武則先生も帰って家族だけの座敷になる。つくつく法師は昼寝に入ったのか、うるさいほどだった鳴き声もおさまってきてた。
「さて、俊也。事務的な手続きは武則先生がやってくれたんだが、こっから先は家族加入と褌祝いの儀式だ。
学校で教わってお前も知ってると思うが、褌祝いは9月に入ってからでいいが、加入儀式はさっそくヤるか?
もう昼近いし、今日はゆっくり過ごして明日でもいいかと思うが……」
2番目に年かさの雄太父さんが僕の意志を確かめるように、ゆっくり話しかける。
「儀式しないで家に入れさせてもらうのもなんだかおかしいと思うし、父さん達がよければこれからやらせてください。父さん達や兄さんに認めてもらえるよう、精一杯がんばります」
「よし、俊也も気合いが入ってるな。なら、今から始めるか」
まず「家族加入の儀式」っていうのは、単純に言うと、僕が父さん達全員と家族契約を結んだことをお互いの肉体に刻み込むためのものなんだ。
実際には、父さん達全員の肉棒をしゃぶって射精液を飲ませてもらうことで、家族の一員になったことを祝うって儀式。
当然源太兄さんが射精可能ならそれも一緒に飲むんだけど、兄さん精通まだなんで、それだけはお預けかな。
これまでの外泊や学校に来てもらっての肉体面接で何度も父さん達の射精液は飲ませてもらってるけど、やっぱり儀式となると興奮度も違うし。
もう一つの「褌祝い」ってのは、これまでの股掛け・越中褌に代わって、いわゆる六尺褌を締めてもらって大人の仲間入りをしたことを宣言すること。
中等校からはだいたいみんな六尺締めることになるので、地域とかでもやるからこっちはまあ付け足しみたいなものかな。
別に義務とか必ずやらなきゃってわけでもないし、地区や郡毎によって違いはあるみたいだけど、この地域では代々家族初めはこれでやるってなってるみたい。場所によっては褌祝いは精通の後にやるってとこもあるし、ホントに色々。
地域性儀式についても学校でも教わってたし、先生達との練習で口上も手順も叩き込まれてる。
緊張はあるけど、自分でも大丈夫って自信はあったんだ。
たぶん、この最初の儀式って、ホント儀礼的なものだと思う。
肉体面接のときの父さん達とか先生達の射精とか見てても、その時間内に2回ぐらいイっただけで大人の人達が済むとも思えないし。父さん達ぐらいの年代だと、一日の射精回数、たしか11回平均ぐらいだった気がするしね。
みんな朝から何回かは出してるかもしんないけど、時間的にはそれでも今日一日であと数回はイくはずだし、たぶん、僕なんかの口唇接交技術じゃまだまだ刺激弱いだろうしね。
家族みんなシャワーで身体を流すと、僕は越中を、父さん達は六尺褌をもう一度締め上げる。
これからの儀式への期待からか、みんなの褌の前袋が膨らみを増してきていた。
縁側に面した座敷の奥に、15畳の少し広めの部屋がある。
今日の儀式では基本が全部、立位か座位での行為になるので布団の用意は無くって、みな畳にじかに腰を下した。
僕一人が庭側を背にして座ると、父さん達が相対するように正面に並ぶ。
正座をし背筋を伸ばす。両膝の間を拳四つ分開き、両手を腿の上に軽く乗せる。そのまま父さん達に一礼すると、習った通りの口上をゆっくりと申し立てる。
家族加入の儀式の始まりだった。
「ここに一匹(いちひき)の俊也、成人(おとな)となるべく、股ふたぎに両の脚をば踏み通し、新たなる一人の雄として生まれ変わるなり。いざや、皆々様にて承諾の宣(せん)ありや」
「応、我ら鞍馬家一同、白き血を抜き交わし、俊也の成人を祝うなり」
逸郎父さんの発声に、他の父さん達が唱和して応える。
僕一人がみなの前で立ち上がり、肩幅に足を開く。
ゆっくりと越中の前垂れを払い、腰前の結び目をほどく。足元に落ちた一枚の白布を源太兄さんが片付けてくれる。
褌を締め込んだ父さん達の前で、自分一人が全裸でいる。
その状況だけで、僕の肉棒がびくびく震えるまでに勃ちあがってる。
両手を頭の後ろに回し組み、腰を突き出すようにして、全身を父さん達の視線に曝す。
