雄志社大学プロレス同好会 秘密の興行

その5

 

その5 初飲み

 

「よし、これで中洲は亀頭責め、上川端は金玉責めって、メインになる『魅せ場』が決まりだな。こりゃド派手な演出頼むって、明友に連絡するから、お前らシャワーでも浴びとけ。

 電話終わったら、俺もシャワー室使わせてもらうから」

 

 そう、この練習場、リングはもとよりトレ用のそれなりの機材やシャワー室、休憩室に簡単な調理も出来たりで、正直3人ぐらいなら住めるんじゃ無いかってほどの設備があるんだよな。

 それを維持出来てるってことそのものが、今度の裏興行が続いてきた証でもあったりするんだ。

 現役の学生の俺達になるべく負担かけないようにっていう、OBやその『知り合い』からの援助ももちろんあるわけで、それを知っちゃった俺たちが、この『興行』を拒否しない、出来ないってのも、まあ仕方の無いことだよなって。

 

 シャワーを使った俺と中洲君。

 もう隠すとか遠慮とかも無いだろうって、素っ裸のまんま、休憩室でゴロゴロしながら百道先輩を待ってた。

 この後のこと、先輩のこととか、ちょっと話す俺たち。

 結局、俺たちがイかされただけってのも、なんか悪い気がするしなって。

 もちろん2人とも、2回ぐらいの射精じゃおさまりもしないちんぽを、何となくいじったりしながらでさ。

 

「おう、なんだ、お前らも裸のまんまか。考えることは同じだな」

 

 先輩がやっぱりシャワー浴びたままでの裸体を晒しながら、休憩室に入ってくる。

 ここだけは畳敷きなんで水滴が落ちないようにバスタオルで拭き上げてきてるのは、濡れた肌のエロさを期待してた俺にはちょっと物足りなかったけど。

 

「お前らもやっぱ、勃起、おさまんねえよな」

 

 先輩、ニッと笑いながら言うのがスゲえ男らしくて。

 もちろん先輩のぶっといのも、股間のスゲえ濃い茂みから天を指しておっ勃ってて、その迫力はもう凄まじいもので。

 全身毛むくじゃらに体毛濃くて、それにあんな巨根の持ち主って、これもう見ただけでイきそうになるくらいのエロの塊の先輩の裸。

 

「先輩は今日は一度もイッて無いっスよね?」

「ああ、家でせんずりもやってないしな。さっき、中洲を抱いてるときはかなりヤバかったんだけど、お前をイかせなきゃ、って思うと、自分はイかねえで終わっちまったわ」

 

 ガハハって、笑いながら畳に腰を下ろす先輩。

 胡坐に座った腰の中心から、それこそ臍を越えるぐらいの勢いで、ぶっといのがおっ勃ってる。

 

 さっき中洲君と話してたのを、俺、言うことにした。

 

「先輩、ちょっと提案あるっスけど、いいっスか?」

「なんだ、上川端?」

 

 先輩、ああ、俺たちの気持ち分かってないなって感じ。

 

「中洲君とも話したんですが、俺たちに先輩のちんぽ、しゃぶらせてもらって、そして、汁、飲ませてもらえないかなって。

 話じゃ俺たちも当日は何本もしゃぶらされるし飲まされるってことッスから、今から練習しときたいなって、ことッス。

 しゃぶるだけなら最初にやらせてもらったッスけど、やっぱり本命は『飲む』ことなんでしょ?

 で、その練習台に、先輩になってもらえないかなって」

 

 先輩、一瞬はキョトンとした顔してたけど、すぐに意味が分かったらしかった。

 

「ああ、まあ、その、どこかでその『練習』もせんといかんな、とは思ってたけど、いいのか、今日で?

 2人とも、まだ初日だぞ?

 もう何回かやって男のちんぽや勃起、精液に『慣れて』来てからでもいいんだぞ?」

 

 先輩、やっぱり俺たちのこと、気遣ってくれてたんだ。

 

「どうせやらなきゃいけないんだったら、早く始めてた方が『慣れ』も早いんじゃ無いッスか?

