俺が親父と白山下ろしをやってから、あれからどんなふうになったか知りたいって言われても、この辺りじゃ当たり前の話かもしれないしな。どこの人達ともそんなに変わらないとは思うけど、そんなに聞きたいっていうなら話してはみるけどな。
まあ昔のことなので、忘れてることもあるとは思うけど、そのあたりはさっ引いて聞いてもらわないといけないんだけど……。
うちの田の白山下ろしを俺が初めてやったときのことは、この前の話の通りなんだけどな。あの後、親父が『いい下ろしが出来たな』って言ってくれて、誇らしくもはあったけど、なにか気恥ずかしくって。
そのときでも、もう何年も親父も一緒に祭りの直会とか行ってたし、親父が他の人としゃぶり合ったりチンポから汁を出すのは目にはしてたし、俺がイくのも見られてはいたさ。
それでも親父に直接チンポをしゃぶられて、扱かれてイくなんてのは、白山下ろしのときが初めてだったからなあ。
良作さんが親父のをしゃぶったり親父が良作さんのをしゃぶったり、そんなのを目の前で見るっていうのもそのときまでほとんど無かったし、それで興奮してる自分がなんだか恥ずかしいというか、そんな感じだったかな。
もともと百姓仕事のとき以外はそんなに話しもしてなかったけど、あのときはもうお袋は入院してたし、家には俺と親父の2人しかいなかったわけだから、気まずく感じていたかな。
どうにも俺の方からはしばらく話しかけきれなかったことを覚えてるよ。
そうこうしてるうち、白山下ろしから一週間ぐらいしてからだったと思うけど、親父が「助の役をしてもらったことの御礼を、良作さんに言いにいかないといかんな」と、言ってきた。
この前の浩平の白山下ろしのときのように、年が近いものとやるときは、お互い体力もあるし、あのときのようにそのままどっちかの家にでも行ってからまた楽しんだりするのが普通だけど、俺の初めてのときは親父と良作さんと、助の役が2人とも年が離れてたので、一眠りしないで色々やるのはキツイだろうと、当日はそのまま後始末だけやって別れたんだよな。
親父も色々世話してくれてる良作さんに御礼を言わないといけないなと思ってたらしいし、俺も最後にちょっと頭下げたぐらいできちんと御礼も言ってなかったし。
日にちを合わせて公民館を借りて、一晩ゆっくりやろうってなったんだよな。
この辺りで田の「移し」をするときの助の役は、見届け人のような役割もあるから、俺の頃はそんなふうにちょっと豪勢なもてなしをするようになってたらしいしね。
次の年からは青年団の連中に頼んだりしたので、そんな感じのことはあのときだけだったけど、寿司を取ったりして豪勢な宴会のようになったっけな。
泊まりでやるのでって、親父から聞いてたので、酒と飯だけで終わるはずは無いだろうとは思ってたんだけど、詳しい話も親父もしなかったしな。
それでも前の日になって、親父が
「尻の中も、よく洗っとけよ」
って、言ってきたんだよな。
ああ、やっぱり3人でエロいことをするんだなって、思ったことだったんだよなあ。
当日は夕飯の時間ぐらいから始めるっては聞いてたから、4時頃には尻も風呂場と便所でよく洗っておいた。
親父も風呂が長かったので、ああ、親父も俺と同じように尻を洗ってるんだなって思うと、なんだかそれだけで興奮してたよ。
6時前ぐらいに若衆宿に言って、色々準備をしたんだったな。
「信治の初めての白山下ろし、助の役をしてもらって、本当にありがとうございました。
良作さんにいてもらって、俺も踏ん切りがついたようで、信治の奴も良い下ろしになったと思っております。
今日は少しばかりの席を用意させてもらいましたので、ゆっくり楽しんでもらえればと思っております」
良作さんが見えてから、少し話した後、さっそく始めるからなってことになったんだよな。
親父がえらくかしこまって良作さんに頭を下げるものだから、俺も手をついて言うことにした。
「この前は良作さんにはお世話になりました。
田の下ろしを初めてさせてもらって、最初はどうすればいいんだろうと思ってたんですが、良作さんと親父にいてもらって、何とか無事に終えることが出来たと思ってます。
今日は俺と親父で、もてなしをさせてもらいますので、ゆっくりしていってもらえると嬉しいです」
「なんの、俺も久しぶりに若いものと色々やれて、とても気持ちが良かったからな。