「ここに一匹の俊也、十八数えるこの躰、皆々様に差し出したり。一匹の雄にあたうべく、皆々様にて御検分あれ」
「応、かしこみて俊也の躰、まずは鞍馬家当主、逸郎が手にて検分いたす」
立ち上がった父さん達も興奮してくれてるのか、六尺の前袋が張り裂けそうに膨らんでる。褌を締め込んだ5人の熟れた大人のずっしりした肉体が、僕の目の前に迫ってくる。
まずは父さん達による肉体検査だ。
逸郎父さんが僕の前に来ると、僕の下半身に手を伸ばす。
父さんのゴツい掌が僕のおっ勃った肉棒を右手で軽く扱き、鈴口に浮かんだ先汁を膨れ上がった亀頭にぐちゅぐちゅと塗り広げた。
神聖な儀式の中、声だけは出すまいとしてたんだけど、思わず「うっ」と漏れてしまう。
逸郎父さんがおっ勃った肉棒を存分に確認すると、今度は両手で僕の肩、腕、胴体周りをゆっくりと撫であげる。
父さん達と源太兄さん、全員が僕の肉体検分を終えると、みなが最初の位置に戻り腰を下ろした。逸郎父さんが宣言する。
「逸郎他、鞍馬家のすべての者、この手にてこの俊也、一匹の雄と見たもうたり」
「本日より、この雄、一人の俊也、鞍馬家の一員となりたく、ここに鞍馬家皆々様の雄汁をいただき、知と血の共有と継承を承らん」
僕が応えた。
学校で習った通りに、口上を述べる。言い終わった後にまた一礼。ぐっと頭を下げて、父さん達に礼を尽くす。
「応、我ら鞍馬家一同、俊也の心身受け入れるべく、雄の汁もて注ぎたり。知と血の共有と継承をなさん」
父さん達が唱和する。
頭を上げると、父さん達が再び立ち上がるタイミングで、僕もまた仁王立ちになる。
「それでは、皆、下帯を解かれい」
逸郎父さんの声かけで、全員がするすると六尺褌を解き始めた。足下に落ちた褌はやっぱり源太兄さんが片付けた。
素っ裸になった4人の父さん達と僕が向かい合う。
源太兄さんは下手に一人、もう一度あぐらに腰を下ろす。父さん達は4人とも、足は肩幅に開いて腕組みをし、ぐっと腰を前に押し出している。
もちろん僕も父さん達も源太兄さんも、みんなもう、チンポはぎんぎんにおっ勃ってる。
僕もそうだけど、こういう特別の日っていうのは、朝から何度も勃起して、勃ちっぱなしになるって先生が言ってた。
これまで僕たち生徒が多数で先生を囲む、っていうのは何度もあったけど、成熟した大人の人達に、僕一人が囲まれるっていうのは、ホントに初めてだ。
4人の父さん達の股間から、二握りしてもまだ余るほどの逸物が一斉に僕を睨みつける。どの肉棒も腹面計測でも24センチは軽く超えてると思う。びくびく蠢いて、先端からたらたら先走りが垂れる様子は、すごい興奮ものだった。
向かって一番右の、逸郎父さんが最初になる。
その逸郎父さんに向かって、今度は僕から声をかける。
「先ずは、この俊也、鞍馬逸郎の息子となるべく、精をいただきたく」
「応、鞍馬逸郎、息子となるこの俊也に、雄の証したる、汁を与えん」
仁王立ちした父さんの前に進むと、二人でがっしりと抱き合う。
ここでも立位正挨拶。僕の方が背がちょっと高いので、逸郎父さんを抱え込むようにキスをする。
下半身での逸物同士の擦り合わせは、大人同士の正式な挨拶だ。
舌を絡め合う接吻をたっぷりとやって、お互いの唾液を舌の上に送り込む。
逸郎父さんの丸く突き出た、それでも堅く締まった腹肉と僕の腹筋の間で、ギンギンにおっ勃った2本の肉棒が、ゴリゴリと擦れ合う。
キスとチンポの擦り合わせだけで、僕の肉棒はびくびく震えて、精通の前の時期だけに味わえるドライオルガを感じてる。
逸郎父さんのもっさりとした体毛が僕の全身を嬲り、二人の先走りが腹を濡らす。視界の端では、他の父さん達が僕たちを見ながらゆっくり自分の肉棒を扱きあげてる。
逸郎父さんが無言で「そろそろ」って促した。
僕はゆっくりと膝をつくと勃ち上がった肉棒は避け、まずはたっぷりとした量感でぶらさがっている金玉を、肛門側からべろりと舐め上げる。
全身毛深い逸郎父さんも金玉だけは剃り上げてるのか、細かい皺だらけのふぐりを直接味わうことができた。