 中洲君も俺も2人とも、もう覚悟決めてるっスよ。じゃなきゃ、薬も飲んで来ないっス。中洲君と2人で話して、今日から先輩の汁、しっかり『飲んでおこう』って、決めたっスよ」

「そうか……。お前らがそこまで覚悟決めてるんなら、俺の方が尻込みするわけにもいかんよな。

 分かった。やってくれるか、中洲、上川端。

 もちろん、きつかったり、無理って思ったら、途中で止めていい。口に出された雄汁、きちんと飲み上げるってのは、最初はけっこう度胸が要るぞ。

 だんだん慣らしていけばいい。俺も、お前らも、一歩一歩だ」

 

 中洲君と俺、百道先輩の言葉に頷いて、素っ裸の先輩ににじり寄る。

 お互い、あんまり考えに間を置かない方がいいって、なんとなく分かってたんだろうな、きっと。

 

 部屋の中央で、百道先輩が両手を枕にしてごろっと寝っ転がる。

 どうにでもしてくれって格好なのは、見て分けるよな、これ。

 最初は俺がちんぽで、中洲君が乳首担当。俺、先輩のぶっとくて毛深い両脚の間に入って、自分の膝を先輩の膝下に割り入れる。

 中洲君が先輩の右側に半分添い寝するような感じで横になれば、両方の乳首を舌と指で刺激出来る体勢だ。

 目の前でおっ勃ってる先輩のデカすぎるほどのちんぽ。

 俺、今からこれ、しゃぶるんだよな。

 このぶっといのから飛び出る『精液』、飲むんだよな。

 

「先輩、いきます」

「ああ、頼む……」

 

 中洲君と目配せした俺が、先輩のデカちんぽに手を伸ばす。

 

 熱い。

 デカい。

 固い。

 

 自分のとは握り心地の違うそれを、俺、根元から先端にかけてゆっくりと扱き上げる。

 先輩の、仮性の俺のと違って普段からずる剥けだから、皮の余りを使ってのズリは出来ないんだけど、そのままなんか『肉』をしごいてるって感触が、すげえ生々しかった。

 

「おう、いいぞ……。もっと扱いてくれ。俺のちんぽ、もっといじめてくれ……」

 

 先輩の先っちょから、我慢汁がとろっと流れ出してくる。

 俺、指先でそいつをぬるぬる亀頭に広げると、先輩の腰がびくって上下する。

 

「中洲君、俺、先輩のしゃぶるから……」

「ああ、上川端君……。俺も、先輩の乳首、やるよ」

 

 言葉にしたのは、やっぱりちょっと抵抗があったのかもしんない。

 最初のときは、なんかこう『勢い』だけでしゃぶれたんだと思う。

 今はこう、目の前でまじまじ見つめて、って感じで、あのときよりなんかハードル上がってる気がして。

 俺、自分自身に『気合い』を入れたかったんだと思う。

 たぶんこれって、中洲君も同じ気持ちだったんだと思うんだ。

 

「おっ、おっ、いいぞっ、お前らっ……。ちんぽも、乳首も、すげえ、すげえいいぞ……」

 

 先輩、目を瞑ったままで、感じてくれてる。

 先輩のデッカいの、半分も咥えきれてないんだけど、その分、根元の方をぐっと握った手で扱き上げるんだ。

 

「あっ、あっ、すげっ、すげえっ! ち、ちんぽも胸もっ、感じるぞっ、お前らっ!」

 

 たぶん、俺たちの方が『慣れて』来たんだろう。

 俺のしゃぶりあげも、中洲君の乳首責めも、どんどん気合いが乗ってくる。

 

 唾液を溜めて、わざとじゅばじゅば音を立ててしゃぶると、先輩の塩っ辛い先走りがどんどん出てきて、俺、それを『旨い』って思い始めて。

 

「うう、いいぞ……。お前らのテク、スゲえ……。そんなん、そんなんやられると、俺、俺も、このままイっちまうぞ……」

 

 中洲君の方に目をやると、先輩のもしゃもしゃ茂った胸毛の中でけっこう目立つ乳首を舐めしゃぶってる。

 俺から見える舌の動きが、すんげえエロい。

 もう片方の乳首も指先でくりくりやったりで、先輩の仰け反った顎が上下に揺れてんのがスゲえ気持ちいいんだろうなって。

 あんなふうにやられたら自分もよがっちまうよなって、そんなふうに思った俺。

 

 俺ももう、この時点で相当『染まって』るんだろうけど、これもこの『練習場』、守ってくには仕方ないよな。

 中洲君も、もちろん百道先輩も、根っこはそこなんだって、俺、思ったんだ。

 

 中洲君と目が合うと、彼が先輩の乳首、歯で押し潰しながら目で訴えてきた。

 

『このまま、先輩、イかせよう』って。

 