あの時は信治が出したのは全部、田の神さんに納めないといけなかったが、今日はそういうのも無いので、3人で色々楽しもうや」
良作さんが大きな身体を揺らしながら笑うのは、まるで恵比寿さんのように見えたよ。
親父と良作さんの間では色々話をしてたのかもしれなかったけど、俺にしてみると「やっぱりこの後は、良作さんと親父と、3人でいやらしいことをまたやるんだろうなあ」って思って、もう酒を飲む前からチンポがおっ勃ってたんだよな。
乾杯してからの料理のときも、最初のうちは服は着てたんだけど、すぐに良作さんが脱げ脱げって言って、3人とも素っ裸になっての宴会になったんだ。
俺も親父もチンポは勃てたままで、良作さんに酒を注いだりしてたんだけど、良作さんのも股ぐらのところで、でろんと太くなってたんだよな。
途中途中で俺も親父も、良作さんの太いチンポをいじらせてもらったりねぶらせてもらったりしながら、酒を飲んでた。
俺のチンポは良作さんが箸で摘まんでいじったり、醤油を付けた刺身を乗せて、そのまま口で咥えてぐちゅぐちゅ潰されたりして遊ばれてた。
青年団の集まりでもそんなことはされたこと無かったものだから、とにかく俺も興奮したよ。我慢汁がダラダラ流れてしまって、そっちの方がとても恥ずかしく思ったのを覚えてるかな。
酒もほどほどに飲んで、腹もいっぱいになってきた時分だったかな、親父の言うように色々片付けてたんだよな。
布団を二組敷いてからが、本番のようだったんだよな。
「今日は良作さんが俺達2人をどう使ってもいいので、いいようにしてくれていいから」
そんなふうに親父が良作さんに言ってたしね。
俺も若くてどんなことも言いようが無かったんだけど、俺と親父が良作さんの太いのをしゃぶったり、良作さんが俺達の尻でも使うのかな、ぐらいに思ってたんだ。
尻も青年団に入ってからはたまに周りのものとやってたので、その頃にはもう当たり前のようになってたんだよな。あの時も、俺も親父も家で洗ってから来てたので、粗相することは心配してなかったと思うんだよな。
元々、そのくらいのことは覚悟して来てたっていうか、良作さんみたいないい身体をしてる人にやってもらえるんなら、すごく気持ちがいいんだろうなって思ってた。
そんな当てもあったし、あのときに良作さんが言ったことには驚いたんだよな。
「今日は信治と信造さんがやるのを目の前で見られると思って、楽しみに来たんだよな」
そんなふうに、良作さんが言ったんだ。
それまでてっきり「俺と親父で一晩かけて、良作さんに奉仕する」って思ってたもんだから、すごく驚いた。
でも、親父はもしかしたら少しは予想してたのかもしれないな。顔の表情は固かったけど『2人で頑張りますから』って親父が言うのを、俺は横でぼーっとしながら聞いてたんだと思う。
敷いた布団の端に良作さんが座って「まずは2人で口を吸い合ってくださいよ」って、言ったんだよな。
言われた親父と俺が、良作さんの目の前に膝立ちで向かいあった。
俺は目の前に親父の顔が来るのがとにかく恥ずかしく思えて、下を向いてまともに顔を見ることが出来なかった。
俺がそんなふうにしてるのも親父も分かってたんだろうな、俺の顔をぐいっと持ち上げて、真っ正面を向くようにしてきたんだ。
あのときの親父の目は、もう一生忘れないと思う。
あれはどう言うといいんだろう。
今からいやらしいことをしないといけないとは分かってるんだけど、親父の顔は真面目っていうか、とにかく真剣な顔をしてたんだよな。
優しい親父で俺が小さな頃から大声も聞いたことは無かったんだけど、その分かえって真面目な顔が怖いように思えたんだ。
今からやるのはとにかくいやらしいことではあるんだけど、恥ずかしがったりせずに、ちゃんとしないといけないんだな、って、思ったんだ。
そのときはそんな頭も回らなかったけど、後からゆっくり考えると、この村で生きていくということを、たぶん親父が良作さんとのことを通して分からせようとしたんだろうなって思ったところだったんだ。
親父は30過ぎてお袋と結婚したってことだったけど、もうその頃から若い一人一人が嫁を迎えるのも大変になってきてたって聞いていた。
男がどんなに我慢しても、ヤりたいってことは我慢出来ない訳だし、そんな中、若い俺達だ誰とでも『デキる』ようにならないと、これから先が辛抱が効かなくなるだろうって、親父も思ってたんだろうな。