「おお、おうっ……」
父さんの押さえたような声が、僕なんかの愛撫でも感じてくれてるってのを伝えてきてくれる。
舌全体がを使って、逸郎父さんのデカい睾丸をねぶりあげる。
ぼってりとしたふぐりの中で、金玉がごろごろ動き回る。
チンポを伝わって垂れてきた先走りと、自分の唾液をぐちょぐちょに混ぜ合わせながら、金玉に塗り広げていく。
授業で先生達に教わったように、片方の睾丸を口の中に含み、ふぐりの表面を舌で舐め回す。
口蓋で軽く圧をかけながら、ぷっとはき出す。同じモノをぶら下げている雄同士だから分かる、痛みと快感のギリギリのところを見極めながら、何度か左右の玉にこれを繰り返す。
感じてくれてるのか、逸郎父さんのあえぎ声も少しずつ昂ぶってくる。
二つの睾丸を充分に刺激した後は、父さんの股間に身体を沈め、顔をぐっと埋めた。
鼻でふぐりを押し上げ、顎を突き出すと、舌先を肛門のすぼまりにねろねろと這わせた。
僕らは中等教育校に進むと、初等校では習わなかった肛門接交を教わることになる。
もちろん4人の父さん達は当然全員タチウケ出来るし、僕のこのケツ穴奉仕にもきっと感じてくれるはずだ。
僕のたっぷりと溜めた唾液と逸郎父さん自身の先走りでぐちゅぐちゅになったケツ穴に、舌先を出し入れする。右手のひらは、前汁でぬめるでっかい亀頭にかぶせてぐりぐりと責め立てる。
父さんの腰ががくがくと揺れた。
ケツ穴を堪能した後、でかくて半分ぐらいまでしか咥えられない肉棒を、じゅぼじゅぼと尺八。
4人の父さん達の中で、太さでは一番だと思う逸郎父さんのチンポ。指の太さぐらいに盛り上がった尿道海綿体が、舌先を跳ね返すように前後する。
右手ではでっかいふぐりを柔らかく揉み上げ、左手は尻肉からケツ穴をぬるぬると刺激する。だらだら出てくる先走りが、しょっぱくてすごく美味しい。
「源太も上手いけど、俊也のしゃぶりあげもすごいな」
「普通にヤるときと違って、金玉から肛門、肉棒の刺激も念入りですごいしな」
実雄父さんと伍三郎父さんのかすれたつぶやきが聞こえてきた。
なんだかちょっと恥ずかしかったけど、源太兄さんに負けたくない、逆にもっと逸郎父さんを喜ばそうと、僕はやっきになった。
「よし、イくぞ。今日の一番汁だから濃いぞ。俊也、こぼさず飲めよ」
尺八を5分も続けた頃だろうか。父さんの金玉がぐりっとせり上がって、射精寸前の昂ぶりを知らせてくれる。
でっかいチンポをしゃぶりながら、声を出せない僕は、いっそう喉奥まで父さんの逸物を突っ込むことで、諾の返事をした。
父さんの声に、朝から出さずに溜めてくれてたことを知って、僕もすごく感動した。
「イくっ、イくっ、出すぞ、出すぞっ」
逸郎父さんの声に一瞬遅れて、喉奥にびゅるっびゅるっと熱いしぶきが当たる。
ごくごくと喉を鳴らさないと飲み干せないような量が、舌先が入り込めそうなくっきりと割れた鈴口から射出される。
先生達と何度も練習したように、右手は太い肉竿を小刻みに扱き上げながら、びくびくと汁を噴き上げる亀頭を、舌と口蓋で締め上げるように刺激する。
「おっ、おおっ、すごいぞっ、感じるぞっ」
逸郎父さんの腰が、思わずも引けそうになる。
「でっ、出る、出てるぞっ、俊也っ、最後まで飲めっ、飲んでくれっ」
左手で毛深い尻肉をぐっと前に押し出すように抱きかかえると、最後の一絞りと、口中の圧を下げるように吸い上げた。
この間、30秒ぐらいだろうか、球海綿体筋の収縮が収まり鈴口からの滲みだしが無くなるまで、肉棒の根本に添えた右手でぐりぐりと扱きあげる。
雄汁と僕の唾液をどろどろに混ぜたものを、亀頭の裏筋とぷっくりとした背面に塗り広げるように、何度も何度も舌と口蓋を往復させる。
武則先生と重人先生が、イッた直後にこれをやられると腰が砕けそうになる、って言ってくれた、僕の得意技だ。
その度に、逸郎父さんが声にならないうめきを漏らすように、うっ、うって感じで僕の頭をでかい両手で押さえ込むようにするのが、すごく嬉しかった。