 俺も先輩のちんぽしゃぶりながら、目だけでうんって返事する。

 中洲君との打合せだと、途中でちんぽと乳首の担当変わろうってことだったんだけど、2人とももう、勢いがついちゃった感じで。

 百道先輩には最低2回はイってもらいたいから、次は交代だなって、なんか妙に冷静な俺。

 それでも口と舌と、手の動きはどんどん激しくしてくんだけど。

 

「いいぞっ、うあっ、こ、このままだとっ、俺っ、イくぞっ……。上川端の口にっ、イくぞっ、イっちまうぞっ……」

 

 先輩、そろそろ限界っぽい。

 先輩の膝下に潜らせた俺の両脚、その脛をスゲえ力で掴んできてる。

 首を仰け反らせながら歯を食いしばってんのは、堪えに堪えて、快感が最高のときにイきたいためだろう。

 

 俺と中洲君が、最後の追い込みをかける。

 

 俺の右手で、先輩のぶっとい竿をスゲえスピードで扱き上げる。

 左手では毛むくじゃらの金玉をやわやわと揉んでいく。

 先輩の右の乳首は中洲君の舌と歯が、左の乳首は伸ばした指先が、爪も使って責め立ててる。

 

「うがあああっ、イくぞっ、イくぞっ、いいか? 上川端の口にっ、俺っ、俺っ、イっちまうぞっ??」

 

 ぶっといちんぽしゃぶるのに精一杯の俺が、返事なんて出来るわけがない。

 だからこそ、俺、先輩のちんぽ舌でベロベロ舐め回しながら、頭をスゲえ早さで前後させる。

 右手と左手も、腱鞘炎になるかってぐらいの勢いで、扱いて、揉んで、先輩の性感を刺激する。

 

 じゅばっじゅばっじゅばっじゅばっ。

 じゅちゃじゅちゃじゅちゃじゅちゃ。

 

 俺のしゃぶり上げと、中洲君の舐め上げが、やらしい音を聞かせてるのはもちろんワザとだ。

 こういうの、絶対先輩も、興奮してくれるよな?

 

「ああああっ、イくぞっ、イくぞっ、口にっ、上川端の口にっ、出すぞっ! 出るっ! イくっ! イくっ! イくううううっーー!!!」

 

 初めてだったんだ、俺。

 ちんぽ咥えて、射精された精液飲むなんて。

 

 飲まなきゃ、っては思ってた。

 さっき、ちょろっとなら、中洲君の汁だって舐められたんだ。

 知らないおっさん達から、何回も何回も飲まされる。

 その練習に、百道先輩のなら飲めるって思って、この瞬間までしゃぶってたんだ。

 

「んんっ、あっ、あっ、あっ……」

 

 先輩、たぶん無意識になんだろうけど、俺の頭押さえてちんぽをより奥に、って感じでイってくれた。

 スゲえ気持ち良かったんだと思う。

 同じ男だし、俺もそれは、分かる。いや、分かってた。

 

 でも、俺、このときは。

 この最初のときだけは、先輩の雄汁、すんなり飲み込めなかったんだ。

 

 先輩が射精した瞬間、なぜか俺の頭ん中で『男』の『射精した』『精液』ってコトバが、突然大音量で鳴り響いちまってた。

 俺の喉が、先輩の汁を流し通すことを、拒否ったんだ。

 

「おいっ、上川端っ!

 やっぱり飲めなかったんだろうっ?!

 吐けっ、吐き出せっ! 粘性高いからっ、喉に絡んだら窒息するぞっ!

 出していいからっ、出せっ! 吐けっ!

 無理に飲もうとするなっ!!」

 

 俺が頬を膨らましてアップアップしてる姿に、先輩が気付いたんだろう。

 先輩の汁、射精の度にどんどん飲んでいかないと溢しちまう、なんてことは俺にも分かってた。

 でも、でも、このときはなんでか俺、飲み込めなかった。

 

 スゲエ量の汁が、俺の口の奥深く、喉のぎりぎり手前に溜まっていってる。

 喉が、カラダが飲み込むのを拒否してるせいなのか、俺、呼吸が出来なくなったようにも感じてて、たぶんそのパニックみたいな感じが顔にも出てたんだと思う。

 

「上川端君っ! 俺が飲むからっ、口っ、開けろっ!」

 

 俺の目の前で身体起こした百道先輩を押しのけるようにして、中洲君が俺の顔をガッと掴んでくる。

 一気に中洲君の口が俺の口にぶつかり、舌が唇をこじ開ける。

 