俺だけではなくって、たぶん今の青年団の連中も、もう少し上の世代の人達も、そういうところは親の世代の人達から教わってきてたんだと思う。
「お前と俺と、キスをするぞ。良作さんが興奮してくれるよう、すごくいやらしいキスをしないといけないからな」
そんなふうに親父が言ったんだ。
俺も親父の真面目な顔を見てからは、『ここで恥ずかしがってても埒が明かないんだよな』って思い直した。
良作さんが見てる前で、いいキスをしないといけない、相手が親父でも堂々としておかないといけないって、そのときようやく覚悟が決まったんだと思う。
「親父といやらしいキスをするんで、良作さん、よく見ててください」
俺が親父の目を見たまま良作さんに言ったのを、親父もうんうん頷いてくれたんだ。
親父の身体を引き寄せてからぐっと抱いたら、これがまた2人とも勃起したままのチンポがゴリゴリぶつかって、とにかく気持ち良くなってきた。
チンポも腹も胸も、酒を飲んでたせいもあったんだろうけど、親父の身体が熱くなってた。お互いの汗の匂いがむわって上がってくると、もうたまらなくなってたな。
そんなことをしてるうちに親父の顔が近づいてきて、唇同士が触れたんだ。一度唇が合うと、もうそこからはすごく激しいキスになった。
口の中を舐め合ったり、お互い下を出して先の方を合わせてぶるぶると動かしたりすると、すごくいやらしい気持ちになって、チンポもガチガチになってた。
そのまま2人して腰を揺すると、チンポ同士がぶつかってお互いの我慢汁がぬるぬるしてたまんなくてね。
正直な話、親父とこのままキスをしてるだけでイッてしまうんじゃなかろうかって思うほどだったんだ。
親父も俺とキスをするのは初めてだったから、すごく興奮してるのがこっちにも分かってさ。
2人して、もうキスだけなのによがり声を上げていたら、いつの間にか良作さんが近づいてきてた。
「いい男が目の前でキスをしてるは、見てるだけでもたまらないなあ。俺も混ぜてくれよ」
そんなふうに言って、俺と親父がキスをしてるところに口を近づけてきたんだ。
俺も白山下ろしのときに目の前で良作さんと親父がキスしてるのを見てて、すっごくいやらしい気持ちになったこともあってたから、3人でやったらどんなに感じるだろうかって思ったんだよな。
良作さんが、俺達2人の口のところに、自分の口を近づけてくる。
俺と親父が少し寄せていた顔を良作さんの方に向けて開ける。3人の唇が合わせられるようにしたら、そこに良作さんの顔が入ってきた。
お互い、目はしっかり開けてたから、互いの顔が近づくだけですごくいやらしく思えて、もうそれだけでたまらなかった。
唇が近づくと3人とも舌を出して、横の人の唇や舌をベロベロなめたり、舌同士を絡めてヌルヌルさせたり。
良作さんがいったん唇を閉じて、グチュグチュ口を動かしてるので何をしてるのかと思ってたら、自分の舌に唾を乗せて、俺達の方に出してきた。
俺も親父もすぐに意味が分かって、奪い合うようにして良作さんの唾液を自分の口にもらったんだ。
その後は自分の唾液も混ぜて、3人で口の周りをベチャベチャになるぐらい唾液の交換をしたんだ。
そうそれだけで、3人ともチンポから先走りをダラダラ出して、とにかく凄かったのを覚えてるんだ。
けっこういい時間になるまで、3人でキスをしてたんじゃなかったかな。
良作さんがキスを堪能したのか、ようやく俺達2人の腰を抱いてた手を離してくれた。
「いいキスで興奮したよ。今度は2人でチンポを舐め合ってほしいな」
って、言ってきたんだ。
とんでもない話ではあるんだけど、俺もすっごく興奮はしてたのもあって、『ああ、下ろしのときは親父が俺のをしゃぶってくれたから、ここは俺が親父のをしゃぶるのを、良作さんは見たいんだろうな』って、すぐに思ったんだ。
そんな考えがあったからだろうな。もう恥ずかしいことも何もなくなってしまって、膝立ちしてた親父に立つように声をかけた。
俺の方はそのまま目の前にきた親父のものをしゃぶらないとって、思ってた。
親父は実の息子にしゃぶられるのが気恥ずかしかったんだろうな、目はぎゅうってつむってたんだ。
かえって俺の方が肝が据わってたのかもしれなくて、親父のガチガチにおっ勃ってたのを握ってた。
「今から、親父のをしゃぶるからな」
って、わざと言ってやったんだ。