻訳によっては訳せない可能性のある語をなるべく使用しない。

 

最後の項目については、当初、祖父の一人称を『儂(わし)』としていたんですが、幾つかの翻訳サイトでは一人称としての訳が発生せずに『翻訳出来ない言葉』としてそのまま訳文中に乗ってしまったりしました。

そのため、日本語としての役割を表す語としての使用を諦め、すべて『私』に書き直した次第です。

 

気になる表現では機械翻訳を『日本語→英語』、その訳文を再び『英語→日本語』と通してみて、意味が通じるかの確認をしてはいますが、全文通しての作業が出来ておらず、そのあたりは今後の課題であるなあと思ったところ。

 

自分が英語に堪能であればと思うばかりではありますし、もしも依頼主様が私の普段の文体を日本語として読み取っていただいていたのなら、逆に失礼になってしまうかも、と、かなり悩みながらの執筆となりました。

 

読者の大半を占めるであろう日本語話者の方(依頼者の方にあってもそうなのですが)については『読みづらい』『妙な固さのある』文章になってしまっているかと思いますが、このような経過があることを知っていただければありがたいです。

 

読みづらさや没入感の少なさへのご批判等含め、感想を聞かせてもらえればと思っています。