 飲み込むことも出来ない、吐き出すことも出来ない俺の代わりに、中洲君が自分の口に汁を移せって、やってきたんだ。

 

 中洲君がこじ開けた俺の唇。

 俺の喉の奥から、ガフっと息が上がり、その分の汁が中洲君の口に吸われていく。

 

「いいから、俺が飲むからっ! いいから全部出せっ、上川端君っ!」

 

 あ、俺、中洲君と今、キスしてる。

 こんなときなのに、そんな妙な、そんな馬鹿なこと、俺、思ってた。

 その間にも中洲君の舌が俺の口内を掻き回し、その物理的な刺激で俺が反射的に吐き出す雄汁を飲み干していく。

 スゲエ量の先輩の汁、あらかた中洲君の口に移したら、俺の息も普通に出来るようになった。

 

「落ち着いた? 上川端君……?」

 

 窒息しそうに思えてたのが、なんだか急に大丈夫になったように思う。

 最後、一口分ぐらいの汁が、まだ口の中には残ってはいたんだ。それを察してまた口を寄せようとした中洲君の顔の前に手を出して、俺が動きを牽制する。

 その少しだけ残った汁を頬の片側に溜めた俺が、あんまり口を開けずに2人に謝る。

 

「済みません、百道先輩。ごめん、中洲君……。なんかパニックみたいになってしまって……。もう大丈夫です。中洲君がほとんど飲んでくれて、最後ちょこっとしか無いけど、これは俺、ちゃんと飲むから」

「無理するな、上川端……。初めてなんだ、飲めないなんて、当たり前だぞ」

「上川端君、無理しないで。俺ならぜんぜん大丈夫だから!」

 

 助けようとしてくれる2人に、俺、軽く手を振って、喉に溜まってた汁をごくっと飲み干した。

 たぶんこれ、喉仏の動きで、2人にも伝わったんだと思う。

 

「よかった、上川端君……。慌てて命令口調になって、ごめん……」

「そんな……。中洲君、ありがとう。俺が吐き出せないって思ってたのが分かって、ああしてくれたんだろう?」

「うん、俺でも、先輩の汁、吐き出すなんて絶対出来ないって思ったから……」

 

 俺、目の前の中洲君の胸に顔当ててた。

 スゲえ嬉しくて、スゲえありがたくて。

 

「ありがとな、2人とも……。上川端も、中洲も、いきなり精液飲むなんて、飲ませるなんて、キツかったろ。もっと俺が気ぃ遣えばよかったんだ……。

 済まん、済まん、本当に済まんかった……」

 

 先輩、俺と中洲君の肩を抱いて、俺たち2人に謝ってくる。

 違う、謝るのは先輩じゃない。中洲君じゃない。

 根性なかった、気合い入ってなかった、俺の方だ。

 

「先輩っ! 中洲君っ!

 謝るのは俺の方です。『飲みます。飲ませてください』ってあんなに言っといて、最後の最後に、なんでかダメになって……。

 中洲君がいなかったら、ホントに吐いちまってたかもしんない。

 百道先輩にも、中洲君にも、本当に申し訳なかったっス。

 次は絶対失敗しないよう、先輩っ、俺に気合い入れてくださいっ!」

 

 ここでの『気合い入れ』。

 俺にとってこれはもう『ぶん殴ってください』とまったく同じ意味だったんだけど。

 

「馬鹿が、そんなこと出来る訳ねえだろう。

 咄嗟に自分が飲むって機転利かした中洲もスゲえし、パニックになりながら最後の一口はちゃんと飲んでくれたお前もスゲえし。

 俺に取っちゃ自慢の後輩2人なんだぞ」

 

 先輩、ちょっと涙ぐんでたんだと思う。

 照れ隠ししたかったんだと思うけど、先輩、俺と中洲君の顔を自分にグッと引き寄せてきた。

 

「先輩……?」

「自慢の後輩に、キスさせろ。まだ俺の汁、ちょっとは残ってるだろう?

 唾液と混ぜて、俺にもくれ。3人で同じ匂いになろうぜ」

 

 ぜんぜん理屈は分かんないけど、先輩がいいんならいいやって、唇を寄せる俺たち。

 3人の唇が合わさり、舌が互いの口中を行き来する。

 匂いの残りが3人で共有されてくのが、確かに分かった。

 そして、3人のちんぽが、イッたばかりの先輩のちんぽが、ビンビンにおっ勃ってるのもみんな気が付いてた。

 

「これがザーメンキスって奴なんスかね?」

「アレはさっきの中洲と上川端みたいに、実際の汁をやり取りするのを言うんじゃ無いのか?」

 

 なんか普通の、日常の下ネタに戻った気がした。

 俺、それがすんげえ嬉しかった。

 

「みんな落ち着いたみたいだし、百道先輩の2発目、やりましょうよ」

 

 中洲君が目で笑いながら提案してくる。

 もう俺も大丈夫ってのも、2人も分かってくれてたからこその2度目の話だ。

 

「2人ともいいのか? まあ、お互いぜんぜんおさまって無いが、俺は自分のせんずりでも構わんぞ」

「最初から『練習』ってことでやってるんだから、回数こなしてナンボでしょ? 最低でも俺らと同じ2発はイってもらわないと、なんか俺たちだけイかせてもらったみたいで不公平ッスよ」

 

 俺も回復した分、なんだか勢いが増してきた感じ。

 

「不公平、はよかったな。上川端も大丈夫そうだし、だったらお願いするかな」

「了解ッス! 先輩、さっきみたいにまた寝っ転がってください。今度は俺がしゃぶらせてもらって、上川端君に乳首責めてもらいます」

「ああ、また楽しめそうだ」

「しゃぶるのも飲むのも『練習』ッスからね」

 

 そう、順番からして今度は中洲君がちんぽ担当。

 当然、俺は乳首やらの上半身ってことになる。

 今度は途中で先輩にキスとかしたら、先輩、感じてくれるかなあ?

 

「あ、中洲君。先輩がイったら、その、先輩の汁、俺、半分飲ませてもらっていいかな……?」

「上川端君も、もう大丈夫だよね。うん、最後は2人でザーメンキスして、先輩の汁、飲み合おう!」

 

 これはやっぱり『練習』だから、飲む回数そのものをこなしていかないと。

 

「おいおい、2人だけで盛り上がるなよ。俺の『練習』も兼ねてるんだ。精液、3人で分けて飲もうぜ」

「へへ、了解ッス。なんだか、俺、この『練習』、楽しくなってきたッスよ」

 

 こうしてさっきと体勢と担当を交代して、百道先輩の2度目の射精を促すことになった。

 

 中洲君のしゃぶり上げも凄かったし、俺も見よう見まねで乳首、責め立てたよ。

 先輩、ちょっと強めに爪先で刺激するのがスゲえ『いい』みたいで、これ、明友に伝えたがいいんじゃって思ったけど、前のときのこともあるので、もう向こうも知ってることなのかな、とかさ。

 

 最後、大声上げながら中洲君の口でイッた先輩。

 パニックになってた俺と違って、中洲君は最初の打ち出しから何発か分は上手く飲み込みながら、3人で分けあう汁を先輩の金玉揉みながら溜め込んでくれたみたいで。

 一息ついた先輩を待っての、ホントの意味での3人でのザーキス、やったんだ。

 

 しかも中洲君から分けてもらった汁、先輩がまだ飲み込むなってジェスチャーしてきて。

 んん? って思ったら、先輩、指で3人の口を交互に差してくる。

 ああ、これ、口ん中で先輩の汁と唾液と混ぜて、さらにそれを交換しよう、飲み合おうってのが、俺たちにもすぐにピンと来たかな。

 なんてエロいこと考えるんだって思ったけど、これももしかしたら前回の興行でOBやお客さん達から『仕込まれた』テクかなって。

 

 この練習初日。

 勃起薬飲んで、あれだけエロいことやってれば、俺たちの年齢からしても2回でおさまるなんてことはぜんぜん無くてさ。

 結局しゃぶりの練習もっとやろうぜって、あの後は3人交互のしゃぶり合い飲み合いになっちゃった。

 薬のせいもあるとは思うけど、一人頭あれから4回はイかされたかな。

 その度に互いの唾液と精液混ぜて、飲み合って。

 もうゲップするとあの妙に生臭い匂いが自分の胃から上がってくるのが、なんとも言えない感じでさ。

 あれ、不思議と人が違っても同じような匂いになるのはなんでかなって話してたら、そりゃ元々の汁の匂いが似てるからだろって。

 確かに、違いはあるけど同じ匂いってのが、やっぱり精液だよなって妙に納得したり。

 

 さすがに夜も遅くなったんで、明日からも『練習』続けるぞってお開きにすることにした。

 でも、俺、夜中にアパート帰ってからも、2発自分で抜いたのは、さすがに内緒にしといたことだったんだ。